というわけで、更新が遅くなるかもしれません
あと、加入順はナツとエルザは同じ時期で、グレイだけは原作と違って、割りと遅めになります
エルザと強くなると約束してから4年後、今オレは、ある依頼を受けていた。依頼内容は、奪われた魔道具の回収だった。その魔道具の名前は、簡単魔法《インスタント・マジック》ペンダント型をしたそれは、発動条件がどんなに厳しいものであっても、発動条件に匹敵する魔力を流せば、発動できるという。すごいアイテムなのだそうだが、使えるのは一回のみで使用した途端に壊れてしまうのだそうだ。しかも、値段は、一億ジュエルととんでもない値段なので、今ではほとんどみかけない商品なんだが、ある国の国王の宴に呼ばれたのでその時にそれを使ってすごい魔法をやろうとおもったのだが、盗賊に盗まれてしまったので取り返してくれというものだった。盗賊のアジトは、ブラーゴの街外れにあるらしいのでそこに向かっていた。
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~ブラーゴの街外れ~
「ぶっぎゅ!」
「ぐぇ」
「がはっ!」
「ぐはっ!」
今、オレは、盗賊との戦闘中であるのだが、聞いていた人数よりも大分少ないのである。依頼人が言うには100人ちかくといっていたのだか、今目の前にいるのは全部でせいぜい40~50人。半分以上少ない
しかも、こいつら急いでどこかに逃げるように準備をしているようだった。
まぁ、でもそんなの関係ないけどね
『絶竜の瞬激!!!』
瞬間、魔法を腕にかけ、光の速さで敵に攻撃していく
「「「「「「ぐはぁ!!!!」」」」」」
「ふぅ、いっちょあがりっと、後は依頼品を回収するだけだな」
奥の方に向かうといかにも罠というような感じで宝箱がおいてあったのだがもしかしたらと思い開けてみると、
パッカーン
中には黒い宝石が真ん中に埋め込んであるペンダントが入っていた
「……本当に入ってた」
かくしてなんか残念な感じで依頼を達成しました。
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「どけっ!!オレはデリオラを倒しに行くんだ」
「無茶だグレイ一回落ち着くんだ」
「うるせぇいくっていったらいくんだ」
sideウル
私は、今必死で私の弟子グレイに説得を試みていた。
私には弟子が二人いる一人は、今デリオラを倒しに行くと言っているグレイと兄弟子のリオンである。
なぜ、グレイがデリオラを倒しに行くと躍起になっているかというと、グレイはデリオラに家族を、いや街ごと壊されてしまったからなのだ。
それとなぜ今なのかというと、近くの街であるブラーゴにデリオラが向かっているという情報が流れてきたためである。
ちなみに、デリオラとは巨大な体をした怪物である。
「オレはデリオラを倒して皆のかたきを取りに行くんだ!」
そういうと、グレイは走っていってしまった
「っ、リオン、グレイを追いかけるよ」
「ああ」
こうして私たちはグレイの後を追った。
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街についた時私が見た光景はまるで地獄だった。
建物は、崩壊し燃えていて、そのなかで尚動き続ける怪物。
「グレイはどこにいる探せリオン」
「建物が邪魔でどこにいるかわからないよ」
「それでも探すんだ」
「わかってるよ」
「グレ~イどこにいるんだ返事をしろ~」
「グレ~イさっさと出てこい!!」
「あっ!見つけたあそこだデリオラの目の前だよウル!!」
「リオンはここにいろ!!グレイを連れ戻してくる!」
そう言って私は走り出した。
私がたどり着く時にはデリオラがグレイを攻撃しようとしているところだった。
「っ間に合えー!!」
次の瞬間
ドゴーーーーーーーーン
その場に大きな穴ができるほどの威力が響き渡った
「ウ、ウルどうしてここに、しかも右足が…」
ギリギリセーフといったところか、まぁ、右足を反動でなくしたが…
「ウルごめん、ごめんなさい」
まぁ、でもこうして私の弟子がいきているのだから私の右足なんて安いものだ。
だが、まぁ敵は逃がしてはくれないよなぁ
再びデリオラが動き出す。
「グレイいいかよく聞け、今からあっちの方向へ全力で逃げろ!私が時間を稼ぐいいな!」
「ウルでも、そしたら、ウルが、イヤだよウルを置いてくなんて…」
「いいから、行け!二人とも死んだらいみがないんだいいから行け」
私はそういうとグレイの前に巨体な氷の壁を造り出す
「さよならだグレイ、本当ならもっとお前の成長を見ていたかったんだがな…」
「まぁ、でもお前の闇は私が封じよう」
『絶対氷結《アイスドシェル》!!』
この魔法は、自身を氷にすることで相手を封じる氷の造形魔法。やつはでかいから完成するまで時間がかかるだろう。最後の一瞬までやつから気を離さないようにしないと
そこへ…
「おい、」
「‼‼」
わたしは今確かにデリオラに意識を集中させていたが人の気配に気がつかないほどではない。
そこにいたのはグレイと同じぐらいの男の子
逃げ遅れたのだろうかと思ったが
「それは絶対氷結《アイスドシェル》か?」
「‼‼」
アイスドシェルを知っている?何者なのだろうか
すると、彼が
「あっちにいた子どもたちは、お前の子か?」
瞬間私は怒鳴っていた
「あの子たちに手を出したら許さない‼」
ビクッ
彼は一瞬後ろに下がると再び口を開けた
「なら、お前があの子たちを守ってやれよ」
「ッ!!それができたら、できたら、どれだけ良かったか、でも、無理私はこの魔法で…」
「氷になるか?」
「ッ!!そうよだから無理、わかったならあなたも逃げなさい」
