ONEPIECE~エピソード・オブ・クリューギュロス~   作:与麻奴良 カクヤ

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今回も短いです


161 第八十二話 バギーを止めろ

『                                            歴史は繰り返される。

 

  今思えば、この時から既に計画は始まっていたのだ。

 

  世界を一つにする計画が・・・・・・・・・神が恐れていた、干渉の果てにある崩壊が

                                          』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ルフィを抑え付けるなんて、そうとう強い奴らなんだろうな!?そう思っていた時期が俺にもあった。

死刑台の上でルフィを死刑にしようとしている奴らを見るまでは。

 

 

「罪人海賊モンキー・D・ルフィは『つけ上がっちまって俺様を怒らせた刑』により、『ハデ死刑~~~~っ』!!!!!!ハデに騒げ!!」

 

「ひゃっほう~~~っ!!」

 

「動くんじゃねぇぞ、テメェら!!」

 

ピストルを抜いて空に向かって撃ち、周りにいる一般人を動かさない海賊達。

 

 

「これよりハデ死刑を公開執行する!!!!!!」

 

ぎゃーはっはっはっはっは、と一般人に宣告するのは海賊『道化のバギー』だった。

 

 

 

 

 

「ゾロ、サンジ!行くぞ」

 

「ハァ・・・」

 

「ったく、ルフィの奴」

 

 なんだバギーかよ、と思いつつ死刑台の上で、身動きができない船長の姿を見た俺達の行動は速かった。

 

俺とサンジは持っていた荷物、つまり大量の服が入った袋とデカい魚をナミとウソップに押しつけ、ゾロを合した三人でルフィの死刑を止めるべく走った。

 

 

俺は剃を使い一刻も早くルフィを助けたかったが、剃を使えずにいた。

 

この騒ぎに気づいた海軍が、とっくに広場を囲っているのは俺にとって予測出来ていること。

俺は海軍の目の前で六式を使ったことがない。つまり、海軍は俺が六式を使える事を知らない。

六式は世界政府が使う武術、どこで習得したかを知るために更にしつこく追手が来るだろう。

 

要は自分の身の安全の為に使えないでいた。

 

 

俺達三人はなかなか前に進めないでいた。

死刑台の周りには大人数の一般人が足を止めてルフィとバギーの行方を見ている。

自然の足止めが発動していた。

 

 

その時だ。

 

「おれは!!海賊王になる男だ!!!!」

 

よりによって、この町の死刑台の上でルフィが宣言した。

海賊王が死んだ場所で海賊王になると。

 

一般人らがルフィの宣言を聞き、ざわめきだす。

 

俺はルフィの宣言を聞き、はっとなる。

 

もう海軍なんか気にしている場合ではない。

 

気づけば叫んでいた。

 

声が重なる

 

「「「その死刑待て!!!」」」

 

同じタイミングでゾロとサンジもバギーに対して声を上げていた。

 

「ゾロ!サンジ!ジーク!助けてくれ!!!」

 

「来たな、ゾロにジーク!!だが、一足遅かったな…!!」

 

バギーは俺達を見ると剣を振りかぶる。

 

「とにかく、あの死刑台を壊すんだ!!」

 

「わかってるよ!!」

 

「死刑台じゃなくてもバギーを止めれさえすれば!!」

 

間に合えよ!!俺!!

 

 




大分良くなったかな?
次回、オリキャラ登場!!

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