~4年後~
ギルドの扉を飛び出していく一人の少年がいた。
彼の名はリュウマかつて災害と呼ばれた竜に育てられた
ドラゴンスレイヤーである
そんな彼が飛び出していった理由はというと、ある主婦たちの会話が発端であった。
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「最近、人さらいが増えてるらしいわね」
「そうね。うちの子たちも連れていかれないようにしないとね」
「そういえば、この間もなんか変なマークつけたじいさんがつれていかれたらしいわよ」
「変なマークって?」
「なんか背中にでかくあったらしいわ確か…そう‼あれよ‼あれ‼」
主婦の一人が指差したのはギルド勧誘のポスターそれも…
「あれは…確かフェアリーテイルの紋章じゃない」
「でも、フェアリーテイルって確か強いのよね」
「そうだよね、なら見間違いじゃない」
「そうよね、ごめんなさい」
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それをたまたま街で聞いていたリュウマは、思い当たる人物が一人いたそれがロムじいである。
小さいときからフェアリーテイルにいるので皆とは広い面識を持つが取り分けロブじいは、その頃から魔法が使えなくなったのでよく遊んでもらっていたのである
それを聞いた彼がとる行動はひとつロムじいを取り返しに行こうという決断をし、慌ててギルドを飛び出したのである。
「ロブじいまってろよ今オレが助けに行くからな」
そう呟くと少年はまた走り出した
バハムートside
私は、4年前からギルドでウエイターをやっている
いつもは、一緒に朝ご飯を食べるのにすでにいなかったしギルドにいるかと思ったのだかいなかったのだ。
あの子の姿が見えないどこにいったのかしらと考えていると
「あれ、ヤミちゃんリュウマと一緒にどっかいったんじゃなかったの?」
ヤミは、私の人間の名である。マカロフさんがこれからギルドで生きていくには必要なものだといい、漆黒のような黒い髪というわけでヤミというわけである。
そんなことよりも、
「リュウマがどっかいたんですか!?」
と前のめりにからだを乗り出して聞くと
「あぁ、朝早くなんか荷物をもって走っていったからどこかに出掛けるのかと思ってたんだけど」
「出掛ける⁉そんな話聞いてないわよ」
そういうと家まで走って帰っていった
家に帰って辺りを探してみるとポストの中に一枚の紙が入っていて内容は…
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おかあさんへ
ロブじいを探しに行ってきます
リュウマより
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私は心配になって辺りを探しましたがもう影ひとつ見えませんでした
その事をマスターに話すと
「ギルドのメンバー気遣う心か
成長したのぅリュウマ」
なんていうものだからげんこつをかまして
「そんなことよりも早く連れ戻してください。
何かあったら心配で心配で」
「いたいのぅ~まったくお前さんは心配性じゃのう
彼はもう充分に強いし大丈夫じゃ、それにかわいい子には旅をさせろというじゃろう。信じて待つのじゃ自分の子を」
「……わかりました。ですが、もし帰ってこなかったら……ね」
わかってますよねと続けて私は仕事に戻った
そのときのマカロフの顔は青ざめていたそうだ
とりあえず、今回はここまでです。
次回は、ロムじいのことろまでたどり着いたあとの話までできらばなと思います
読んでくださってありがとうございます。