ONEPIECE~エピソード・オブ・クリューギュロス~   作:与麻奴良 カクヤ

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77 第六話 はったりな登場

あれから少し経つと島に着いた。

 

「ほんとにあったな大陸」

 

「当たり前でしょ」

 

「久々の地面だ」

 

「さて、船持ってる人はいるかな?」

 

ルフィは海図の事知ってるのか。

ゾロは自業自得だ。ずっと舟の中にいて気持ち悪くならないのか。

それぞれ言いたい事を言って島の中に向かう俺達

 

それを見る四人の人影

 

「ところでさっきから気になってたんだが何だあいつら?」

 

俺達を隠れて見ていた四人の影を指差してゾロが言う。

 

隠れていたつもりなのかゾロに呼ばれると

 

「うわぁぁぁぁぁ見つかったぁぁぁぁ!!」

 

「おい!お前ら逃げんなぁぁぁ!!!!」

 

子供らしき三人が逃げて行き俺達と変わらない位の歳のバンダナを巻いた男が残った。

 

ゾロと子供三人の声で気づいた俺達がバンダナの男をじっと見る。

 

バンダナの男もこちらを向き数秒そして仁王立ちになり

 

「おれはこの村に君臨する大海賊団を率いるウソップ。人々はおれを称えさらに称えわが船長キャプテン・ウソップと呼ぶ」

 

バンダナの男はウソップと名乗った。

 

自分から名を名乗るとはかなりの自信家なのだろうか。それともだたの痛い人なのか。

この辺りにウソップと言う大海賊団はいないはずだったが俺の情報間違いか。

大海賊と言う程にしては部下の姿が見えないどころか気配すら全くしない。

唯一見えたのは子供。

もしかしてだたのはったりで海賊ごっこをしている痛い人か。

 

ウソップは隠れていた場所から降りて俺達の前までやってきた。

 

「この村を攻めようって考えなら止めておけ!!このおれの八千人の部下どもが黙っちゃいないからだ!!」

 

ここまで堂々と嘘を吐けるなんてある意味尊敬する。

 

そんなウソップを

 

「嘘でしょ」

 

「げ!ばれた!!」

 

「ほら、ばれたって言った」

 

「ばれたって言っちまった~~。おのれ策士め」

 

ナミが一刀両断した。

 

それによりピリピリ?した空気は一転逆転し

 

「はっはっはっは、お前面白れぇな!!」

 

「おい、おれをコケにしようってか?おれは誇り高き男なんだ。人々はおれは誇りのウソップと呼ぶ程な!」

 

後半はともかく前半の誇り高き男なのは嘘ではないと俺は思った。

 

更に言うと昔俺が見習いをしていた海賊船で聞いたことがある名前だ。

また思い出せない。

俺が行く先はいつもこうだ。

俺は記憶力が特に悪いと感じたことはないがもしかしたらかなり悪い方ではないかと最近特に昔の事を思い出せない。

まぁ、前回と同じく少し時間が経ったら思い出すだろう。

 

俺の記憶の事は置いといてウソップの案内で村に入って行った。




そろそろ感想が欲しいと感じる時期。
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