ONEPIECE~エピソード・オブ・クリューギュロス~ 作:与麻奴良 カクヤ
ウソップは続けた。
「最も重要な任務をお前らに任せる。カヤを連れてここから逃げろ!出来ないとは言わせないぞ!!これはキャプテン命令だ」
「「「はい、キャプテン!!!」」」
三人は与えられた重要な役割に背筋を伸ばして答えた。
「バカか。俺から逃げれるわけないだろ?」
ジャンゴがチャクラムを取り出す。
「カヤさん急いで!」
「森に入ればおれたちの庭みたいなもんだ」
三人は急いでカヤを連れて行こうとする。
「逃がすか!」
ジャンゴがチャクラムを投げようよ態勢に入った所で後ろから衝撃がくる。
「必殺鉛星!!」
ウソップが放った鉛玉を食らったジャンゴは攻撃に失敗した。
ジャンゴがウソップに標的を変えようとするがクロの怒りを受けた。
そのうちに三人はカヤを連れて森も中へ入って行った。
「カヤの体のことは俺が一番知っている。ジャンゴから逃げることはできない。加勢に行きたきゃ行けばいい。正しここを抜けることできたならな!」
クロがジーク達に言ってくる。
「じゃあ通させて貰う」
「!!?」
ジークの一言でクロの視線がジークに向く。
「ルフィ、ゾロ。ここはお前ら二人で大丈夫か?」
「できるわけないだろ!確かにお前のスピードは速かった。だけどクロも同じだ!」
ウソップがジークにできないと言う。
「ウソップ!」
それを止めたのはルフィだ。
「任せろ!!」
ルフィの一言にジークは頷くと歩き始める。
クロとブチは警戒を引き上げた。
歩き始めたジークは段々と速度を上げて全力ダッシュに入りそして消えた。
「消えたぁ!?」
誰かが剃で移動したジークを見て叫んだ。
消えたのは一瞬、直ぐに姿を現した。
そこはクロ達の後ろ側、つまり抜いたのだ。
ジークは知らないだろうがクロの移動速度は普通の行動だと剃に少し劣る。
必殺技の杓死を使えば剃と同等の速度を叩き出すことが可能になる。
しかしクロは杓死を使うと速すぎるが故に何を切っているか分からないただの周りを無差別に殺戮するだけの殺戮マシーンになる。
なにを言いたいかと言えばクロはその速度を制御する事が出来ないのだ。
それに同じくクロは剃を目で追えないためにジークを通してしまったのだ。
少し遅れて追いかけているだけなのに既にカヤと子供達もジャンゴの姿も見えなくなっている。
そう遠くない場所から木が倒れる音が響く。
「まだ見つかっちゃってたりしないよな。間に合えよ!」
ジークは体力を温存するためか普通の速度をで森を駆ける。
木が倒れているのを見つけた。
もしかしたら明日の更新は番外編になるかもしれません。