焦って書いたんで誤字や変な表現があるかもしれませんのでよければ報告お願いしますm(_ _)m
これは今から数時間前にさかのぼる。
「◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎!!!」
「こいつ!いい加減大人しくしろ!!」
立華ことマジンガーZはヘラクレスと共に深海に沈んでいる。
海の中からヘラクレスを引きずり落としたはいいものの、その凄まじいまでの運動能力によってなかなか捕まえられずにいた。
しかしロケットパンチの遠距離攻撃により一時的に気絶。
その隙をついて左の腕でヘラクレスをにぎりしめた。
「◼︎◼︎◼︎◼︎・・・◼︎◼︎◼︎・・・・◼︎・・・・・・・」
「これで2回目・・・」
マジンガーに捕まったヘラクレスは十分以上暴れ続け、ようやく窒息にて命を落とした。
そしてしばらく首を下げっぱなしだったが、宝具の力によって再び蘇る。しかし今度はマジンガーの手によってしっかりにぎり閉められているため動けない。
「後10回か・・・・・。でもこのまま握ったままの方が問題なさそうだな」
脱出できる様子はないと判断した立華はヘラクレスを握ったままマシュ達の元に向かう。
ヘラクレスはいまもなお暴れているが脱出出来る様子はない。
『よし!無事みたいだね。だけどすごい光景だなあ・・・』
「ドクター、今マシュ達のいる場所はわかる?」
『ああ、今は船に乗ってアルゴノーツに向かっている。後少しで敵と接触するだろう』
「意外に早いな・・・・わかった。俺も今すぐ向かう」
マジンガーはその重い体を持ち上げて海底を進み出す。
海の底は太陽の光があまり当たらず薄暗い岩はが広がっている。マジンガーがメインカメラのライトを照らし目の前を照らすと、魚の群れがその光を反射し輝いた。
「フォウフォウ!」
「綺麗だな・・・。海の中ってのは・・・」
たとえ薄暗かろうとそこは神秘のこもった太古の海。
現代の汚染された海とは違い、わずかな明かりでもその先を見渡せる。
立華はその美しさに感嘆の声を上げる。
「でも見惚れてる場合じゃないな。一刻も早くみんなのところに行かないと・・・」
『結構沖の方に行っちゃったから出来る事なら少し急いで欲しい』
「了解。この海はいつかまたゆっくり行くことにしよう」
「フォウ!」
立華はそれからマジンガーのスピードを上げてマシュ達の元に急ぐ。
しかしヘラクレスを片手に深海を走る姿は、側から見たらものすごくシュールな光景となるのだった。
「ん?」
海底に足を取られながら進んでいた立華はある事に気付いた。
どうにも深海の景色が変わってきている。先ほどまでサンゴや魚の溢れていた海は、今はなぜか何もない状態へと変わっていた。いや、何もない訳ではない。
砂だ。
先ほどまで薄肌色をしていた砂は今は真っ白な物へと変わっている。
それが海底一面に広がっているのだ。
「環境が変わったからか・・・?」
立華はその光景に首をかしげる。
ただ環境が変わっただけで魚までいなくなるだろうか?いや、それどころではない。そもそもとして生き物の気配を感じない。
その事に不気味さを感じた立華は ロマンに話しかける。
「ドクター?本当にこの先にマシュ達はいるのか?なんだかさっきから景色が変わらねえんだけど・・・」
通信を待って数秒待つ。
しかし返事が帰ってこない。
「ドクター?ドクター?あれ、おかしいな・・・・。故障でもしたのかな?」
「フォーウ?」
「ああ、なんか繋がらねーな」
フォウに立華は話しかけ通信機の様子を確認する。
しかし通信機の調子は変わる事はなく、ロマンの声が聞こえてくる事はない。
