ONEPIECE~エピソード・オブ・クリューギュロス~   作:与麻奴良 カクヤ

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朝早く失礼します。
寝てないので誤字・脱字が酷かったら申し訳ないです。


111 第三十七話 レストランに到着と思いきや

「着きやしたっ!ゾロの兄貴!ルフィの兄貴!ウソップの兄貴!ナミの兄貴!ジークの姉貴!」

 

 ヨサクとジョニーに出逢ってから三日が経ち、ヨサクはみるみるうちに回復をしすっかり元気になった頃、ジョニーの声を聞き俺達は甲板に集まった。

 

ナミは兄貴で俺は姉貴って酷くないか、普通は逆だろ!?

 

 これが海上レストラン『バラティエ』か、マストが二本の三階建ての船内、船の前後には頭と尾びれになっていて魚をモチーフにした船だ。

正しくレストランっぽく客を楽しませるデザインだな。

 

 俺達がレストランを見とれていると背後から——背後って言っても六時の方向だか——一隻の船が進んで来た。

それは流石海軍の船と言うべきか、直ぐにメリー号の横にと並んだ。

軍艦じゃあなくて普通の船、本部の将校は乗ってなさそうだな。

 

 出て来たのは将校ではなかったが本部の人間。

本部大尉『鉄拳のフルボディ』か・・・知らないな。

あ、ヨサクとジョニー負けてンのかよ!?

紙一重?全然そうには見えそうもなかったぞ。

 

 どうやら大尉様(笑)は定休でデート中らしくレストランに食事しに来たそうだ。

オイオイ、大尉くらいで定休日のデートに海軍の船を使うって偉いものだなぁ。

あの船、海兵さんが動かしてるんだろ?私事で経費使うってアイツが知ったらどうなるだろうな?

 

俺達より前に出て行き、見逃す様なことを言っておきながらチャッカリと大砲でこちらを狙って来る。

 

「俺がやろうか?」

「いやいいよ、任せろ!ゴムゴムのぉ風船!!」

 

 鏡を張ろうかと提案するがルフィが自分がやるからいいと言って、息を大きく吸込んでお腹を膨らませて大砲の玉を受け止めて返して大穴を開けた。

海軍の船に—————ではなく、レストラン『バラティエ』の三階部分に…………………。

ハァ・・・修理代はどの位になるのだろうか。

 

 

 海軍のせいにすればイイもののバカ正直にお店に謝りに行って随分と経った。

それぞれが各々と待っているが一向に帰って来る気配がない。

そこでウソップの提案によりご飯てがらに様子見に行くことにした。

 

あー、ゾロの言った通りに雑用係をやらされてたらどうしよう。

修理代を払うにしても海賊団のお金だと絶対に足らない。

ナミが宝を渡す訳ないし、自腹切るか?でもこれを毎回するとホントにいざって時に俺が居なかったら取り返しのつかない事にならない様に自分達で何とかする事を学んでもらわないとなぁ、でもこんなところで足止め喰らうってのもねぇ。


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