戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

898 / 1219
第684話 シンフォギアなら!

ミサイルが襲来する少し前、クリス、響、未来の3人は宇宙軽巡洋艦を旗艦とした雷撃艦隊を発見。

 

ビームによる対空砲にさらされながらも戦闘を行っていた。

 

クリス「持ってけ全部だぁ!!!!!!」

 

腰部から小型ミサイルを何十本と発射するクリス。

 

しかし、バルバスファ級とギャラガス級に搭載された多数の対空砲により着弾前に破壊されてしまった。

 

クリス「くそ、なんて弾幕の厚さだよ!」

 

陽電子ビームの対空砲により破壊されたミサイルを見てクリスは言う。

 

未来「ビームにはビーム!」

 

そう言って未来は自身の周辺に鏡を展開し、ビームを発射する。

 

未来の発射したビームはバルバスファ級とギャラガス級の数隻の陽電子ビーム対空砲を破壊した。

 

未来「効いた!」

 

陽電子ビーム対空砲が破壊されたバルバスファ級とギャラガス級を見て、未来は言う。

 

それまで、地球側の兵器では帝国軍の艦隊に傷どころか塗装ですら剥がせずにいたからシンフォギアの攻撃が効いたことは希望に繋がるからだ。

 

響「シンフォギアなら帝国軍の装甲が撃ち抜けれる!なら!」

 

未来の攻撃が効いたのを見て響は艦隊へ向かって行く。

 

クリス「あ、おい、バカ!!」

 

向かって行く響を見てクリスは止めようとしたがすでに遅く、艦隊へ突っ込んで行った後だった。

 

 

 

砲雷長「左舷対空砲、敵ビームにより大破!」

 

レーダー長「さっきの被弾で、本艦のレーダーに障害が発生しています!!」

 

通信長「艦隊のバルバスファ級数隻が被弾!ダメージが予想より大きい模様!!」

 

サーペント星人「ば、バカな!?下等生物どもの兵器で私の艦が被弾しただと!?」

 

ギャラガス級宇宙軽巡洋艦4539番『アンデレス』の艦長と同雷撃艦隊司令官『憑依宇宙人 サーペント星人』は次々に入ってくる自艦を含めた艦隊の被害報告に驚愕していた。

 

レーダー長「左舷から本艦へ接近する物体あり!」

 

サーペント星人「墜とせ!主砲斉射だ!被害を受けていないバルバスファとギャラガスに対空砲を撃たせろ!!!」

 

向かって来る物体がいると聞いてサーペント星人は指示を出す。

 

司令官であるサーペント星人の指示でアンデレスは主砲である240mm二連装陽電子ビームカノン砲(2基6門)が一斉に左舷に向き、ビームを発射する。

 

しかし、的が小さいのか物体には当たらなかった。

 

響「どりゃあぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!」

 

アンデレスへ向かって来る物体、響は右手をドリル状に高速回転させアンデレス艦首へ突撃する。

 

響のドリルナックルがアンデレスの艦首に当たると大穴を空け、艦尾まで貫いた。

 

サーペント星人「ば、バカな…な、生身の人間に私の…私の艦が沈むだと!?そんなバカなぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

 

響のドリルナックルに貫かれたアンデレスの艦橋にてサーペント星人は信じられないと言いながら爆発に巻き込まれて艦と運命を共にしたのだった。

 

未来「流石は響!」

 

クリス「いや、馬鹿力にも程があんだろ…」

 

地球側の兵器では一切ダメージを与えられなかった帝国軍の艦を撃沈した響を見て未来は嬉しそうにし、クリスは呆れていた。

 

響「よし!ん?」

 

アンデレスを撃沈した響はガッツポーズをしていると前から1発のミサイルが向かって来ているのが見えた。

 

響「うわわっ!?」

 

慌てて回避する響。

 

響「今のは…!?」

 

回避した響はさっきのミサイルが何なのかと考えていると、目映い閃光と熱が襲ってきた。

 

そして見たのは巨大なキノコの形をした雲(・・・・・・・・・・・・)が上がっていたのだった。


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。