パイルダーの中に機械をいじる音が響く。
しばらく続けて繋がらないと察した立華が顔を上げた。するとそこにはーーー
「こ、これは・・・・!!?」
「フォウ?!」
それは遺跡だった。
先ほどまで何もなかったはずの場所に、巨大な遺跡が現れたのだ。
「な、なんで・・・・?さっきまでこんな物は・・・」
立華が驚くのも無理はない。
遺跡は所々が崩れているとはいえちょっとした町ほどの広さだ。遠くから見えないなんて事はないはずなのだ。
作りとしては石造りの立派な柱を並べたようなギリシャ遺跡に似ている。所々が少し崩れてはいるが、白い石で統一されたそれは水中ということも重なり神秘的で、しかし不気味な光景を生み出していた。
だが不気味さを醸し出すのはそれだけではない。
(こんな物が海の中に・・・?いや、そもそもなんだこの大きさは・・・・・)
そう、でかいのだ。
人間サイズなどという問題ではない。マジンガーほどの大きさの巨人が使用しなければ使えないような大きさなのだ。そんな代物がいきなり現れる?ありえない。
「というかマシュ達の船はどこに?ドクターの案内がないからってここまで見つからないのはおかしいぞ・・・」
それにマシュ達の船も見つからない。立華はパイルダーの上を眺め船の影を探すが、海面には波すらたってない様子だ。
嫌な予感を感じる。
そう感じた立華は一旦元の場所に戻ろうとしてーーー
『貴様アアアアアアアアアアアアアアアア!!!』
マジンガーZは遺跡に吹き飛ばされた。
「な、なんだ!!?」
「フォーウ?!!」
突然の衝撃に立華は驚きの声を上げる。
遺跡に衝突した事により水中に砂埃が上がる。マジンガーは体制を立て直すと改めて自分を吹き飛ばした相手を見た。
それは童話などで言う人魚のような形をしていた。青い鱗の下半身に男のたくましい上半身。ウェーブのかかった金髪で所々に鎧のようなものをつけている。突き出した三又の槍から察するにそれを使って吹き飛ばしたと思われる。
そんな存在がこちらを、マジンガーZを怒りのこもった目で睨みつけているのだ。
「見つけたぞ、見つけたぞ異界の神!!よくも我々オリュンポス十二神を地の底に追いやってくれたな!!!」
「な、なんだってんだ一体!!?」
「忘れたとは言わせんぞ!!貴様さえいなければ我々は今も地上を支配出来たのだ!それを力を奪い封じ込めておいて記憶にないと言うか!!!」
人魚は言い終わると同時に手に持っていた槍を振りかざしマジンガーの頭に向けて投げつけた。
「あぶねぇ!!?」
マジンガーは横に転がることで槍を避けると再び人魚に視線を移す。
「我が結界内に入った事こそ貴様の運のつきよ!貴様は今ここで我が打ち倒す!そして再び地上に返り咲いてみせよう!!!」
そう言って人魚はそこらの遺跡から青い鎖を出現させ、マジンガーZに襲いかかってきた。
「くそ!なんだか知らねーがやるしかねえか!!」
マジンガーは迫り来るそれにファイティングポーズを構えて向かいうつ。人魚が拳を振りかざすと同時にマジンガーも拳を振りかざした。そして拳がぶつかりあった瞬間
水中内に凄まじいまでの衝撃と轟音が走った。
「!マジンガーの拳を受け止めんのかよ?!!」
「ぬうううううううううううううん!!」
人魚は再び槍を掴み今度は縦に振り下ろした。マジンガーはそれを腕を交差させる事で防ぐが、あまりの力に膝をついた。防がれたと気づくと今度は周りの鎖を操りマジンガーを雁字搦めにして尾びれを叩き込んだ。
「フォウフォウフォウフォウ?!!」
「フォウ、落ち着け。どうやら俺ドクターと繋がらないのはこいつが原因らしいな・・・」
