アリアンロード「見せて見なさい。貴方の覚悟を。」
クロノス「ならこちらも、決して負けるなよ。」
まずはアリアンロードから攻めてきた。分身してくるような早すぎる槍の突きが、クロノスに襲う。
だが、クロノスはベルトに付けているバグヴァイザ―ツヴァイのⒶⒷボタンを同時に押した。
『ポーズ!』
クロノスしかできない技、ポーズが発動した。
ポーズとは、ゲームをやっているなら、誰でも休憩する機能。
そう
時が止まったのだ。
クロノス『どうやら、俺の忠告は、聞かなかったようだな。』
クロノスの言っていた厄介なアーツとは、ポーズだった。そのことに気付かなかったアリアンロードは、今も、止まっている。
『ガッチョーン!』
クロノスはバグヴァイザ―ツヴァイをベルトから離した。
クロノス『アリアンロード、君は確かに人気だった。俺でもかなり惚れるぐらいの美しい女性だ。』
バグヴァイザ―ツヴァイにグリップパーツを付けた。
『ガッチャーン!』
クロノス『だが、君にはもはや商品価値はない。』
バグヴァイザ―ツヴァイをチェーンソーモードにして、
クロノス『これで終わりだ。』
Ⓐボタンを押して必殺待機音が鳴り、そしてⒷボタンを押した。
『クリティカルサクリファイス!』
バグヴァイザ―ツヴァイを空にかざし、巨大な円状のチェーンソーを作り、
それを時が止まったアリアンロードになげて、胴体に叩きこむ。
響かない鈍い音の後、アリアンロードはあまりに体制を崩したが、また再び動かなくなる。
『終焉の一撃!』
クロノス『アリアンロードは絶版だ』
クロノスはそう言い、ⒶとⒷボタンを再び押し、ポーズを解いた。
『リ・スタート!』
急にアリアンロードが爆発し、転がりながら倒れ、かぶとが壊れて、アリアンロードの素顔が現れた。
アリアンロード「い、今のは・・・」
クロノス『これが、この鎧を着ているものだけしか使えないアーツ。ポーズだ。』
アリアンロード「確かそれは・・・」
クロノス『違うそのポーズじゃない。俺が言っているポーズは中止、休止、一時停止だ。』
アリアンロード「中止、休止、一時停止? ・・・・・・まさか。」
クロノス『知っているのか? なら答えて見て。』
アリアンロード「時間を止めると言う事ですか?」
クロノス『正解だ。頭良く回るな。』
アリアンロードは初めて、かなりの強敵に出会った。時を止める? そんなアークスを使う人が、いるのだと、私はかなり驚いた。
クロノス『俺は、本当は、綺麗な貴方を殺したくはない。だから、取引は出来るか?」
アリアンロード「・・・どういう意味なのですか?」
クロノス『勝てない相手に、良い話で助けてやると言う事だ。』
アリアンロード「・・・ふざけているのですか!」
クロノス『だが、それ以外に、生きる道は無いぞ。』
アリアンロード「くっ! ・・・目的はなんなのですか?」
クロノス『簡単だ。』
クロノス『俺を結社に入れろ。』
アリアンロード「・・・・・・どうして、結社に入りたいのですか?」
アリアンロードは今までにないことを耳に入れた。自分から入りたいという者は、誰もいなかったのだから、
クロノス『だが、自由勝手に働く。裏切りはよくあって、敬語なしで、無礼な態度でも許す事にして。俺はあまり働きたくない。それと、俺はマスターとは言わず、普通にアリアと言う。その方が魅力がある女性の名前だ。それに俺はマスターとは認めない! それと、なにか問題があったら、こっちに話せ。それと、「多いですよ。」まだ足りない!」
アリアンロード「仕方ないですね。いいでしょう。その要件は認めます。ですが、名前はアリアンロードで読んでください!」
クロノス『別にいいだろ!』
アリアンロード「私がよくありません!」
それから、ガミガミとアリアンロードとクロノスは争い、ようやく喧嘩は終わり、交渉交渉成立。未来で出会う場所を言い、それ以外のバグヴァイザ―ツヴァイで元の世界に帰った。
アリアンロードは、クロノス相手に疲れ、倒れ込んで、
考え事をしながら、顔を赤くしていた。