戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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第745.5話 最終決戦・地球の戦い

響たちが諦めず、スペースゴジラへ挑んだ頃。

 

地球では地球連合軍が必死の戦いを見せていた。

 

中でも宇宙大怪獣帝国極東方面軍が展開する日本国大陸州では本時対戦で一番の激戦区と化していた。

 

帝国軍のSBFと自衛隊のレイバーによる光学兵器同士の打ち合う。

 

その中で、生身の自衛官たちよる肉薄した攻撃や陸海空の自衛隊の兵器群、地球怪獣たちによる粘り強い攻撃が帝国軍を襲う。

 

不破(あの子たちは本当にやってくれるわね…)

 

響たちの姿を映像を見たことで、周囲の士気が比較的に上がり、数や質で勝る帝国軍を押し返す友軍を見て不破は愛機のコックピットで笑っていた。

 

不破「私たちも負けてられないわね!!」

 

そう言いながら愛機であるヘルダイバー改を動かして帝国軍を撃破する。

 

対する極東方面軍の主力である第四機甲地上師団は思わぬ苦戦を強いられ、進出してくる自衛隊と怪獣軍団を止められずにいた。

 

サウラン「くそ!数も兵器の質もこちらが上だってのに押されているだと!?」

 

『ベルク改級空母型地上制圧艦17番艦 ザウラ』の艦橋にて、押されている自軍を見てサウランは驚いていた。

 

デルタ『これが地球軍が信じるシンフォギアの影響か…』

 

クワラン『たった7人の小娘たちの諦めぬ姿を見て明らかに敵の士気は上がっている』

 

響たちの諦めない、奇跡を起こす姿を見たことで士気が上がっているとデルタとクワランが通信で言う。

 

エルタラ『他の方面軍も敵の士気高さに押されて中々前進できないでいるようだ』

 

ライト『これ以上の苦戦はザウラー幕僚団の名折れだな…』

 

他国の帝国軍も大陸州と同様に地球軍の士気が上がり、帝国軍側が苦戦を強いられていると言う。

 

サウラン「そうなれば顔向けできるか!!」

 

 

 

 

 

同じ頃、同帝国軍モスクワ基地ではモスラ、バトラ、ガメラ、レジスタンス艦隊、そして謎のロボットが帝国軍最強宇宙怪獣六王と戦っているなかで、一番大きな戦いが2つ起きていた。

 

ガモス「うらっ!!」

 

ザッカル「ぬぅ!はあっ!!」

 

ガモスの眼から放つ光線をザッカルはバク転して回避すると跳躍して飛び膝蹴りを叩き込んだ。

 

ガモス「ぐおっ、やるじゃねぇか…クソジジイ!!」

 

飛び膝蹴りを喰らいながらもガモスは転倒せずに態勢を整える。

 

ガモス「うおらぁ!!」

 

背中の棘をミサイルのように発射するガモス。

 

ザッカル「くっ!儂はお前を倒すためだけに今日まで生きてきた!家族の仇、討たせてもらうぞ!!」

 

発射された刺を回避して、ザッカルはガモスに向かって言う。

 

ガモス「……」

 

ザッカルに言われてガモスはなにか思う所があるのか、少し複雑な顔をしていた。

 

ザッカル「行くぞ、ガモス!!!」

 

ガモス「…来やがれジジイ!!!」

 

ザッカルとガモスは両者吠えながら向かって行く。

 

 

 

ザッカルとガモスの2人が戦っている頃、別の場所ではもう1つの戦いが起きていた。

 

弦十郎「どりゃあぁっ!!」

 

ザウラー「はあぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

弦十郎とザウラーの拳がぶつかり合い、お互いを弾き飛ばした。

 

ザウラー「ナカナカヤルデハナイカ、風鳴 弦十郎」

 

自身と互角に渡り合う弦十郎にザウラーは嬉しそうにしていた。

 

弦十郎「こっちもだ。ここまで互角とは、相当だな。アンタ」

 

弦十郎も自身と互角に渡り合うザウラーに少し嬉しそうにしていた。

 

ザウラー「当タリ前ダ。我ハコレマデ如何ナル戦イニモ敗ケハシナカッタ。ダガ、我ハ敗ケタ。アノ方ニ…」

 

傍若無人に戦い、勝利を納め続けたザウラーだったがある時に今の自分たちの主となる彼の者に敗北し、臣下となったことを思い出す。

 

ザウラー「故ニ、我ハ誓ッタノダ。モウ敗ケハシナイト!」

 

弦十郎「なら俺が2人目になってやる!」

 

敗けないと誓ったザウラーに対して、弦十郎は自信満々に言う。

 

ザウラー「来ルガイイ、風鳴 弦十郎!!」

 

自信満々に言う弦十郎にザウラーは構えるのだった。


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