そう言うとマジンガーを動かし巻きついている鎖を剥がす。一体奴がなんなのかは分からない。しかし一刻も早くみんなのもとに駆けつけたい立華は人魚に向かって拳を構える。
「だったら!さっさと押し通らせてもらうぜ!!」
マジンガーは腕を構えてロケットパンチを人魚に向かって放った。人魚は一瞬驚いた顔をするが持っていた槍で飛んでくる腕を逸らすと同時に突っ込んでくる。
「二度も三度も喰らうかよ!ルスト!ハリケエエエエエエン!!」
やられる前にやる。立華がレバーを引くとマジンガーのスリットから破壊の嵐が噴き出した。すぐ目の前まで来ていた人魚は避けることも出来ずにその嵐を正面から食らってしまった。
「やったか?!」
同時に巻き起こった砂嵐の中を立華は目を凝らしてみる。するとそこには下半身を消滅させた無残な姿の人魚がいた。
一瞬手応えのなさに驚いたが、周りの鎖が下半身のあった場所に集まり次の瞬間には完全に再生してしまった。
「そんなのありかよ?!!」
「はあああああああああああああああああ!!!」
立華は人魚の突きに反応することができず、マジンガーはその槍を腹に直撃してしまった。
その瞬間立華はあまりの光景に息を飲んだ。
「超合金Zのボディに穴が・・・・?!」
なんと槍はマジンガーZの腹に僅かながらの穴を開けたのだ。
本来マジンガーZのボディである超合金Zは、戦車の砲撃すら耐えられるダイヤモンドナノロッド体の10倍をはるかに上回る合金なのだ。
そんな素材にわずかとはいえ穴を開ける。
立華は人魚の持っている槍に恐怖を覚えた。
「どうだ!我がこれまでの全てをかけて生み出した槍は!たとえ貴様の体がいかに頑丈でもこれを受け続けることは出来まい!」
「くそッ!そもそもこいつ何と間違ってんだよ・・・・!」
悪態をつきながら迫り来る一撃一撃を避けていく。もう片方の腕を使いたいが、ヘラクレスを未だに拘束しているため動かせない。やりづらさを噛み締めながら立華は考える。
(このままではマシュ達の所に行けない・・・!でも再生能力なんて持たれてたら幾らやってもいたちごっこだ・・・!)
人魚は持っていた槍を今度は鎖に持ち替えると鞭の様にしならせマジンガーに浴びせ始めた。
鞭と言ってもその一振りは凄まじく、鎖の通った後には断熱圧縮による水の蒸発で泡が噴き出している。超合金Zの装甲には効かなくても、操縦者である立華には衝撃が応えて来る。
「ぐッ!」
「フォウ!?フォーウ!」
立華はキャノピーに頭をぶつけ血を流す。コックピット内には未だに振動が伝わっており、気をぬくとまたどこかをぶつけそうだ。立華はフォウを抱えて彼に衝撃が掛かるのを防ぐ。
(こ、こいつこの攻撃が有効だって気づいたか・・・・!)
「この野郎!!!」
ルストハリケーンがマジンガーから放たれるが、人魚は再び体を再生させる。だんだん動きの悪くなって行くマジンガーに人魚は言う。
「無駄だ!我は海の神であり同時に水の神でもある!この場に水がある限り我は無からすらも再生できる!」
鎖を引き寄せると同時に巻き付いていた辺りの遺跡も飛んで来てマジンガーに直撃する。
「そしてここは我の固有結界!貴様に今の我を殺すことは、不可能だ!!!」
遺跡に埋もれながらマジンガーは立ち上がろうとする。しかしパイロットである立華の腕に力が入らず空回りするばかり。その様子を見た人魚は再び槍を手元に寄せて言い放つ。
「今こそ!2万年の因縁に決着をつける時!!!」
「見よ!これこそが!!我が新たに生み出した新たな神具!!!」
その瞬間周りの水が槍を中心に回転し始める。回転が早まる度に槍は青く輝きくらい水の中を照らす。
(ま、まずい・・・!あんなもん食らっちまったら・・・!)
