ONEPIECE~エピソード・オブ・クリューギュロス~   作:与麻奴良 カクヤ

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夏休み終了日!!!!??


133 夏休み終了記念短編

「ですが!」と口では否定しているものの、ティカはお嬢の命令には絶対に逆らわない。

最後には「お嬢様の言う通りに致します」と若干、ホールケーキアイランドのお菓子を楽しみにしつつ命令従った。

 

「そんじゃ、出発進行!!」

 

お嬢の掛け声と共にお嬢とティカの姿がそこに居たのが幻想の様に消えた。

 

 

万国(トットランド)、中心のホールケーキアイランドと三十四人の大臣達が治める三十四の島の総称で四稿ビッグ・マムのナワバリである。

ナワバリにはビッグ・マム海賊団の小隊が控える支部があり、そこから発する警告念波で味方かどうか識別し敵船なら破壊される。

何が言いたいかと言えばビッグ・マムのナワバリに入るとまず見つからないことはない、のだがお嬢とティカには関係がない。

なぜなら、ホールケーキアイランドに直接異動するからだ。

 

「とうちゃ~~~く!!さぁ~お菓子食べるぞぉ~~~!!」

 

時間にして数秒、数千キロある距離をたった数秒で異動する。

光人間の黄猿ですらもっとかかるのだが、お嬢自身の能力は光すら上回る。

この悪魔の実の範囲を超える能力のせいで海軍が何十年もお嬢を捕まえられない理由である。

お嬢を捕まえられるとしたら同じ能力を持つ者、今はまだ覚醒してない二人が能力を得るのはまだ先の話しである。

 

話戻って

早速、そこら中にあるお菓子を食べようとするがティカによって阻止される。

 

「お嬢様、着いたらまずお城に連絡をする様にと言われています。こんなところでお菓子を食べてないでお城に行きますよ!」

「え~~~!!!?い~や~だ~ぁ~!」

 

ワガママを言うお嬢にティカはお菓子から引き剝がす。

これは命令ではなくワガママ、ティカはその辺はキチンと区別できるメイドだ。

 

そんな二人に長い舌を伸ばした長身で痩身な中年男が近づく。

大きなキャンディーを携え、飴で飾られているシルクハットやコートを着ている。

 

「くくくく、これはこれは、お茶会でもないのにようこそお出で下さいました」

 

シャーロット家長男、キャンディー大臣のペロスペローだ。

 

「今からお城に訪問するところでしたのに」

「あっ!ペロスペロー、キャンディーちょうだ~い!それと何でお嬢がここにいるって分かったの~?」

 

お嬢の問にペロスペローはキャンディーを作り、渡しながら答える。

 

「これほどの覇気、これを察知できない方が可笑しいですよ。貴女方はママの友人、お城まで馬車でお連れするために私自ら出て来ました」

 

「さぁ、どうぞ」と勧められるがままにお嬢とティカは馬車に乗り込んでホールケーキ(シャトー)に向かう。




七月五日から毎日更新して参りましたが勝手にながら夏休み終了にかけて毎日更新をストップさせて頂きます。
これでも大学受験がありますので、とは建前でちょっとアーロン編の細かいプロットを考え中です。
一週間に一度は更新しますのでどうか見捨てないで下さい。

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