戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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※今回はFGO編の後の後にやる話が含まれます。すいません

※嫌な方は後書きを見ないことをオススメします。

それでは、どうぞ!













7月10日、それはあるヒーローがテレビのお茶の間に初登場を果たした記念すべき日である。

そのヒーローの名は…。


特別編 7月10日は…

ミレニアムゴジラ「ゴギャアァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!」

 

とある湖の近くにある麓にて悲鳴を上げてミレニアムゴジラが空から落下してきた。

 

ミレニアムゴジラ「グルルルル…」

 

地面に叩きつけられながらもミレニアムゴジラは立ち上がって顔を左右に振ってさっき自身を地面に叩きつけた相手を見る。

 

その相手はミレニアムゴジラの前に降り立った。

 

相手は黒いずんぐりとした体型と、耳の尖った悪魔のような顔が特徴をしている宇宙人『悪質宇宙人 メフィラス星人』だった。

 

メフィラス星人「フフフ、どうかねみなさん。私の実力、分かってくれたかな?」

 

落ち着いた物腰で紳士的な口調でメフィラス星人は言う。

 

さっきミレニアムゴジラが地面に叩きつけたられたのはメフィラス星人の能力である強力なテレキネスである。

 

因みに援護に来た響たちもテレキネスにより地面に叩きつけられて動けなくなっていた。

 

ミレニアムゴジラ「グルルルル!!」

 

確かにテレキネスは強力であるが何度地面に叩きつけられてもミレニアムゴジラには一切効かないでいた。

 

それだけならなんとかなると思っていた。

 

メフィラス星人「私の能力はテレキネスだけではありませんよ?フワッ!!!!!」

 

右腕の拳を伸ばすと光線ー必殺光線である『グリップビーム』を発射した。

 

ミレニアムゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!」

 

グリップビームに対してミレニアムゴジラは赤い放射火炎を発射して対抗する。

 

ビームと火炎がぶつかり合うと互いに互いを相殺した。

 

ミレニアムゴジラ「グルルルル!?」

 

怪獣や宇宙怪獣ならまだしも宇宙人の放った光線に放射火炎を相殺されたのを見て驚く。

 

メフィラス星人「君と私とでは実力は私の方が上だ。このまま無益な争いをするのは私は望まない。そこでだ、ゴジラくん。この星最強である君に提案なのだが、私に"地球をあげます"っと言ってくれないだろうか」

 

ミレニアムゴジラ「グルルルル!?」

 

メフィラス星人の提案にミレニアムゴジラは驚く。

 

メフィラス星人に"地球をあげます"とミレニアムゴジラが言えばメフィラス星人の実力を認めてしまうのと同時に事実上の降伏宣言に他ならなかった。

 

メフィラス星人「もちろん、私の実力ならばこの星を力ずくで奪うことはできる。しかしそれは私のルールに反するのだよ。宇宙広しと言えどこのような美しい星を戦いで汚したくないのだよ。しかし地球人たちは簡単に地球を汚す兵器を使用する。分かるかね?だから君が私に"地球をあげます"っと言えば地球人たちも無駄な抵抗をしなくなるだろう。それに君の大切な家族もこれ以上傷つかなくて済むのだよ?」

 

ミレニアムゴジラ「……………」

 

メフィラス星人の言葉にミレニアムゴジラの心に迷いが出来てしまった。

 

メフィラス(もう一押しだな)

 

ミレニアムゴジラに迷いが出来たのを見抜きメフィラス星人は更に言う。

 

メフィラス星人「何もま…」

 

?「何も迷うことはない」

 

メフィラス星人「!?」

 

言いかけていたメフィラス星人より早く、1人の老男性がミレニアムゴジラに言う。

 

メフィラス星人「貴様は!?」

 

老男性を見て落ち着いた物腰であったメフィラス星人は驚いていた。

 

?「ミレニアムゴジラ…何も迷うことはない。この星は誰か1人のモノではない。この星は地球人、怪獣、動植物が多く暮らす命の楽園だ。それを守る使命を君は父親から引き継いだのだ。ならば何も迷うことはない、答えはすでに出ている」

 

ミレニアムゴジラ「グルルルル…ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!」

 

老男性に言われてミレニアムゴジラは頷き、返答である雄叫びを上げた。

 

"地球は誰にも渡さない、欲しければ自分を倒してからにしろ"っと。

 

メフィラス星人「君は家族が傷ついてもいいと言うのか!?」

 

ミレニアムゴジラの答えを聞いてメフィラス星人は驚いて聞き返した。

 

ペンライトの様な形状をしており、ライトグリーンのメインカラーに黒い逆三角形の模様が入っているのが特徴のアイテムを出すと右手に持ち高々と掲げて赤いボタンを押した。

 

先端部分が発光すると老男性の姿が変わった。

 

赤と銀を基調にしているカラーリングで、胸の中央には青く輝いている光球を着けた巨人ーM78星雲ウルトラの星から宇宙怪獣 ベムラーを追って地球へやって来て、世界にその名を知らぬものはいない栄光の光の巨人『初代ウルトラマン』に変身した。

