ONEPIECE~エピソード・オブ・クリューギュロス~ 作:与麻奴良 カクヤ
自分はもう直ぐ買ってきます。
お嬢が自らが創った服は子供用。
サイズを間違えた。
という訳ではないが着るには少々、大夫小さ過ぎる。
だがそれは今の姿ならの話である。
「へ~~んしん」
お嬢の掛け声と共にポンっと効果音を立てて煙にお嬢の身体が包まれた。
煙が晴れるとそこに居たのはお嬢が小さくなった姿だ。
効果音も煙に包まれる演出も全てお嬢が創ったお遊び的要素だ。
要するに子供っぽい人。
いつの間にか煙は跡形もなく消えていた。
「は!しまった」
急にビクンッと跳ねたお嬢。
「どうせなら服も変身と同時に創れば良かった!」
この世界にないはずの変身の仕方を思いついたお嬢はガックシと膝を地面に付いてドンドンと叩く。
「ま、いっか!」
直ぐに機嫌を戻して着替える。
お嬢が着替え終わったのを見計らったかのようにコンコンとノックの音が響いた。
「お嬢様、お着替えはお済みでしょうか?」
「終わったよ~!」
ドアが開かれティカが入ってくる。
「あれ?服は着替えたの?」
ティカは先ほど出ていった時と同じメイド服だった。
いや少し違う。
「もちろんです。お出かけ用のメイド服に着替えましたよ?」
ティカは先ほどとは分かりにくいが素朴な黒から漆喰を塗った様な黒をメインのメイド服に変わっていた。
「も~う、分かってないな、ティカは!」
「何かいけませんでしたか?」
お嬢はティカの服装に何か不満があるようだ。
「エいっ………うん、これで良し!」
お嬢が何かするとティカのメイド服が黒をメインな物からやはり黒は入っているが所々に青色が入っている。
ティカは変わった服装を一通り見ると
「お手数をかけまして申し訳ありませんでした」
とお辞儀した。
「じゃあ、行こっか?」
少し時間が経ってここは人口の島から一番近い島
「え~~~お菓子ならリンリンのとこ行って貰って来ようよ」
「リンリンの所ですか?ですがあそこに行くとお嬢様は一週間はお菓子を食べ続けますからね」
一番近い島に来たものの美味しいお菓子が食べたいとお嬢は別の島に行きたいと駄々こねていた。
リンリンとは本名シャーロット・リンリンの事だ。
名前だけで並みの海賊は震え上がる四皇の一人ビッグ・マムは万国ランドといういくつかの島からなる国の女王だ。
そこは何でもかんでもお菓子で出来ている。
お菓子は全て一級品でビッグ・マムの子供達、それぞれの大臣達が作っている物だ。
お嬢はビッグ・マムとお茶会仲間にあたる。
「だって記念日だよ!?できればあの美味しいお菓子が食べたいの!」
「ですが」
変な所で終わっちゃった。
書いてる途中に買って読みました。
ビッグ・マムの過去が登場しので短編でもビッグ・マムを登場させたくなってこうなりました。
記念短編は設定等は本編に繋がってますが本編では起こってない出来事です。