ONEPIECE~エピソード・オブ・クリューギュロス~   作:与麻奴良 カクヤ

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今回は三人称視点でお送りいたします。


158 第七十九話 鷹の目の訪問

「うあぁぁーーー!!」

「鷹の目ッ、貴様何しに来た!!」

 

砂浜でお酒を飲み、楽しんでいた海賊達は、突然現れた鷹の目に警戒を抱く。

海賊達は剣、又はピストルを持ち、鷹の目を取り囲む。

 

「貴様等に用はない。幹部共はどこだ?」

 

鷹の目はそんなことも気にせず、この海賊団の幹部を探す。

 

「こんなところでキャンプとは……吞気な男だ」

 

周りの海賊共を放っておいて鷹の目はこの海賊団の船長を思い出した。

 

「か、か!!か!!頭ぁ~~~~~~!!」

 

下っ端の海賊が一人、鷹の目が目指す船長や幹部等が滞在している森の奥深くまで大慌てで報告に来た。

その後ろに鷹の目を引き連れ。

 

「よう、鷹の目。こりゃあ珍客だ。俺は今、気分が悪いんだが……勝負でもしに来たか?」

「フン、片腕のお前と今更、勝負をつけたようなどとは思わん」

 

対峙する二人の男。

即一発の雰囲気だが、鷹の目は目の前の片腕の男と争う気はないらしい。

鷹の目はさっさと用件に入った。

 

「面白い海賊達を見つけてだな、お前がしていた昔話を思い出した」

 

鷹の目が取り出したのは二枚の手配書。

それの内一枚を目の前に座っている赤髪の男に渡す。

 

「ある村の…面白いガキの話……」

「「何!!??」」

 

幹部達が声を上げた。

鷹の目が誰の事を話しているかが分かったからだ。

手配書を見て誰だか分かっていた男は嬉しそうにその名を言った。

 

「きたか、ルフィ」

 

その男の名は赤髪海賊団大頭『赤髪のシャンクス』

現在の四皇の一人。

かつて、ルフィの宝物である麦わら帽子を別れ際に、誓いの印として渡した男でもある。

 

まだ小さかったルフィの初手配書、本人を知る者達にとっては嬉しい知らせになる。

シャンクスは飲み過ぎで気持ち悪かったにも関わらず、宴会を開始する。

 

「ん?鷹の目、お前手配書を二枚持ってなかったか?」

 

幹部の一人が思い出し、鷹の目に手配書を出せと言う。

鷹の目は背中をバンバンと叩いて来るシャンクスを引き剝がすともう一枚の手配書をシャンクスに渡した。

 

「麦わらの小僧の、仲間だそうだ」

「「「「「ええええぇぇぇ~~~~~!!!!!」」」」」

「未来ってのはホントに分からねえもんだ」

 

 

 

 

 

 

場所が変わってイーストブルーにあるドーン島ゴア王国の忘れ去られた領土、フーシャ村。

ここでもルフィの初手配書を記念して宴が行われていた。

騒いでる住民達を村長であるウープ・スラップは良しと思っていなかった。

 

「フフ、見てよ村長さん。ルフィの楽しそうな顔」

「海賊は海賊じゃ!」

 




中途半端な場所でもスパッと斬るよ。

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