転生したら転性した挙句に篠ノ之箒に成っていたISプラス2期 作:銭湯妖精 島風
アキヒロside
俺の名はアキヒロ・フランクランド、幸か不幸か人類2例目の男性IS適合者になってしまった、しがない男子学生だ
いつの間にか決まっていた試合へ出る為に、俺の専用機の製作者の篠ノ之箒に最終調整をして貰い、担任の織斑千冬の指示でカタパルトへグシオンを接続する
「行ってこいアキヒロ」
「応援してるね?アキヒロ君」
「・・・応、ただでやられねぇよ。アキヒロ・フランクランド、グシオン
少し前に体重を掛けると一気に加速され直ぐに
「お待ちしていましたわ」
「・・・すまんな、こういう時の作法を知らないんだ」
目線を合わせてはいても全身装甲のグシオンは俺の素肌の部分なんて一切見えないが、オルコットは俺の表情が分かったのかクスリと笑い
「貴方は わたくし が想像していたより紳士ですのね?それに免じ遅刻は不問にいたしましょう」
そう言いオルコットは俺へライフルの銃口を向ける
「それは有り難い、なら遠慮なくやるだけだ」
俺もロングレンジライフルを二挺展開しオルコットへ向け、チラっと視界の端に映る半透明の少女を見る
この少女は俺が始めてグシオンに乗った時から見えていて、グシオンに乗っている時にだけ見える奴だ
未だよく分からないが、幽霊の類いでは無いのは分かっている
そして少女が俺へ言う、始まる と
直後、試合開始のブザーが鳴り俺はロングレンジライフルでオルコットへ銃撃を始め、オルコットの初弾が俺に直撃するが無視して移動しながらロングレンジライフルでの銃撃を続ける
「な、貴方も そうなんですの!!?」
「何の事か分からんな」
箒にグシオンの説明を聞いたが、グシオンに用いられている装甲は一般的な安価なISの装甲材に特殊な金属塗料を使用した特殊装甲らしい
詳しくは覚えていないが、かなり頑丈で光学兵器の類いに高い耐性を持っているらしい
とはいえ、同じ場所に連続で当てられない様にしろと言われているので、出来るだけ回避を心掛けているのだが、やはり代表候補生になるだけあってオルコットは的確に俺へレーザーを当ててくる
「・・・グシオンで無ければ既に終わってるな、これは」
「本当に硬いですわね、当てても当ててもビクともしません」
そう言いオルコットは俺からの銃撃を回避しながら愚痴っぽく呟く
俺の攻撃が当たらない以上、根比べになりそうだ
お待たせしました
約2週間ぶりくらいの更新になり、すみません