しかし、自分たちを信じて今も戦い続けている人たちの為に奮い立った響たちはスペースゴジラの攻撃エネルギーを変換してバーニングエクスドライブを発動させる。
バーニングエクスドライブとなった響たちはスペースゴジラを圧倒。
さらに響たちのフォニックゲインを受け取り強化復活したバーニングエクスドライブとなったミレニアムゴジラの強烈な一撃がスペースゴジラに叩きこまれた。
スペースゴジラ「兄者!?なぜだ、確かに心臓を貫いたはず!?」
胸を貫き、倒したはずのミレニアムゴジラが甦ったことにスペースゴジラは理解が追い付かず驚く。
ミレニアムゴジラ「例え心臓を貫かれても、みんながくれた想いと唄が聞こえる限り、何度だって立ち上がって見せる!!」
驚いているスペースゴジラにミレニアムゴジラは
響「よおし、みんな!いく…!?」
みんなでいこうとした矢先、ミレニアムゴジラが響たちの前に遮るように出てきた。
ミレニアムゴジラ「グルルルル………」
響たちの前に立ったミレニアムゴジラはアイコンタクトでここは任せてみんなは宇宙にいる仲間やエルザたちの方を頼むと言っていた。
同じ血筋を持つスペースゴジラが相手ならば、自分自身が相手にしなければならいと考えていた。
響「リルくん…絶対勝ってね!」
それを読み取った響たちは頷く。
翼「では私、雪音、立花、小日向はレジスタンスの、マリアたちはエルザたちを守るんだ!」
『はい!/おう!/えぇ!/デース!』
翼の指示を聞いて面々はそれぞれの戦いの場へ向かって行く。
スペースゴジラ「わざわざサシでの勝負を挑むか!後悔させてくれる!!」
サシで挑んでくるミレニアムゴジラにスペースゴジラは言うとコロナビームを放った。
ミレニアムゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
スペースゴジラが放ったコロナビームに対してミレニアムゴジラは通常より赤い放射火炎を放って対抗した。
ビームと火炎が中心部でぶつかり合い、爆発が起きる。
リュグロー「お前たち見たか!まだ希望は消えちゃいない!何としてもここを抑えるぞ!!」
ムサシ艦橋でモニターを見たリュグローは言うとレジスタンスの面々は気合いの入った声と共に指揮がさらに上がった。
その影響かは分からないがムサシの主砲や副砲の命中率が上がり、次々に帝国軍の艦船を撃ち抜いていく。
ベロニカ「ヴァルゼース級接近!数は15!!」
リュグロー「!!」
ムサシ直上にヴァルゼース級が三連装390mm陽電子カノン砲塔を斉射しながら接近してきていた。
だがヴァルゼース級の側面から4つの流星が冥王星から飛んで来て真っ二つに折って撃沈させた。
リュグロー「今のは!」
4つの流星が何なのかと察する。
クリス「こっからはアタシ様たちの領域だぁ!!」
赤い流星からクリスが出てきてミサイルを網の目のように放って他のヴァルゼース級を撃沈する。
翼「はあぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
青い流星から翼が出てきてアームドギアでヴァルゼース級を真っ正面から両断して撃沈する。
響「どりゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
黄色い流星から響が出てきてパイルバンカーパンチをヴァルゼース級の艦橋部を貫いて真っ二つに折り撃沈する。
しかしムサシの左右からバルバスファ級宇宙駆逐艦とギャラガス級宇宙軽巡洋艦が多数接近する。
未来「行かせないんだから!!」
紫の流星から未来が出てきて多数ある丸鏡から光線を放ってムサシの左右から接近していたバルバスファ級とギャラガス級を撃ち抜いて撃沈した。
リュグロー「さ、酸素のない無重力の宇宙空間を自在に…」
