戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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第728話 最後の作戦(開戦)

響「お待たせしました!」

 

リル「かう!」

 

S.O.N.G.本部の発令室に病院から直行してきた響とリルが入ってきた。

 

2人が入るとすでに未来を含めた全員がすでに集まっていた。

 

弦十郎「全員揃ったな。これより、オペレーション・ファイナルウォーズを開始する!!」

 

全員が集まったを確認した弦十郎は作戦開始を叫んだ。

 

 

 

弦十郎が作戦開始を指示した時、各国の戦線が一斉に動き始めていた。

 

北米戦線。

 

フライグラー「ギュルワアァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」

 

地球怪獣軍団カナダ方面軍指揮官『飛魚怪獣 フライグラー』率いる残存北米大陸防衛軍団総勢350体が米加連合軍と共に宇宙大怪獣帝国軍北米方面軍基地と化しているロサンゼルスへ攻撃を開始した。

 

 

 

欧州方面。

 

ラドン「ギャウォオォォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!」

 

欧州方面では地球怪獣軍団空軍総司令官である『翼竜 ラドン』率いる空挺怪獣軍団総勢400体がフランス、ドイツ、残存イギリス軍などの欧州連合軍とともに宇宙大怪獣帝国軍欧州方面基地と化しているノルマンディーに攻撃を仕掛けていた。

 

 

 

東南アジア・オーストラリア方面

 

シャザック「フオォォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」

 

パンドラ「ガルガアァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!」

 

マンダ「キシャアァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」

 

オーストラリア方面ではインド方面軍指揮官『伝説魔獣 シャザック』、オーストラリア方面軍指揮官『カンガルー怪獣 パンドラ』、地球怪獣軍団海軍総司令官『海竜 マンダ』率いる三勢力1500体がインドやニューギニアなどの東南アジア方面とオーストラリア方面でインド軍、ニューギニア軍などの東南アジア連合軍及び残存オーストラリア軍と共に同時攻撃を開始していた。

 

 

 

日本国大陸州方面。

 

アンギラス「ガアァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!」

 

ラゴラスエヴォ「ガルギシャアァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」

 

日本国大陸州方面では地球怪獣軍団陸軍総司令官『暴龍 アンギラス』とサイパン島から召集されたサイパン防衛部隊指揮官『進化怪獣 ラゴラスエヴォ』率いる総勢1800体の怪獣たちが陸・海・空の自衛隊と共に進軍を開始していた。

 

その中にS.O.N.G.本部とムサシを旗艦としたレジスタンス艦隊が共に進む。

 

すでに何隻かの揚陸艦が到達し、レイバー部隊や戦車部隊が上陸する。

 

藤尭「各戦線の地球軍の攻勢が帝国軍基地に開始されました!」

 

友里「同時に帝国軍による迎撃が開始されました!!」

 

各戦線が開戦され、戦闘が始まったと報告する。

 

エルフナイン「レジスタンス艦隊とのワープリンク完了しています!いつでもワープは可能です!」

 

同時にエルフナインがレジスタンス艦隊とのワープリンクが完了し、ワープ時に共にワープできることを報告する。

 

弦十郎「よし、敵戦力がある程度出てきた所で、俺たちは一気に敵モスクワ基地へ強行ワープ!ワープ後に敵基地に侵入し、コントロールルームを奪取!転移装置で冥王星まで一気に仕掛けるぞ!!」

 

改めて強行ワープすることを伝える。

 

友里「ん?司令!各戦線より入電!帝国軍の総司令官の乗艦するギルヴァスター級6隻の姿が前線どころか後方でも確認されないそうです!!」

 

弦十郎「なんだと?どうなっている…」

 

敵側の旗艦であるギルヴァスター級弩級宇宙戦艦の姿が無いと聞いて弦十郎は考えていると本部が激しく揺れた。

 

弦十郎「何があった!」

 

藤尭「本艦左舷を同行していたイージス艦が被弾・撃沈されました!!」

 

友里「司令!艦隊及び部隊前方に艦を視認!これは!?モニターに出します!!」

 

同行していたイージス艦が撃沈されたと報告したのと同時に友里が慌ててメインモニターに映した。

 

そこに映されてたのは各戦線から姿を眩ませていた艦であった。

 

弦十郎「ギ、ギルヴァスター級6隻だとぉ!?」

 

自衛隊とS.O.N.G.の目の前にいるのは紛れもなく帝国軍地球侵攻艦隊総旗艦にして宇宙六王怪獣たちの乗艦ギルヴァスター級弩級宇宙戦艦6隻(2番艦 メッサースター(ブラックエンド乗艦)、3番艦 エルジェラー(EXタイラント乗艦)、4番艦 ガルヴェラー(ルガノーガー乗艦)、5番艦 ギガドーラー(ムルロア乗艦)、6番艦 クォツラー(ガモス乗艦)、7番艦 ドゥジスター(マーゴドン乗艦))が集結していることに驚いてしまう。

 

六王はそれぞれカスピ海・黒海、北米大陸、イギリス、ロシア、オーストラリアの六ヶ所の拠点を防衛指揮艦である。

 

大陸方面だと7番艦のドゥジスターのみのハズである。

 

だが、目の前にはギルヴァスター級が6隻が目の前にいるという悪夢が広がっていた。

 

