転生したら転性した挙句に篠ノ之箒に成っていたISプラス2期 作:銭湯妖精 島風
クロエの来訪から更に3日が経ち丁度休日になったので私達は、筋肉にばかり思考が行っているアキヒロを
因みにクロエはラウラへ血縁が有る事やラウラが望めば篠ノ之家へ養子に入れる準備が有る等、様々な事を話し姉さんや協力者のお陰で最低でも3年間の猶予が有るので、ゆっくり考える様にクロエはラウラへ告げ、姉さんが心配だからと帰って行った
言い方は冷たいが、クロエはクロエでラウラの事を思っているのは分かったし姉さんは本気なのだろう
「そういえば箒はシャルと前から友達なんだよね?何処で知り合ったの?」
休日でモノレールが混み合っていたので一先ず休憩がてらカフェに入り頼んだアイスカフェラテを飲みながら一夏が私とシャルロットを見て言う
「ん?あぁ、そういえば話していなかったか?私とシャルロットの出会いはデュノア社でだな」
「確か2年ちょっと前だっけ?」
私も自分のアイスカフェオレを飲みつつ答え、シャルロットも私に続き答え、鈴はアキヒロが逃げない様に監視しつつ聞き耳を立てている
アキヒロは諦めた表情で静かにブラックコーヒーを飲んでいて、ラウラは今朝早くにセシリアが率いるクラスメイト数人が拉致していったと同室のシャルロットが言っていた
「そうだな、姉さんの付き添いでデュノア社に出向いた時に、ちょっとした事件が有って、ソレを解決する過程でシャルロットに出会い仲良くなったんだ」
「ボクは箒と篠ノ之博士に救われた、だから凄く感謝しているんだ。アクアビットのお陰で傾きかけていたデュノア社も存続出来ているしね」
「箒は何処に行っても箒だね、お人好しなんだから」
私とシャルロットの言葉を聞きクスクスと一夏は笑う
「別に、セシリア風に言えばノブリスオブリージュって奴だ。大した事はしていない」
「ん〜箒が男の子または一夏みたいなパートナーが居なければ惚れてしまってたのに、残念」
私の言葉に本気で残念そうな表情で言うシャルロットを見ないようにしつつ一夏を見ると
「あげないよシャル、箒は私のだからね?」
とニコリ笑み言う
嬉しいは嬉しいが、恥ずかしげも無く言わないで欲しい、私が照れてしまう!!
「うへぇ・・・ナチュラルに惚気ないで欲しいわね一夏、一応ここは公共の場なのよ?」
砂糖でも吐きそうな表情で鈴が一夏に言う
「ふふ、事実だから」
「はいはい、分かったわ。アキヒロ、そのブラックコーヒーを一口頂戴、惚気がキツくて辛いわ」
そう言い鈴はアキヒロの返事を聞かずにアキヒロのブラックコーヒーを奪い飲む
鈴の性格を考えれば気にはしないのだろうが、チョロい奴だと勘違いしそうな行為だと思う
まぁアキヒロも鈍そうだし、気にしないでおこう、そうしよう
お待たせしました