死亡から始まる異世界ハーレム生活   作:小野寺キキ

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ご静聴のほど宜しくお願いします(o^^o)


02話 異世界

暗い。

何も見えない。ここはどこなんだ。

ああ、そうだ。確かを通り魔に刺されて死んたんだっけ・・・。

35年間の彼女の1人出来ない。おかげで童貞。

まさか、未使用でこの世を旅立つ事になるとは・・・・・。

ごめんな。お前を大人にしてやれなくて。

次生まれ変わったらお前を必ず大人にしてやるからな。

温かい・・・。マシュマロみたいに柔らかい。それにいい匂いだ。

なんだか心地がいい。どうやら、本当に天国に来てしまったらしい。

怖いところだと思っていたが案外、天国というのもいいものだな。

そう思いつつ両手にある2つのマシュマロを揉み続けた。

 

「んんっ////♡」

 

んっ!?!?何だ今の声は?

気のせいか?うん。気のせいだ。俺はさらに揉み続けた。

「ああんっ////♡」

 

んんっ!?!?!?気のせいなんかじゃなかったのか!?

俺の息子が反応をしている。初めての感覚で喜んでいる、そう思った。気持ちがいい。もっとこんな快感を味わいたい。ただそれだけを考えていた。

そして更に揉み続けた。

 

「ら、らめぇぇぇええ////♡」

 

んんんっ!?!?!?!?やっぱり気のせいなんかじゃなかった!!!

・・・俺は察した。まだ、慌てるような時間ではない。大体、このクールな俺が慌てた事なんて、小学校の頃、朝起きて布団を見ると辺り一面、海になっていた時くらいだ。・・・あの時は本当に焦った。

まだ、大丈夫。そう自分に言い聞かせた。

よし。目を開けたと同時に謝ろう。

1 , 2 , 3 , ダァァァァァァァア!!!

 

「ごっ、ごめっ・・・・・痛っ」

 

俺は勢いのあまりに舌を噛んでしまった。

ちゃんと言い直そうと顔を上げる。

その先にはほっそりと尖った耳に澄んだエメラルド色の瞳。ブラウンのロングヘアーに光沢が溢れている。美しいその容姿はエルフのように完璧に冴え渡っている。細身の身体にピッチっとした黒い制服。彼女の身体のラインを表している。俺はつい見惚れてしまう。

 

「いっ、一体どこを触ってるんですか!」

 

彼女はしゃがみ込み、胸を両手に隠す。

頰を赤くし、少し涙目になっている。

 

「ごっ、ごめん。触り心地が良くて、つい何度も触ってしまった」

 

「最低ですね!」

 

彼女の泣きそうな顔が可愛らしい。Sっ気はなかったはずなんだが。

ともかく、可愛いのだ。お友達になりたい。

しかし、俺は女の子をまともに会話をした事がない。

どうしようか。やはり、スマホに頼るしかほかならない。

俺はスマホを取り出した。・・・ってWi-Fiに繋がってないじゃないか!

これじゃ何も出来ない。1つため息を漏らしポケットにしまった。

 

「一体貴方は何者ですか?ここら辺では見かけない顔ですけど」

 

「いやー、俺にも分かんないんだよ。死んだと思ったらここにいた」

 

「死んだ?貴方、何を言ってるんですか?」

 

本当の事を言っているのに・・・。まあ、いい。一体ここは何処なのだろうか。見覚えのない場所だ。まさか、異世界に飛ばされしまったのだろうか。

 

「ところで、貴方のお名前なんて言うんですか?」

 

「あっ、俺?俺の名前は大野健だ」

 

「・・・おおの・・・たける・・・?変わった名前ですね」

 

「え?あ、そう」

 

普通の名前だと思うんだけど。

 

「君の名前は?」

 

「貴方に名乗るのも癪(しゃく)に触りますが、まあいいですよ」

 

「私はエマ=ヴィクトリアです。エマって呼んでください」

 

エマさんか。いい名前だ。

 

「ところでエマさん。ここは一体どこなんだ?」

 

「ここは冒険者達が集う街《パンデモ》ですよ」

 

冒険者?パンデモ?その後、エマに詳しく教えてもらった。

結論。

どうやら、俺は異世界に来てしまったようだ。

ここでは、ギルドに登録して冒険者になるしかないようだ。

まあ、飲食店とか雑貨屋とかもあるんだけど。

でも、異世界に来たからにはやっぱり冒険者になるでしょ!!

こうして俺の異世界ハーレム生活が始まるのだ。

 




ご視聴ありがとうございます( ^ω^ )

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