Fate/Machina order   作:修司

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オケアノス編です!
書く事なくて難しかった・・・


オケアノス編
海賊達の島(前編)


封鎖終局四海オケアノス

 

ロマンから新たに知らされたその特異点は一面が海に囲まれており、白い霧のようなものが一定の範囲を取り囲んだ場所だった。

 

そんな特異点でカルデア一行、彼等は今ーーー

 

「・・・・」

 

「・・・・先輩、海が青いですね・・・」

 

「そうだね、マシュ・・・・」

 

「・・・・先輩、私海って初めて見ました・・・・」

 

「そっか・・・・」

 

「・・・・先輩・・・・・」

 

「・・・・なんだい?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「私海賊って初めて見ました・・・・」

 

「できる事なら俺は一生見ようとは思わなかったよッ・・・・!」

 

 

彼等は今、船の上で無数の海賊に囲まれていた。

 

『あ!やっと見つけた!良かった、無事レイシフト出来たんだね!』

 

「いやモニターよく見ろ?!全然そんな状況じゃないからね?!!何敵陣のど真ん中に送ってんの?!!」

 

『え、敵陣?・・・・!!!みんな気を付けて!周りに沢山の反応が「いや知ってるよ⁉︎教えたの俺だから!!!」ご、ごめんなさい!』

 

「ドクター、帰ったらドクターの胡麻団子没収です・・・」

 

マシュ?!!

そうマシュから言われて絶望するロマン。

とりあえず立華は周りを冷静に分析する。

 

「よくわからねえが・・・・・野郎ども、やっちまえ!」

 

以上、分析終了。

 

「茫然としてる場合じゃねぇぞ坊主!」

 

「来るぞ立華よ!」

 

「旦那様・・・指示をお願いいたします」

 

「アァもう!!!みんな峰打ちでお願い!そして帰ったらドクターの胡麻団子を食べるぞ、!!!」

 

了解!!!

え?!!!決定なのそれ?!!

 

そんな感じでレイシフト3分で戦闘が始まった。

いきなりこんな始まり方で、この先大丈夫だろうか・・・・・?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「すみませんでした・・・・・」

 

あれから俺たちは海賊達を全員気絶させ、起きた順に正座させていた。

「・・・・・ふぅ。荒事は苦手ですが、事態が事態なので力ずく・・・・いえ、強引に尋問します」

一度海賊達を全員を見渡してからマシュが聞く。

「どなたかこの海がどこで、どういう状況なのか説明していただけますか?」

 

「いやぁ、それが俺たちもさっぱりでよぉ。気付いたらこの辺りに漂流してたんでさ。」

「嘘は言っていませんよぉ安珍様?」

 

「お主が言うのなら間違いあるまい・・・。本当何故毎回解るのだ?」

 

「ネロ、慣れだよ」

 

「んじゃ何か?あてもねぇのに俺たちを襲ったのか?」

 

クー・フーリンが呆れた様子で聞く。自分達の安全性も確保できていなかったのに、その場の勢いで襲ってきたと言うことか?

 

「バカ?」

 

「ばかでもあるがアテもあるっス。この近くに海賊島があるって同業者から聞いたんで。」

 

それを聞いてマシュ達から疑問符が浮かぶ。

 

「海賊・・・・島?そこはそのやはり海賊が沢山?」

 

「へぇ、海賊島なんで」

 

海賊によるとその島は、この海に囲まれた時に出られなくなった海賊達が集まった島らしい。

 

『ふーむ・・・・・。とりあえず手掛かりらしい手掛かりがない以上その島に向かって見たほうがいいかもしれない』

 

「そうですね・・・・・では皆さん。勝者としての権利を行使します。その海賊島に面舵いっぱい!」

 

マシュが海賊達に指示を出す。すると海賊達もアイアイサー!と返すと同時に作業に取り掛かった。

マシュ・・・・・ノリノリだね・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ヒャッハー!獲物d「オラァ!」ほぶぎッ?!!」

 

「またかよ・・・・このパターン何度目だ?」

立華が呆れたように呟く。 あれからしばらくしてその島に到着し、砂浜を歩いていたら何か何度も海賊達に襲われる。 仕方なく峰打ちを繰りかけしていると腰を低くした海賊が前に出てきた。

 

 

「勘弁してつかぁさい。悪気があった訳じゃないんです・・・・。海賊の本能なんです・・・・・」

 

『な、情け無い海賊だなぁ!』

 

「嘘は言っていませんわぁ、安珍様」

 

「本当に本能なのだな・・・・汗」

 

もうぶっちゃけ手掛かりとか見つかんないんじゃないだろうか。もし海賊がこんなのしかいないのならあまり期待出来ない。

そんな海賊達にマシュが聞く。

 

「この島に状況を把握している人間はいないのですか?」

 

「あー・・・・・だったら姐御じゃないかと」

 

「姐御とは?」

 

それを聞かれた海賊は急に態度を変えるとその名前を言う。

 

「へっへっへ、聞いて驚け。我らが栄光の大海賊、フランシス・ドレイク様だ!」

 

「なんで急に居丈高になるんだ・・・・」

 

『あれじゃない?・・・海賊としての必死なキャラ立てじゃないかなと』

 

フランシス・ドレイク?

わかってない立華を他所に話は進んで行く。

 

「へっへっへっ、てめぇ達はもうおしまいさ。ドレイク船長の手にかかればてめぇ達なんか・・・・」

 

「何故この方はいちいち小者なのでしょう・・・・」

 

『いつの時代でもキャラ立ては重要だって事じゃない?ほら、うちにも憧れの女性に変身するとかいう変態がいるし・・・」

 

海賊の反応に清姫は呆れている。

しかしロマンのいう通り昔の人間というのは濃い人が多いのかもしれない。

ところでうちのダヴィンチちゃんは、形のある島で手に入れた素材ーーー「ジャパニウム」を持ってラボに引きこもっている。

今回の特異点では出てこないだろうとはロマンの談。

そうしてジャングルを歩くなか立華はマシュに尋ねる。

 

「マシュ、フランシス・ドレイクってどんな人?」

 

「はい、フランシス・ドレイクは世界を開拓した偉大な英雄の1人です。時代的に大航海時代の真っ只中ですからーーー今から会うのが本物のドレイクなら、生前の人物と思われます」

 

そう言ってマシュは歩きながら答えて行く。

「人類史で最も早く生きたまま世界一周を成した航海者。その活躍でイギリスは莫大な富を得て当時世界の海を制覇していたスペインを撃破します。決して沈まない太陽と言われたスペイン、そのスペインから海の悪魔と恐れられた人物・・・・」

 

「まさに''太陽を沈めた英雄''ですね。ドレイク船長なくして後の大英帝国の繁栄はありません」

 

でも・・・・とマシュは続ける。

 

「これまで出会ってきた海賊の生態から推測してロクでもない人物である可能性大です」

 

その言葉に立華はこれまで出会ってきた海賊を思い出す。

 

妙にキャラ立てしてくる男。

 

何となくで攻撃してきて返り討ちにあった男

 

 

「・・・・うわぁ、嫌な予感がする」

 

「はい、その通りです。おそらく大食感で大巨人、樽を片手で掴んで一気飲みするような豪傑と思われます」

 

そう言ってマシュは何とか協力を仰げないでしょうか・・・と呟く。

そうこう言ってる内に立華達は海賊達の集まる広場に到着した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「姐御!姐御ー!敵、じゃねぇや客人です。」

 

ー続くー




毎日書くのは限界が出てくるんだなぁ・・・
マジンガーを動かしたい!
マジンガーが動いている描写を書きたい!

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