ONEPIECE~エピソード・オブ・クリューギュロス~   作:与麻奴良 カクヤ

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トレクルでウソップだけが当たらなかった。
十連三回も引いたのに!!
もう宝石ないしどうすれはいいんだよ!
諦めるしかないのか。


94 第二十二話 クロと同じ速度で

クロは来て早々、元自分の海賊団を罵倒した。

 

「まさかこんなガキどもに足止めを食らっているとは落ちたものだなクロネコ海賊団も。えェ!ジャンゴ!!」

 

「でもよ、あんたその時言ったじゃないか。あの小僧に聞かれても問題ないって」

 

ジャンゴはすぐさま言い訳を始めるがクロはそれはお前らの軟弱さが計算外と言った。

 

「軟弱だと!?」

 

「言ってくれるぜ。キャプテン・クロ」

 

ジャムとブチはその言葉に反応しクロに突っかかっていく。

 

「何で計画を実行出来なかっただけで殺されるなきゃならないんだ」

 

ジャンゴが止めるが二人は聞く耳を持たず遂にクロに攻撃をした。

その時俺は驚いた。

 

なんでこんな所にいるんだ?

ここは最弱の海、イーストブルーだぞ。

 

クロは二人の攻撃を避けた。

ただ避けるなら問題はなかったが避け方が問題だった。

持っていたカバンを残して消える様に避けたのだ。

誰一人目では追えなかっただろう。

なぜならそのスピードは六式の剃に並ぶものだった。

俺も使えるからこそ気づいたのだ。

そのスピードで動くクロはジャムとブチの後ろに移動し方を組みいいつの間に付けたのか指先に長い刃物が付いている武器を両手に装着し二人の首元にあてて言った。

 

「確かにお前らの言う通りだな。腕が訛っちまってる」

 

ゾロを刀一本といえ押した二人が子ども扱い。

さっきまでは所詮イーストブルーの海賊と油断したが俺がグランドラインにいた頃の感覚でやれば勝てなくもない。

でもそれじゃあこの先なんでも俺に頼っちゃダメだ。

なら敵はルフィ達に任せるとして俺は陰で守る。

少なくとも俺と同等になるまでは。

 

俺は敵に手を出さないと決めると立ち上がった。

さっきまでフラフラだったのが嘘のようにしっかりとした足取りでだ。

 

「動いても大丈夫なのか?」

 

「もう大丈夫だ。心配かけて悪いかったな」

 

ゾロに声を掛けられ返事をした。

もう動けない、そう思うと動けるのだ。

不思議に思ったがそうも言ってられない。

クロが後五分でここを抜けなければ皆殺しだと言う。

敵はもうやる気満々だ。

 

俺も早いとこかたずけて休みたい。

まずはゾロの刀を取り戻さないとな。

 

決めると俺は直ぐ動いた。

剃を使い一瞬で刀の元にたどり着くとゾロに刀を投げ渡した。

 

「ゾロ!刀行くぞ」

 

そのままナミの拘束を解く。

 

「ウチの航海術士を話してもらいますかね」

 

ここまで僅か五秒足らず。

俺が剃を使ったことに啞然となるがいち早く戻ったジャムとブチはゾロに襲いかかった。

だが刀を三本取り戻したゾロは一撃で二人を倒した。




後半、なんか無茶苦茶なのは分かってる。
自分の文章力では何もできない。

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