ONEPIECE~エピソード・オブ・クリューギュロス~   作:与麻奴良 カクヤ

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今日は何時もと同じ時間帯に出来ました。


101 第二十八話 子供達に追いついて

「何処だ、チビども!!」

 

ジークも元にジャンゴの怒りの大声が届く。

 

「こっちか!」

 

その声を頼りにジークは急ぐ。

 

段々と切られて倒れている木が増えている。

 

そのおかげで視界が広がっていて見つけることができた。

 

子供達は催眠にかかったのか寝ている。

 

ジャンゴはカヤに寄り催眠をかけようとしていた。

 

「剃!」

 

剃を使い一気に加速する。

 

「ん?ぶっべべぇぇぇぇ!」

 

ジャンゴがジークに気づいた瞬間ジークの加速した足がジャンゴを捉えた。

 

そのままジャンゴは吹き飛び木にぶつかって止まった。

 

「ねぇちゃん、すげぇ~」

 

「催眠術師がぶっ飛んだぜ!」

 

「これでカヤさんも俺達も安心だ!」

 

催眠にかっかた振りをして出方を疑っていた三人は突然ジャンゴが吹き飛ぶと起き上がった。

 

ジャンゴが居た場所にジークがいるのを見て褒めた。

 

「お前ら言っとくけど俺は男だ」

 

「「「えぇぇぇ~~~~~!!!」」」

 

子供達もやっぱり驚く。

 

やっぱり初めから誤解は解いとくべきか?と真面目に悩むジークにカヤが声を掛けてきた。

 

「あ、あの。助けて頂いてありがとうございます」

 

「気にすないでくれ。守るにおいては専門分野なんで役割分担でこっちに来ただけ」

 

ジークがカヤと話している間に子供達はひそひそと

 

「あの人、ホントに男なのかな?」

 

「でも髪長いし声も男に聞こえないぞ」

 

「男と言い張って実は女とか?海賊なんだからさ」

 

ジークの性別について討論していた。

 

一息ついている所にチャクラムが飛んで来る。

 

「っ!鏡の壁(ミラーウォール)!」

 

周囲を警戒していたジークは難なく鏡で跳ね返す。

 

「俺の事忘れるんじゃねぇ!」

 

「あれを食らって倒れてないなんて意外と頑丈なんだな」

 

倒れたと思っていたジャンゴが復活してきた。

 

「これでも一端の海賊団の船長だからな。言われた事はやり遂げないと俺の名が腐る」

 

鏡の囲い(ミラーフレーム)

 

敵の姿を発見したジークは鏡で自分とカヤ、子供達を囲った。

 

「聞けよ!まぁ良い。こんなモノ壊せばいいだけだ」

 

ジャンゴは鏡を壊そうと色々とやり始めた。

 

鏡の中ではカヤが突然自分達を囲った鏡に不安を感じた。

 

「あの、これは一体何ですか?」

 

「鏡で俺達を囲んだだけだよ。心配することは何もない。これが一番全員を守り安かったんだ」

 

「でも外から攻撃してくるぞ」

 

「壊れないのか?」

 

「おれも心配だ」

 

ジークがカヤに説明したら子供達が心配してきた。

 

「ちょっとそっとじゃ俺の鏡は壊れないさ。だた………」

 

壊れないと自信を持って言うジークであったが段々と声が小さくなっていく。


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