確かに、マジンガーのみならあの槍を喰らおうと僅かに凹ませるのみで終わるだろう。しかしパイロットである立華にはその衝撃が直接来る。そうなったら人の形を残さずコックピットでミンチとなるだろう。
(なんとか・・・!なんとか手段は・・・・!)
立華は朦朧とする意識の中人魚の言葉を考える。何か、何かヒントとなることがあるはず。
状況を察したフォウがコックピット内で走り回る。
「フォウ、落ち着け!そんなに走っちまったらバターになっちまうぞ!」
ひたいの汗を拭いマジンガーを立ち上がらせる。
流した血と混ざって不快感を感じた立華は腕でひたいを拭う。しかしその瞬間
(・・・!まてよ?拭う?)
(拭う、拭う、拭う・・・)
(・・・・・・乾く!!!)
立華の頭にアイデアが閃いた。
「む!?」
突然構えたマジンガーに人魚は神具の発動を中断し警戒する。
幾ら手負いとはいえ、かつて神々を相手に戦った者が相手だ。警戒するに越したことはない。
持っていた槍を構え相手の様子を眺める。
次の瞬間
「ブレスト!!!ファイヤアアアアアアアアアアアアッ!!!」
マジンガーは胸の放熱板から灼熱の炎を噴き出した。
熱線は人魚に向かって行くが、最初から警戒していた為余裕で避けられてしまう。
「馬鹿め!どこを狙っている!!」
熱線はそのまま海の彼方へと向かって行くが、それでもマジンガーは放ち続ける。
最後の抵抗というやつか?
そう考えた人魚は熱線が途絶えるのを待つことにした。熱線が止まった瞬間がお前の最後だ。とでも言うように。
一方マジンガーの中の立華はブレストファイヤーの威力に焦っていた。
(足りない・・・・!威力が全然・・・!)
立華は精一杯ブレストファイヤーのレバーを引いてはいるものの、水中ということもあって威力が上がらない。
これでは考えた作戦が全て水の泡となってしまう。
レバーを両手で掴みながら立華は思う。
(頼むマジンガーZ・・・!このままじゃあみんなが・・・!俺の登場をみんなが待っているんだ・・・!こんな奴に負けちまったら・・・・全てが悲しい思い出に変わっちまうんだ・・・!)
マジンガーはだんだんとブレストファイヤーの威力を弱めて行く。
光子力エンジンがオーバーヒートを起こして居るのだ。このままではいくらマジンガーといえど耐える事はとは出来ないだろう。
だが
だが立華は否と叫ぶ。
自分に託されたマジンガーの力を信じレバーを引き続ける。
その身が悲鳴を上げようと。
頭から再び血を流そうと。
立華はやめない。
やめるはずがない!
(だから・・・・・!)
「頼むZ・・・!答えてくれ・・・!」
次の瞬間
マジンガーの瞳が輝いた。
「なんだと?!」
人魚は驚愕の声わあげながらマジンガーを見た。
さっきまで弱々しかった熱線が、段々とその威力をあげていっているからだ。それはやがて段々と燃える範囲を広げて行く。
一方立華も驚愕していた。
先程まで限界と感じていた光子力エンジンが正常に戻っているのだ。
いや、戻るどころではない。まるで丸々メンテナンスしてもらったかのように快調なのだ。
それだけではない。
ブレストファイヤーは段々と威力と範囲を上げていっている。やがてそれは燃える範囲を広げ、ついにはマジンガーの正面そのものを燃やし尽くした。
「こ、これは・・・!」
立華には覚えがあった。
この感覚はそう、第2特異点のあの時と同じような感覚・・・!
