転生して気が付いたらIS学園で教師やってました。 作:逆立ちバナナテキーラ添え
石井とはなんぞや?(疑問)
知らねぇよ。
てな訳で、クラス代表は一夏君になりましたーいぇいいぇい。いやぁオルコットさんは強敵でしたね。第三部完!!
え?一夏君が勝ったのかって?そんな訳無いじゃん。素人がセミプロに勝てる訳が無い。結果はオルコットさんの勝利だった。でも、一夏君も大分善戦していた。あんなピーキーな機体でよくやる物だよね。あんな機体、誰が作ったんだかね。
知り合いでした(白目)
じゃあ何故、一夏君が代表やってるんだって話だが、オルコットさんが辞退したらしい。私はちょっと整備科に書類を届けに行ってたからホームルームには出てないのだけれど、織斑先生に聞いた。どうやら全部、クラスの皆の前で話したようだ。
うん、良かった良かった。クラスの子たちとの確執もないようだしね。貴重な学生時代をハブられて過ごすとか悲しいからね。
そういう訳で今は昼。ちょうど腹が減ったので食堂に何か食べに行こうと歩いてます。そして背筋に稲妻が走ったッ!!
「あの……」
「何奴!?」
「私ですわ!!」
あぁ、オルコットさんか……。いきなり声をかけられたから驚いてしまった……ん?この光景、見たことあるな……、既知だ……。あれ?私、回帰した?
「あの……石井先生……」
おっと、いけない。ネタにばかり意識を裂いていてオルコットさんを放置してしまった。これは新手の放置プレイを生徒にしたとして逮捕されてしまうのではないだろうか?私はまたもや社会的に絶命するかの瀬戸際に立たされているのか。いくらなんでも立ちすぎィ!!
「何かな?オルコットさん」
「あの、昨日の件で改めてお礼をと思いまして」
なんて良い子なんだ(脳死)俺はオルコッ党に入党するぞ!!あぁ、一人称がまた俺に……それになんか変な電波を受信してしまった。オルコッ党ってなんだよ。
「いや、気にしなくていいよ。私は差し出がましく、お節介を焼いただけだからね。それにお礼ならピットで貰った。もう充分だよ」
「ですが……」
「納得出来ないかい?」
「はい……」
「ふむ、ならば一夏君を支えてあげてくれ。学園長に一夏君のお守りを頼まれてるんだけど、正直私だけでは手が回らない部分がある。本国からも接触するように言われてるだろう?一石二鳥だと思うが?」
「……分かりました。先生がそう言うなら……」
よろしい。いやぁ、私も四六時中見れる訳じゃないからね。誰かクラス内で見てられる人員が欲しかったんだよね。まぁ何処の国も、『織斑一夏と仲良くしろ』って指示出してるしね。私?私はほら、飼い主が天災だからね。しつこく熱狂的ファンに付き纏われましたよ。全員ハンバーガーのパテにしたけどね。なんだよ?冗談だぞ、笑えよ?
「ところで先生」
「どうした?オルコットさん」
「セシリアです」
「はい?」
「セシリアとお呼びください……ダメですか……?」
( ^ω^ )
おいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおい!!待て待て!!なんだ!?何が起きてる!?何故、あたかもオルコットさんにフラグが立ってるような状況になっている!?
いや、落ち着け。落ち着くんだ石井。これはアレだ。『こいつ俺に気があるな』と思わせといて告白して『え?何言ってるの?そんなのありえねぇから』とドン底に突き落とされるパターンだ。高校の時、竹中君がそれに引っ掛かって精神を病んだ。その後ホモになった。まるで意味が分からんぞ(困惑)
それを抜きにしてもだ。私教師、彼女生徒。マジで捕まるよ!!冗談じゃねぇ!!ホントに私社会的絶命の瀬戸際に立ちすぎィ!!やべぇよ、やべぇよ……。
いやホントにいつの間にそんなアレが……?私何もしてないよね?マジでどういうことだ……?そんな安い少女マンガみたいな生徒と教師の禁断の恋とかやめてくれ。どうしてこうも転生してから人生ハードモードなんだ……。
「申し訳ございません……やはりご迷惑でしたよね……」
( ^ω^ ;)
「いや、迷惑という訳じゃないんだ。そうだな……君と二人だけの時はそう呼ばせても貰うよ。セシリア」
「ッ……!!はい!!」
心底嬉しそうに笑って、教室へ戻っていくセシリア。
ほら、仕事とプライベートは違うから。(震え声)友人に年齢は関係無いから!!別に疚しくなんて無いしね!!HAHAHA
何やってんだろうな、俺。まぁ、女の子の涙には勝てなかったよ……。
食堂でラーメン食って、職員室に戻ったら織斑先生に腹パンされました。乙女回路が唸りをあげて私を倒せと叫んだらしいです。この人直感A持ってるでしょ?でもクラスはバーサーカーだよネーでルラんドぉッ!?
石井は目の前が真っ暗になった。
YOU DIED
だが残念。篝火で復活しやす。さすがは筋力Aだ。やっぱりチフクレスは最強なんだ!!(イアソンリスペクト)
しっかし、アレだ。私の人生は本当にままならない。日に日に平穏から遠ざかっている。一歩引いた所から見守るつもりが肩入れしすぎたり……。
《世に平穏のあらんことを……世に平穏のあらんことを……》
スマホが鳴った。誰でせうか?
「はい、もしもし」
『もしもし、いしくん?あなたの束さんだよー!!』
拝啓、今生のお父様お母様。私の死因は胃痛かもしれません。
そんな感じで若干ゃ短いですが、6話です。
石井さんのカウンセリングに結果、フラグが立ちました。(白目)
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