ONEPIECE~エピソード・オブ・クリューギュロス~   作:与麻奴良 カクヤ

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95 第二十三話 眠りから復活

ゾロが刀を三本になり一撃で倒したと思ったジャムとブチ。

 

「ハァ・・・ハァ・・・ぶち殺してやる」

 

だが、太っているせいか単にタフなだけなのかブチは起き上がりジャンゴに催眠を頼んだ。

すぐさま催眠をかけるジャンゴ。

 

「ふぬうぅぅぅぅぅ」

 

「また催眠か!?」

 

ただでさえ強かった奴が更に強くなって復活してゾロは厄介だと思った。

俺はまだ動かずにいるクロの行動を見ていた。

 

奴はゾロがニャンバー兄弟を倒したと思った時、ゾロに宣戦布告をされ戦闘態勢に一瞬入ったがブチが復活した今は何もしないで見ているだけだ。

ゾロがブチを倒し終わるまでは大丈夫そうだな。

 

ジャンゴがブチに催眠をかけるその隙にナミはチャンスだと思い眠っているルフィに走り寄る。

しかしブチに催眠をかけ終わったジャンゴが気付き催眠に使い更に武器にもなるチャクラムを投げた。

ナミの足が寝ているルフィの頭をヒールの踵で踏み潰した。

 

「ナミ避けろ!!」

 

ゾロがナミに叫ぶがナミは振り向くだけで何もできない

 

「真っ二つになれ!」

 

ジャンゴが叫ぶ。

皆は忘れていた。

俺が、いる事に。

鏡を張れる俺が何時でも張れる様に待機していた事に。

 

「ミラーバリア」

 

「ナミ!!よくも俺の頭を踏んずけやがったな!!?」

 

間一髪、ナミに当たるとされたチャクラムはナミの目の前に現れた顔、ルフィが知らずに庇った。

そしてルフィが庇った事によりナミは見えなかったがチャクラムがルフィに当たる寸前に間に潜り込んだ俺が鏡を張り防いだ。

 

「「「あいつが復活しやがった!!!」」」

 

ナミにより復活したルフィに海賊達は絶望的に叫んだ。

ニャンバー兄弟を一度は倒したゾロに催眠にかかっていたが強いとわかるルフィ、攻撃を跳ね返す事のできる俺。

この三人を倒さなければクロに殺されるからだ。

 

「痛ぇなコノヤロー!!」

 

「そうしないと起きなかったでしょうが!!」

 

頭を踏まれたことに怒るルフィにナミも反論する。

言い争いの中、急にナミが膝を地面に着いた。

 

「お前、肩ケガしてるのか?」

 

ルフィが寝ている間に受けた肩のキズが走った事により再び開き血が出て来た。

ナミは手で押さえながら気にせずにルフィに言った。

 

「何でもない平気。とりあえず私のやることはやった後は任せる!この戦い絶対に負ける訳にはいかないもの」

 

「お前!」

 

「お宝の為にも」

 

「それがお前だ」

 

そう言えば俺達の宝をあいつらに取られてるんだよな………。

 

そんな時、クロは時計を見て言った。

 

「皆殺しまであと三分」




最近一人称と三人称がぐっちゃぐちゃになってると思う。
気にせずお楽しみください。

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