転生したら転性した挙句に篠ノ之箒に成っていたISプラス2期 作:銭湯妖精 島風
続 一夏ちゃんside
アレから寮の部屋に戻ると箒がタブレットPC片手に誰も居ない空間へ話しかけていたが、私が帰って来た事に気付き私の顔を見て何かを感じ取ったのか膝枕をしてくれた
その後、ちょっと我慢出来なくなって箒とイイ事をしてからクラス代表就任祝いに参加したら、姉さんに再び呼び出されてしまった
寮長室こと姉さんの部屋に行くと姉さんがコーヒー片手にソファーに脚を組んで座っていた
「何か用でしたか?織斑先生」
私は後ろ手に扉を閉めて鍵を掛けながら尋ねる
「今は職務時間外だ一夏、だから今は家族として お前に話しておきたい事が有ってな」
教師モードの鋭い刃の様な雰囲気ではなく、いつもの私に甘い姉さんの雰囲気で私に そう言い立ち上がりコーヒーメーカーからコーヒーをカップに注いで私に渡す
「分かったよ姉さん、それで私に話しておきたい事って?」
コーヒーメーカーの横に置いてある容器から角砂糖を2個取ってコーヒーに入れ一口飲んでから姉さんに尋ねる
「・・・お前がマドカと会ったと、更識に聞いてな。今まで隠していた事を明かす事にしたんだ」
妙に神妙な面持ちで姉さんは言いソファーに再び座りコーヒーを一口飲む
とりあえず私は姉さんの隣に座り、姉さんの言葉を待つ
「・・・まずは・・・そうだな、私達の両親の話からにしよう。お前には両親は事故で他界したと言ったが正確には違う、亡くなったのは母さんだけで父親は生きている筈だ」
筈、と言う事は、お母さんが死んでから1度も会って居ないのか、何年も会ってないのか、そんな所か
姉さんは、私の様子を気にしながら話を続ける
「父親の実家は、其れなりの家らしくてな?親に決められた本妻が居た様でな、母さんは所謂 愛人とか妾と言う奴で、私と母さんは別宅に住んでいた訳だ、お前が生まれた直後に母さんが病気を患い死ぬまでは」
普段は怒りなどの感情を表に出さない姉さんが僅かに感情を露わにしているのに気付いたが、見なかった事にして私は頷く
「私達はあくまでも母さんの付属品でしかなかった様でな、生活資金だけを置いて奴は二度と私達の目の前に現れはしなかった」
そう言い姉さんは、温くなったコーヒーを一気に飲み干して深く息を吐く
「それと、今日会った彼と何の関係があるの?まさか本家の子とか?」
コーヒーを飲んでから冗談半分で言うと、姉さんは無言で頷く
「・・・つまり、彼は私達の異母キョウダイって事?」
「そうなるな、だが私にとっての家族は一夏、お前だけだ。余程の事が起こらない限りは、箒がいずれ加わるだろうがな?」
姉さんは暗に
「私としては、そろそろ姉さんも彼氏の1人も作って欲しいな〜なんて思うんだけど?」
「お前も言うようになったな?そうだな・・・そろそろ頃合いかも知れんな?」
まだ姉さんは若いが、束さんは既に養子とはいえ子持ち
妹の私は同性だが恋人がいる状況だ
実は姉さんも気にしていたのかも知れない
姉さんは美人だが、ブリュンヒルデとしての存在が知れてしまっているので、相手を見つけるのが難しいのかも?
なんだか姉さんの未来が心配になって来た
お待たせしました
大した文を書けずにすみません