「氷にならなければいいんだな」
「そんなのは無理に決まってる。この魔法を使ったら最後相手を完全に封じる代わりに術者自身が氷になる、発動しても氷にならないなんてそんな都合のいい話あるわけがない」
すると、彼は右手を私の肩に触れ、左手に何かを握りしめながら叫んだ
『自己犠牲《サクリファイス》』
瞬間、私の体が氷になるのが止まり、代わりに後ろから
叫びが聞こえた、
「うおおおおおおおおおお‼」
彼の体からは凄まじい量の魔力が放出していた。
その魔力はやがて、氷となりデリオラを封じていく、
彼が何かをしたのはわかる。
だか何をした発動条件を無視してアイスドシェルを発動できる方法なんて…
いや、一つだけあるが、それをグレイと同じぐらいの子が、あり得ない、あり得ない、それも、確かあの魔法具は、その分の魔力を払わなければならない。
あの子にそれだけの魔力があるなんて、到底信じられない。
そして、運命が変わる
私は今日死ぬはずだった
アイスドシェルを発動して氷になるはずだった
それが、どうだろう見たこともあったこともない少年が私の代わりに命をかけて戦っている。
そして、彼が封印をし終わった直後、左手に握りしめていたものは砕け散り、私は意識を失った。
死ぬはずだった私の運命は、弟子と同じぐらいの子どもによって砕け散ったのであった。
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sideリュウマ
怪物の封印が終わったあと、助けた女性は、意識を失っていた。
彼女は、右足がなく、左手も半分失っていった
オレはなけなしの魔力を振り絞り、氷の造形魔法で
左手を造り止血した、
そのままオレの視界は暗転した。
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目に強い光りが入るここはどこだと思って目を開けると、
「おはよう、よく眠れたか少年」
オレが助けた女性が立っていた
「う…うん?えっとここは?」
「ここは病院だ、あのあと私たち二人は意識を失っていたところを戻ってきた街の人に助けてもらったんだ。」
なるほどと、相づちをうちながら事の顛末を聞いていると、
「ところで少年助けて貰ったのに名前も知らないなんて、失礼だと思うので名前を教えてくれないか?」
「あぁ、リュウマだ。フェアリーテイルの魔道師だ」
「リュウマか、いい名前だ。私の名前は、ウルだ。ところでなぜ、あのとき私を助けた?私を助ける義理などなかったはずだが、しかもあの魔道具私の間違いでなければ簡単魔法《インスタント・マジック》だろう、そんなものどこで手に入れた」
「助けたのは成り行きだ。それで、魔道具のほうだが、あれはその…えと」
「言いづらいことなのか?」
「はい、依頼の回収品だったんですけど、まぁ、四方がなかったということで後で謝りに向かいます、ところで何日くらい寝てたんですかオレは?」
「3週間だ。何度も生と死の狭間を行き来してたらしいからヒヤヒヤしたぞ」
「それはどうも、ところで子どもたちには会えたんですか?」
「いや、私が起きたときにはもう出ていった後でな会えなかった。せっかく助けて貰ったのにすまないな」
「別にいいですよ、生きてればまた会えますって、そのときまでのお楽しみってやつですよ」
「あぁそうだな、本当にありがとう」
そうして、話をしていくうちにウルの家が吹雪で、壊れてしまったらしいので、オレたちの家に来ないかと聞いたところ涙を流しながら
「リュウマには、助けて貰ってばかりだな私の体が、治ったら恩返しは、十分にさせてもらうつもりだ」
そうウルの体は、アイスドシェルの影響により全身の筋肉が衰えていて、かろうじて歩けるレベルなのだ。
医者によると治るのには1年2年かかるらしいが、ウル曰く、そんなのあっという間だそうだ
こうして、フェアリーテイルに帰るまでの療養期間中に家のことなど自分達の過去について語り合った。
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~フェアリーテイル~
「久しぶりに、帰ってきたな」
と、フェアリーテイルを見ながら呟くと
「そうか、ここがフェアリーテイルなのか」
と感慨深く見つめていたので
「行こう、ウル」
「そうだな、行くか」
そして、フェアリーテイルの扉を開けて
「只今、今帰ったよじっちゃー」
ドスッ
となにかおもいっきりぶつかってきたので誰かと思ったら
「よかった、よかったよぉ、またいなくなちゃうのかとおもったぁ」
となきながら頭を胸に擦り付けてくるエルザがいた
「ごめんな、エルザただいま」
泣きながら「おかえりなさい」
と微笑むのだった。
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そして、その後マスターや母さんに事の顛末を話、ウルのことを話すとエルザがムッとしていたがなんだったんだろうか、結果としてウルは俺たちの家にすむことになり、マスターは、ウルを、フェアリーテイルのメンバートして受け入れたのだった。
依頼の件に関しては、怒られると思ったのだか、どうやらあちらの国の国王が凄く感謝していたので、報酬より多い額をもらったのであった。
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これは、運命さえ壊していく少年の物語である
一応デリオラ過去終わりました。所々ご都合主義がございましたがご容赦ください
一応次はリュウマの設定をあげたいと思っています
読んでくださってありがどうございます