 

メフィラス星人「やはりウルトラマンだったか」

 

現れたウルトラマンを見てメフィラス星人は言う。

 

ウルトラマン「メフィラス星人。この戦いはお前の敗けだ」

 

メフィラス星人「なに?」

 

ウルトラマンの言葉にメフィラス星人は首をかしげる。

 

ウルトラマン「お前は彼の家族への愛に付け込もうとした。だが彼は家族を愛しているのと同じだけこの地球も愛している。例えお前が実力行使をしたとしても皆を守り抜くつもりだ」

 

ミレニアムゴジラ「グルルルル!!」

 

ウルトラマンの言葉にミレニアムゴジラは頷く。

 

メフィラス星人「そうか…どうやらウルトラマンの言う通り、私の敗けのようだ。潔く退散しよう。だがゴジラよ、近い将来この星に最強の存在が飛来するだろう」

 

ミレニアムゴジラ「グルルルル?」

 

メフィラス星人の忠告にミレニアムゴジラは首をかしげる。

 

メフィラス星人「その内に分かるだろう。去らばだ、ミレニアムゴジラ、そしてウルトラマン。フハハハハハハハハハ!!!!!!」

 

そう言ってはぐらかすとメフィラス星人は高笑いしながら姿を消したのだった。

 

メフィラス星人が消えてウルトラマンとミレニアムゴジラは面と向かっていた。

 

ウルトラマン「メフィラス星人の言葉に惑わされてしまうとはまだまだだな」

 

ミレニアムゴジラ「グルルルル…」

 

メフィラス星人の言葉に心が揺らいでしまったミレニアムゴジラにウルトラマンの厳しい言葉が飛んだ。

 

ウルトラマン「だが君にはあの怪獣王の血を引き継いでいる。君には君にしか無い力がある。いずれ父親を越える存在とはるだろう」

 

ミレニアムゴジラの肩を叩きながらウルトラマンは檄を言う。

 

ミレニアムゴジラ「グルルルル…ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!」

 

あのウルトラマンに言われてミレニアムゴジラは嬉しくなって鳴いた。

 

ウルトラマン「では、この世界の地球を頼んだぞ」

 

ミレニアムゴジラ「グルルルル!」

 

ウルトラマンの言葉にミレニアムゴジラは頷いた。

 

それを見たウルトラマンはミレニアムゴジラの決意を感じて頷くと空を見上げた。

 

ウルトラマン「シュワッチ!!!!!」

 

空を見上げたウルトラマンは跳躍すると空高く飛翔し、宇宙へ飛んで行ったのだった。

 

それを見送るミレニアムゴジラは手を大きく振っていたのだった。




メフィラス星人(まさかウルトラマンまで現れるとは…)

引き上げたメフィラス星人は自身の円盤で母星へ帰還していた。

メフィラス星人(初代様同様、私も地球を愛する者たちを甘く見ていたっと言うことか…ぬおっ!?)

かつてウルトラマンと戦った初代メフィラス星人を思い出していると円盤が大きく揺れて驚いていた。

メフィラス星人「くっ、なんだ!?」

大きく揺れてしまった自身の円盤の原因を知ろうと外部カメラの映像を映した。

そこには何千いや、何万もの軍艦から成る艦隊がメフィラス星人の円盤めがけて砲台からビームを発射していた。

メフィラス星人「くっ、なぜ奴らが!?」

軍艦に心当たりがあるのかメフィラス星人は驚く。

実はこの宙域はメフィラス星の領内であり、メフィラス星のモノではない艦隊が領内にいること事態が大変なこであった。

この艦隊は最近になって急速に勢力を拡大しておりメフィラス星でも最重要警戒体勢で警戒していたのだ。

メフィラス星人「まさか、我が母星はすでに…」

最悪な事態がメフィラス星人の頭を過った。

"母星はすでにあの艦隊により制圧されてしまった"っという最悪な事態だ。

そう考えていると艦隊の中で一番大きな宇宙戦艦の艦首が開き、巨大な砲身が露になった。

露になった砲身の奥から光ると前にいた軍艦が左右に分かれて進路を開けた。

軍艦が左右に分かれて進路を開けたのと同時に砲身から黄色く巨大な光線がメフィラス星人の円盤めがけて発射された。

メフィラス星人「ぐっ!?」

向かってくる光線にメフィラス星人の円盤は飲み込まれて蒸発したのだった。



オペレーターA「進路上のメフィラス円盤、焼失を確認!」

オペレーターB「ギャラッティッカ砲砲身、収用完了!」

メフィラス星人の円盤を蒸発させた宇宙戦艦のブリッジにてオペレーターたちが言う。

?「ふん、不運な奴だな。全艦に通達!進軍再開!目標、地球へ向け最大戦速!!」

艦隊に指示を出す人物、その姿は右目が髪で隠れているガウに似ていたのだった。

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