ONEPIECE~エピソード・オブ・クリューギュロス~ 作:与麻奴良 カクヤ
徹夜で完成です。
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アーロンに攻撃した犯人はウソップ、以外な人物に落胆するも直ぐに気を取り戻してウソップの下に向かう。
「下等な人間がこの俺に何をしたぁ!!」
「うあぁぁぁぁぁああ」
ウソップの攻撃に怒るアーロンはウソップがいる家を持ち上げる。
そこにジークは剃と月歩を使い、ウソップを助け出す。
「お前にアーロンを攻撃する勇気があるとはな。大丈夫かウソップ?」
「ジぃ~クゥ~!!助かった~!!!」
「大丈夫そうだな、降ろすぞ」
地面にウソップを降ろすとジークはウソップに一人で逃げる様促す。
「ひ、一人で!?追手が来るに決まってる!!俺を守ってくれぇぇ~~。お前、バリアが使えるじゅねぇかよ!!」
「バリアじゃなくて鏡だ!!さっきの村人のケガが気になる。それに、お前の逃げ足だけは評価してるよ。それともウソップは俺の評価を裏切って追手から逃げれないとでも?」
本当はウソップが行った先程のアーロンへの攻撃など、普段は逃げ腰だが時折見る勇気のある行動の数々も評価、尊敬しているのだがジークはそれを口には出さずにウソップを煽った。
ウソップはジークの褒め言葉だけを素直に受け取りジークの策略をに嵌った。
「そ、そんな訳ないだろ!!俺様の逃げ足は世界一だぞ!!!見てろ、ジークの援護なんかに頼らずとも魚人共の追跡を振り切って見せるぜ!!!」
「それでこそウソップだ。じゃ、また後で」
ウソップと別れたジークは追手に見つからない様にココヤシ村に戻る。
ジークが村に戻ってみるとあれ程いた人影は三人まで減っていた。
先程アーロンと揉めていた身体中傷だらけで頭の帽子にカラカラと回る風車を付けた人物に刺青を入れた褐色肌に水色髪の女の子、先ほどの騒動の中に見覚えのある二人。
最後の一人はジーク等の最終目的の人物、ナミだ。
「ナミ……」
「あんた、こんなところまで追って来て何の用?船なら返すからサッサと出て行って」
ジークがナミの名前を呟き、聞こえたナミがジークに早く帰ってと返す。
そんなナミを横目にジークはアーロンにやられて頭から血が流れている人物に近づくと……
「血が出ている。止血だけでもしないと大変なことになる」
「ん!?あぁ、すまない」
「無視しないで!!」
この村の駐在、ゲンゾウの応急処置にあたった。
ナミを無視したジークに驚くも素直にお礼を言って応急処置を受けるゲンゾウ。
ゲンゾウは自分の大切な娘である存在のナミが自分に手当てをしてくれる者、ナミと近い歳に見える髪の長い銀髪の女の子、に向かって小言を垂れ流す姿を見て一体何者なのか尋ねた。