戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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第740話 最終決戦・幕開け、最終決戦

未来「響!」

 

吹き飛ばされた響に未来は駆け寄る。

 

未来「大丈夫?」

 

響を抱き上げて未来は心配して聞く。

 

響「な、なんとか…」

 

未来に支えられて響は無事であることを言いながら起き上がる。

 

クリス「おいおい、冗談だろ…」

 

調「まだこっちの敵も倒せてないのに…」

 

翼「万事休すと言ったところか…」

 

まだトロンガーを倒していないで、エルザとエウルの救助も出来ていな状況で、新手が現れ、しかも最大戦力のミレニアムゴジラと響のコンビが圧倒されている最悪の状況が加わってしまい、恐怖心が彼女たちの中で駆け巡る。

 

スペースゴジラ「ほう。ヴィズ、お前がその姿になっているとは久しいな」

 

トロンガーとなっているヴィズを見てスペースゴジラは言う。

 

トロンガー「閣下のそのお姿を見るのも久しいものでございます」

 

スペースゴジラの姿を見てトロンガーも言う。

 

スペースゴジラ「まあ、良い。ヴィズ、貴様はシンフォギアを相手にしろ。我は兄者とサシで着けるとしよう」

 

トロンガーにそう指示するとスペースゴジラはミレニアムゴジラを見るなりその姿を変えた。

 

スペースゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!」

 

ボディーの結晶を大型化して脚がなくなった代わりに宙に浮いた姿『飛行形態』となった。

 

クリス「変形しただと!?」

 

ロボットでもないのに姿が変わったスペースゴジラに驚く。

 

スペースゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!」

 

ミレニアムゴジラ「グルルルル!?!?」

 

飛行形態となったスペースゴジラはミレニアムゴジラを掴むと上空へ飛翔、巨大なクリスタルのドームを造り出し、中へ入っていった。

 

響「リルくん!!」

 

マリア「なにあれ!?」

 

ミレニアムゴジラがスペースゴジラが造り出したクリスタルのドームに連れ去られたのを見て叫ぶ。

 

トロンガー「あれはバトルフィールド。閣下がサシで勝負をお決めになる時に用いる専用の決闘場だ。中に入れるのは閣下のみ。そして出るにはどちらかが力尽きるまでだ」

 

スペースゴジラが造り出したクリスタルのドーム『バトルフィールド』をトロンガーは言う。

 

切歌「スペースゴジラでしか入れないってことはアタシたちがリルくんの援護に行けないってことデスか!?」

 

スペースゴジラでしかバトルフィールドに入れず、出るにはどちらかが力尽きねば出られないと聞いて切歌は驚いて叫んだ。

 

トロンガー「そうなるな。だが、安心しろ。貴様らがここから出ることはありはしない。私が全員、この場で殺してくれる!!」

 

響たちを見つめながらトロンガーはゴキッと指を鳴らしながら構える。

 

トロンガーが構えたのを見て響たちも臨戦態勢を取る。

 

 

 

ミレニアムゴジラ「グルルルル………」

 

バトルフィールド内にてミレニアムゴジラは起き上がり、周辺を見渡す。

 

出口らしき場所は見当たらない、逆に入り口らしき場所すらも見当たらなかった。

 

スペースゴジラ「ここでなら、兄弟だけの闘いができるな」

 

ゆっくりと飛翔形態のスペースゴジラが降りながら通常形態へと変形した。

 

スペースゴジラ「行くぞ、兄者!ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!」

 

ミレニアムゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!」

 

完全に通常形態へと変わったスペースゴジラはコロナビームを放ち、同時にミレニアムゴジラも放射火炎を発射。

 

宇宙の王と地球の王の大火力同士がぶつかり合い、最終決戦の最後の闘いが幕を上げたのであった。


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