普通とはかけ離れた奴が学院に紛れ込みました。 作:DaTa 23°
今回もだいぶ遅くなってしまいした。
あと、ここは早く進みたかったので短いです。
理由とかは後書きで。 それではどうぞ。
(くそ、セリカの奴、なーにが陛下と会えば解決する、だよ⁉ 解決どころか絶対絶命のピンチじゃねえか⁉ こいつ、マジで俺達をはめたんじゃねえだろうな)
グレンが打ちひしがれてその場でうずくまるルミアを庇うように前に立つ。
(くそッ! 俺があのゼーロスおっさんと、この間合いでやり合えるわけがねえ! 呪文一つ唱える間もなく殺されちまう......ッ⁉)
(やるしか、n...ッ⁈)
グレンが覚悟を決め、古式拳闘の構えを取ろうと前を向いたときそこには自分の生徒であるシュウ=アライが左手に白いカード持って前に出している状態でゼーロスの前にいた。
「なっ⁉ 貴様はなぜここにいる⁉ まあ、いい。 いい機会だ逆賊共々始末してやろう‼」
お互いが一歩を踏み出したところで戦いの火蓋が切られる。
先手を打ったのはゼーロスその手に持っている二刀細剣の片方を振りかざす。 それに、対し白いカードを中心に光の線で六芒星が描かれる。 それに反応したゼーロスはその場から離れるその直後先ほどまでゼーロスがいた場所に火柱が上がる。 さらに、シュウはすでにもう一枚カードを取り出したがゼーロスはカードに向かい細剣を前に突きにきていた。 これをみたシュウは瞬時に横に避けるのと同時に無詠唱で魔術を起動させる。 ゼーロスの攻撃を紙一重に避けたシュウだが、ゼーロスはもう片方の細剣で攻撃をし始め、その攻撃はシュウに向かい放たれていたが途中ではじかれる。 これは、先ほど発動した魔術で六角形の透明なものがはじかれた場所にあった。 細剣がはじかれたその一瞬でシュウはカードを三枚手に持ち同時に発動するそれは確かに【ショック・ボルト】なのだが、一本の紫電なのだがこれは五本。 それが三で計十五本が襲うゼーロス一人ならば避けることができたのだろう。 しかし、ゼーロスの後ろには陛下がいる。 それがわかったゼーロスは、陛下の前に立ちその身で陛下を守る。 【トライ・バニッシュ】を付与していたゼーロスは動けることはできたが明らかにダメージを負っていることが分かる。
これを見てグレンはあることに気付いていた。
シュウの右手が光の粒子になって消え始めているのだ。 さらに、それはどんどん進んでいっていることに。
(どうやっているか分からんが時間がないこうしている間にもシュウは…………ッ⁉︎)
(そういえば...なんで陛下は、このタイミングであんなことを言ったんだ?)
(陛下があえて本音と逆のことを言っているのは間違いない。 なら、なぜそんなことをする? 公の場で本音をいえないのはわかるがが、わざわざ本音と逆のことを言う意味、嘘をつく意味はなんだ? 陛下が意味のない無駄なことをするような人間か? あえて嘘をつかなければならない...本当のことをいってはならない、理由が、ある? もしかして、ひょっとすると)
「陛下。 その首のネックレス……綺麗ですね、似合ってますよ?」
グレンが言葉を発したのと同時にシュウの体は消え去った。
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夕闇の帳が辺りを包み始める閑散とした裏通りを、ひっそりと人影が歩を進めていた。
「まさか失敗してしまうとは思いませんでしたわ...」
だが、その声色に落胆はない。
「せっかく陛下を人質に、セリカ=アルフォネアという規格外の動きを封じることができましたのに・・・さすがは第七階電梯、中々の狸ですわね。 それにグレン=レーダス......まったく、とんだジョーカーがいたものですわ」
「それに、あの割り込んできた少年...ふふっ、これはこの作戦の目的とは違いますがとてもいい情報が手にはいりましたわ」
「へー、じゃあ今会えたことは感動的なんじゃない? エレノア=シャーレットさん」
彼女が歩いている裏通りの曲がり角からとある少年が出てきた。
「あらあら、わざわざ待ってくださっていたのですか?」
「そんなことあると思ってるの? 三年前あれだけ鬼を送ってきやがって。 まっ、鬼ごっこは楽しかったし、役にたっているからいいんだけど」
「あら、でしたらもっと送ってさしあげましょうか?」
「ふざけんな。 流石に二年間やったらから飽きたわ」
「ふふっ、冗談ですよ。 無駄死でこちらの戦力は落としたくありませんし。 今は別の目的がありますしね」
「あー、ティンジェルさんを殺そうとするってやつ?」
「いえ、正確にはその身がほしいのですけれど。 今回は残念ながら邪魔がはいりました」
「そう言っている割にはあまり残念そうじゃなさそうだな。 俺のためにも殺さないでくれると嬉しいかなぁ。 そのためにも、ここで貴方を殺してもいいんだけどそれじゃあこの物語は面白くない」
「だから、貴方たちには頑張ってほしい。 全力でその願いを叶えるために」
「えぇ、貴方にいわれるまでもない。 だが、貴方も同じ目的でしょ?」
「まぁ、そうなんだけれどね。 おっ、そろそろか。 じゃ、また。」
「なるほど...どうやら帝国もぼんくらばかりではないようですね。 それではまた。 ◼️◼️◼️=◼️◼️◼️◼️」
「今はシュウ=アライだって」
一人の少年はその場から消えもう一人は止めていた歩を進めた。
最後まで見ていただきありがとうございます。
ここからは、理由(言い訳)なので見なくても大丈夫です。
まず、今回遅れてしまった理由はまたまた、部活とかですね。 試合が多かったりと大会が多かったりして、帰ってきてもすぐ寝てしまったりしてしまいました。 あとは、今後のストーリーめっちゃ考えてました。 まだ、書き終わってないのにね笑。
週1か2で書けたらなぁと思うこの頃。 実現するかは分からない。
それでは、また次回。