マジンガーそのものが、強化されているようなーーー
「小癪な!いかに強力な攻撃といえど当たらなければ・・・!?」
人魚は沸騰した水の中で気づいた。
先ほどまで広がっていた自分の固有結界が段々と狭まってきていることに。
「!まさか貴様、我が海を全て蒸発させる気か?!!」
そう、立華の狙いはこれだった。
彼はブレストファイヤーで全ての水を蒸発させて、人魚の再生能力が使えないようにするつもりなのだ。しかし朦朧とした意識の中での作戦だったのでとてもじゃないが成功するはずのない作戦だった。
だがマジンガーのとある力と、立華の思いが加わった時ーーー
「そ、そんな・・・・!バカな!!?」
ついに人魚の結界を打ち破った。
「やっと、元の世界に、戻ったか・・・・!」
息を荒くしながら立華は先ほどまで見えなかった海面にドレイクの船とアルゴノーツを確認する。人魚は本物の海で体制を立て直すと再びマジンガーZに槍を構える。
「やはりその力!我らにとって目障り極まりない!今度こそトドメを・・・・?!!」
しかしそれは先ほど飛ばしたロケットパンチが、人魚の頭に直撃した事によって崩される。
立華はロケットパンチをもとの場所に戻し、レバーの左下に設置してある新兵装を起動させた。
「これがダヴィンチちゃんの新兵装!フィンガーネット!!!」
次の瞬間マジンガーの指からいくつもの糸が吹き出した。
もちろんただの紐ではない。
形のある島にて受け取ったジャパニウム、それをダヴィンチが極限まで精製して糸のように仕上げた物。
それは海の中で複雑に絡まると布地となり人魚を網漁のように包み込んだ。
「どうだ!ダヴィンチちゃんが作った新素材「超合繊維Z」は!これでもう逃げらんねえだろ!!!」
「おのれ小癪なアアア?!!」
人魚は超合繊維Zの網の中でもがき暴れる。
しかしこのまま捕まえておいた所で海に囲まれたこの場所ではいくら攻撃しようがすぐに再生してしまうだろう。
「周りに水がなけりゃあいいんだな!!!」
マジンガーは網をしっかり掴んだかと思うと、今度はそれを全力で振り回し始めた。
「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
「な、何をする気だ?!!」
立華はアルゴノーツの下で人魚を振り回し続ける。
そして周りに海流が生まれ出したところを見計らい、自分のサーヴァントに全ての令呪を使った。
「全令呪をもって命ずる!!!
至急全員でドレイクの船へ転移せよ!!!」
すると腕の令呪が赤く輝きサーヴァント達の元へ送られる。
立華はそれと同時にマシュに向けて念波を送った。
「マシュ!ドレイクに言って今すぐそこを離れろ!でかいのするぜ!」
返事を聞かず立華は掴んだレバーに力を込める。もう空振りなんかしない。力の限り奴に叩き込む!
そして元の場面へと戻る。
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!!」
「グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ?!!」
マジンガーは人魚の入った網を振り回す。
その力が強くなると同時に海流はやがて渦となってマジンガーの周りの水を吹き飛ばしていった。
「お前が誰だか知らねえけどなああああああああああ!!!」
そして立華は叫ぶ。
自身の邪魔をする者達を圧倒するように。
「俺たちの邪魔を!!!」
自身の仲間達を勇気づけるように。
「すんじゃねエエエエエエエエエエエエエエエエエエッ!!!!」
立華、マジンガーZはその叫びと共に人魚を天高く舞い上げる。そしてある程度の高さまで到達したと同時に、人魚をアルゴノーツへと叩き込んだ。
「こ・・・・の・・・・!化け物めええええええええええ!!!」
悲鳴のような叫びをあげる人魚とアルゴノーツが衝突した瞬間辺りに轟音が鳴り響く。
お互いが動けなくなった瞬間立華は操縦パネルを開いて光子力ビームを起動させた。
「今度こそ!消えてなくなれエエエエエエエエエエエエエエエッ!!!」
そして人魚は再生能力を発動させる事も出来ず、アルゴノーツと共に消滅してゆく。
最後の瞬間人魚の目に映ったのは
(な・・・・・に・・・?)
マジンガーの頭に乗ったちっぽけな人間だった。
ーイアソンの視点+エピローグー
ヘラクレス・・・・ランサーの気持ち、わかったかい?
・・・・・・・・
・・・・・・死んでいる・・・!