宇宙空間でも活躍する響たちを見てリュグローは驚いていた。
リュグロー「なにぼさっとしてる!俺たちも反撃だ!!」
呆気に取られているレジスタンス面々に気づいたリュグローは言うとムサシは砲撃を再開した。
帝国兵士「し、司令!シンフォギアが出現しました!!」
帝国軍側は宇宙空間に活動できるシンフォギアに驚いて、兵士たちはざわついていた。
ヴァロルド「宇宙空間でも戦うことが出来るとは…やはり危険分子であったか。ギャラティッカ砲、発射準備!同時に左右にいる雷撃艦隊に通達だ!」
シンフォギアが宇宙空間でも活動できることに驚きながらもヴァロルドはギャラティッカ砲発射準備と僚艦隊に指示を行った。
翼「あれは!?」
クリス「またあの大砲を撃つ気か!!」
ガルバスターの艦首が開き、巨大な砲身が露になり、ギャラティッカ砲を撃とうとしていることに気付く。
響「そんなことさせるもんか!!」
ギャラティッカ砲を撃とうとするガルバスターに響は接近する。
クリス「あ、おい!待てバカ!!」
翼「立花!!」
未来「響、無茶しないで!!」
突っ走る響を止めようと3人が呼び止めようと叫ぶが響にはもう聞こえなかった。
帝国兵士A「機関からのエネルギー伝導開始!」
帝国兵士B「ギャラティッカ砲にエネルギー充填開始!」
帝国兵士C「目標、敵旗艦!!」
伸びた砲身の先にエネルギーが集まり赤く輝き始めていた。
帝国兵士D「エネルギー充填率100%!110!120!」
充填率が100からさらに上がり、120へ差し掛かった時だった。
帝国兵士E「し、司令!正面にシンフォギアが!!」
充填率が120に差し掛かった時に響が向かって来ていることが目視で確認できる所まで迫っていた。
ヴァロルド「正面だと!?ならば消し炭にしてくれる!!」
真っ正面から向かって来る響を見てヴァロルドは受けて立とうと展開された機銃型の発射装置のトリガーに指を掛ける。
すると充填率が130へ到達していた。
ヴァロルド「ギャラティッカ砲、発射ぁ!!」
トリガーを引き、ギャラティッカ砲を発射した。
響「どぅりやあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!」
ギャラティッカ砲の巨大ビームを響はドリルナックで受け止めると拮抗した。
ヴァロルド「なんだと!?」
生身の人間にビームが拮抗していることにヴァロルドは驚きを隠せなかった。
すると響のドリルナックがギャラティッカ砲の巨大ビームを四散させ始めて発射口に到達、大爆発してガルバスターの艦首を吹き飛ばした。
ヴァロルド「ひ、被害報告!!」
帝国兵士A「ギ、ギャラティッカ砲大破…使用不能!」
帝国兵士B「全面主砲全砲門使用不能!!」
帝国兵士C「機関出力低下!」
被害を聞くとガルバスターの戦闘能力のほとんど失われているという報告が上がってきた。
ヴァロルド「これがシンフォギアの力とでもいうのか…」
総旗艦であるガルバスターが戦闘不能に陥らせたシンフォギアの力に驚愕してしまっていた。
響「ふう、何とかなった~」
ガルバスターの艦首砲であるギャラティッカ砲を破壊した響は一息着いていると後ろからスパーンと頭が叩かれた。
響「いった~…」
頭を叩かれて響は後ろを振り向くと未来がアームドギアを持っていた。
未来「無茶しすぎ!下手したら死んでたよ!!」
響「ひぃ~!未来、許して~!」
怒り心頭の未来に詰め寄られて響は怯えてしまった。
クリス「ったく、あのバカは…」
翼「全くだ。しかし、これで敵の脅威が大幅に減った!このまま一気に畳みかけるぞ!!」
いつもの響に呆れるクリスに同意しながら翼はガルバスターの最大の戦闘能力を奪ったのをチャンスとして一気に畳み掛けに掛かったのだった。な