戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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第627話 強敵、異形生命体

響「どりゃあぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」

 

響のドリルナックルがスコーピスの腹部から背中を貫いて大穴を開けた。

 

スコーピス「ピキイィィィィィィィィィィィ………」

 

響「ふぅ…」

 

スコーピスを倒して響は一息吐く。

 

翼「どうやら今ので最後のようだな」

 

周囲を見ていた翼は響が倒したスコーピスを見て言う。

 

クリス「みたいだな…」

 

雲の中から急に飛び出しての奇襲も無いと判断してクリスも翼の言葉に賛同する。

 

マリア「それじゃあ、早くリルたちの所へ急ぐわよ!」

 

レイジャJ「待て!」

 

リルたちの所へ急ごうと言うマリアにレイジャJが叫ぶ。

 

切歌「ど、どうしたんデスか?」

 

レイジャJ「この気配…奴がこの星に降りてきた!!!」

 

調「奴って、まさか!?」

 

響「サンドロス!?」

 

レイジャJが感じたという気配がサンドロスであると察して驚く。

 

レイジャS「ジーン!」

 

レイジャJ「あぁ!今度こそ、引導を渡してやる!行くぞ!!!」

 

レイジャM『おぉ!!!!!』

 

故郷を滅ぼした元凶たるサンドロスが地球の地に降り立ったとしてレイジャJに率いられてレイジャMたちとレイジャSがサンドロスの元へ向かう。

 

響「みんな!私たちも行こう!」

 

クリス「だな。特にアイツら(ジーンとシャウ)は何をしでかすか分かんねーからな!」

 

翼「そうだな、行くぞ!!」

 

ジーンたちが暴走しないか心配して響たちもその後を追いかける。

 

 

 

響たちとレイジャJたちが向かってきている時、ミレニアムゴジラ、ガウ、バトラは激戦を繰り広げていた。

 

サンドロス「グオロロロロオーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」

 

ミレニアムゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!」

 

サンドロスのギガレントラッシュとミレニアムゴジラの放射火炎がぶつかり合う。

 

バトラ「ギャウオォォォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」

 

サンドロスがミレニアムゴジラと打ち合っている隙に左右からバトラがプリズム光線、TYPE_GODZILLA_MkⅡがシールドミサイルを発射して攻撃する。

 

だがサンドロスは両腕からサドラとゴルザを殺害した強力な念力『ハードキネシス』を放ってプリズム光線とミサイルを打ち破った。

 

プリズム光線とミサイルを打ち破ったハードキネシスはバトラとTYPE_GODZILLA_MkⅡに向かっていく。

 

バトラ「ギャウオォォォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」

 

ガウ「がう!!」

 

向かってくるハードキネシスをバトラとTYPE_GODZILLA_MkⅡは高度を上げたり、高速移動で回避するがハードキネシスは意思でもあるのか追いかけてきた。

 

バトラ「ギャウオォッ!?」

 

ガウ「がう!?」

 

追いかけて来たハードキネシスにバトラとガウは驚く。

 

サンドロス「グオロロロロオーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」

 

バトラとTYPE_GODZILLA_MkⅡがハードキネシスに追われている隙にサンドロスはギガレントラッシュの威力を上げて放射火炎を相殺した。

 

サンドロス「グオロロロロオーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」

 

放射火炎を相殺してサンドロスはハードキネシスを発射した。

 

ミレニアムゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!」

 

ハードキネシスを受けてはまずいとミレニアムゴジラは回避行動に出るが…。

 

サンドロス「グオロロロロオーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」

 

回避行動に出たミレニアムゴジラにサンドロスはギガレントラッシュを発射・命中させた。

 

ミレニアムゴジラ「ゴギャアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!」

 

ギガレントラッシュを喰らって転倒するミレニアムゴジラ。

 

その隙にハードキネシスがミレニアムゴジラを上空へと打ち上げ、空中で拘束した。

 

ミレニアムゴジラ「ゴガアァァァァァァァァ!!!!、ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!」

 

なんとか拘束から逃れようともがくが強力な念力の前に流石のミレニアムゴジラですら抜け出すことは不可能であった。

 

サンドロス「なぜ、それほどの力があるにも関わらず、この星を守ろうとする?」

 

拘束したミレニアムゴジラにサンドロスは問いかける。

 

※ここからミレニアムゴジラの台詞が日本語になりますが周囲の人間には鳴き声にしか聞こえません。

 

ミレニアムゴジラ「お前こそ、なんでそんな力がありながら他の命を脅かすことしかしないんだ!!!!!」

 

問われたミレニアムゴジラは質問に質問で返した。

 

サンドロス「決まっている。この宇宙は強い者が弱い者を全て滅ぼし、支配する。それが宇宙のルールだからだ」

 

当然の如くサンドロスは淡々と答えた。

 

ミレニアムゴジラ「そんなの間違ってる!この世界に滅ぼし、支配したりしていいルールなんてない!!!!!」

 

"強い者が弱い者を全て滅ぼし、支配する"、命を蔑ろにするサンドロスの考えにミレニアムゴジラは真っ向から否定する。

 

サンドロス「フッ、貴様はこの銀河系から出たことがないからそんな軟弱な考えができるのだ」

 

ミレニアムゴジラ「なに!?」

 

サンドロス「貴様もアイツに会ってみれば分かる、この世には絶対的な支配者がいると言うことをな」

 

少し怯えたような感情でサンドロスは言う。

 

自分自身が唯一完膚なきまで叩きのめされてしまった日を思い出しながら。

 

ミレニアムゴジラ「な、なにを言って…?」

 

サンドロスの事情など知るはずのないミレニアムゴジラは少し首を傾げた。

 

サンドロス「とにかくだ。この宇宙は強き者のみが生き残れるのだ。弱き者など淘汰される定めなのだよ」

 

話を戻してサンドロスはミレニアムゴジラに改めて自分の考えである"強い者が弱い者を全て滅ぼし、支配する"を言う。

 

ミレニアムゴジラ「絶対に違う!この世界に奪って良い命なんか存在しない!強き者が弱き者を無意味に殺して、支配していいはずがない!!!!!」

 

サンドロスの考えをミレニアムゴジラも改めてまた、真っ向から否定する。

 

サンドロス「フッ、ならば貴様の死で我の考えが正しいことを証明してくれる!!!!!!」

 

自分の考えを否定したミレニアムゴジラにサンドロスは口内を赤く輝かせた。

 

ギガレントラッシュを限界までチャージして動けないミレニアムゴジラを殺そうとしているのだ。

 

サンドロス「死ねぇ!!!!!!」

 

チュージしたギガレントラッシュを動けないミレニアムゴジラに向かって発射した。

 

ハードキネシスで拘束されて身動きが出来ないミレニアムゴジラにギガレントラッシュを避ける手立てはなく空中で喰らってしまう。

 

青い空に赤い炎が瞬いたのだった。


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