ジャミラ「地上の敵は地上部隊のみに任せておけ!我が艦隊は敵洋上艦隊と反乱軍艦隊を叩く!主砲斉射!!」

 

艦長席に座り、EXタイラントの副官を勤め、両腕を包帯で巻き、腰まで伸びた赤い髪、黒い目に黄色い眼孔がある女性―『宇宙大怪獣帝国参謀大佐』を勤める『ジャミラ』が指揮する3番艦 エルジェラーがギルヴァスター級の主砲である490mm三連装陽電子ビームカノン砲を一斉射してイージス艦を攻撃する。

 

ギルヴァスターの主砲にイージス艦は船体を貫かれて爆発撃沈してしまう。

 

武藤「VLS開け!対空ミサイル発射ぁ!!」

 

ギルヴァスターの砲撃に晒される中でイージス艦 あなごの艦長であり、紅の戦艦事件で大きく貢献した『武藤』艦長がVLSを開き対空ミサイルを発射を指示する。

 

帝国軍兵士「敵対空ミサイル接近!」

 

ジャミラ「対空戦闘始め!!」

 

あなごが発射した対空ミサイルをギルヴァスターの四連装25mm対空機関砲がビームを発射して撃ち落とす。

 

帝国軍兵士「ジャミラ大佐のエルジェラーが敵対空ミサイルを撃破しました!」

 

ゼルト「よし、こちらは両翼の敵を叩く!主砲斉射だ!!」

 

デスマスクのような無表情顔という不気味な顔をしている宇宙人はジャミラと同じく宇宙大怪獣帝国先任参謀大佐で、ブラックエンドの副官を勤める『宇宙ゲリラ シャドー星人』の『ゼルト』が両翼に展開する海上自衛隊艦隊に向けて2番艦 メッサースターの主砲斉射指示を出してイージス艦を襲う。

 

海上隊員「敵陽電子ビーム来ます!」

 

橋本「取り舵!」

 

メッサースターの陽電子ビームをイージス艦 とりがらの艦長であり、武藤と同じく紅の戦艦事件で大きく貢献した『橋本』が取り舵(左方向)へ艦を動かすように指示する。

 

陽電子ビームはとりがらには命中せずに水柱と海水の蒸発時に上がる白煙を上げた。

 

帝国軍兵士「艦長!メッサースター、エルジェラーの両艦が敵洋上艦攻撃を開始しました!」

 

ディミア「SBF部隊と航空隊に通達!反乱軍に向けて攻撃を開始させなさい!ギガドーラー、クォツラー、ドゥジスターにも砲撃をするように要請を出して!!」

 

メッサースターとエルジェラーの2隻が自衛隊に攻撃を開始したのを聞いてジャミラとゼルトと同じく宇宙大怪獣帝国軍先任参謀大佐で、ルガノーガーの副官を勤め、4番艦 ガルヴェラーの女性艦長『侵略宇宙人 サロメ星人』の『ディミア』が指示を出す。

 

帝国軍兵士「艦長!ディミア大佐より入電!反乱軍に対し、我が艦とSBF、航空隊による一斉攻撃の要請が来ています!」

 

ディミアの要請は5番艦 ギガドーラー、6番艦 クォツラー、7番艦 ドゥジスターのそれぞれに伝えられた。

 

リベン「ほう、そうか。乗ってやるか、艦を反乱軍に向けろ!!」

 

体色は赤く、頭部の目がかなり小さく、両手が三本の爪になっている宇宙人はジャミラ、ゼルト、ディミアと同じく宇宙大怪獣帝国先任参謀大佐で、ムルロアの副官を勤めるギガドーラーの艦長『脳魂宇宙人 ザム星人』の『リベン』は指示する。

 

ウェド「リベンめ、早いな。こちらも回頭だ!反乱軍に主砲を叩きは込んでやれ!!」

 

一つ目で、頭に触手のようなのがある宇宙人はガモスの副官を勤め、ジャミラ、ゼルト、ディミア、リベンと同じく宇宙大怪獣帝国軍先任参謀大佐で、クォツラー艦長『変身怪人 ゼットン星人』の『ウェド』が指示する。

 

グロウ「他の艦にタイミングを合わせろよ!」

 

銀色の体色で、頭の両側頭部から伸びた大きな角を持った宇宙人はジャミラ、ゼルト、ディミア、リベンと同じく宇宙大怪獣帝国軍先任参謀大佐で、ドゥジスター艦長『グローザ星系人 グロウ』が船員たちに言う。

 

ディミア「主砲斉射準備!」

 

リベン「自動追尾始め!目標に照準合わせ!」

 

ウェド「主砲斉射後SBF部隊と航空隊は敵両側から進撃だ!」

 

グロウ「奴らの横腹にビームを叩き込め!」

 

各艦で艦長の指示が船員に伝えられる。

 

帝国軍兵士「主砲照準よし!自動追尾よし!」

 

4人『主砲、撃てぇーーーーッ!!』

 

主砲斉射準備が出来たと聞いて、レジスタンスに向かって490mm三連装陽電子ビームカノン砲4隻同時に発射された。

 

レジスタンス「敵艦の一斉射来ます!」

 

リュグロー「回避ぃ!!」

 

ギルヴァスター4隻分の490mm陽電子ビームカノン砲が迫りリュグローは回避を指示する。

 

レジスタンス艦隊は急いで回避運動を行うが490mm陽電子ビームカノン砲が容赦無く襲いかかるのだった。


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