戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

80 / 1219
切歌「今回は私たちが大活躍デース!」

調「ちゃんと見てくださいね」


第66話 犠牲か、礎か

切歌「デェェェェェェェス!!」

 

巨大化させた鎌状のアームドギアでブタのような形をした巨大アルカ・ノイズを両断した。

 

調「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

調もツインテール部分から出して巨大化させた丸ノコを放ちもう1体の巨大アルカ・ノイズを切り刻む。

 

調「!」

 

アルカ・ノイズを倒した調にプレラーティが火炎を放ってきた。

 

切歌「デスッ!!」

 

火炎を放ったプレラーティに切歌が斬りかかるがかわされてしまった。

 

カリオストロ「うふっ!!」

 

そこへカリオストロが光線を放ちながら接近していた。

 

カリオストロ「結局おクスリ頼りのくせして」

 

切歌「リンカーをただの薬と思わないでほしいデス!」

 

調「みんなの想いが完成させた絆で!」

 

プレラーティの攻撃をかわしながら調は接近する。

 

そして『Δ式・艶殺アクセル』を繰り出した。

 

すぐさまシールドを展開するプレラーティだが…。

 

プレラーティ「くっ!」

 

Δ式・艶殺アクセル威力が高かったのかシールドを破壊されてプレラーティは下がる。

 

カリオストロ「!?」

 

カリオストロもまた威力の上がっている鎌にシールドを破壊されて下がった。

 

プレラーティとカリオストロは背中がぶつかって自分たちが一か所に追い立てられていたことに気付く。

 

切歌「きっと勝利をむしとるデース!!」

 

切歌と調は跳躍して手を繋ぐと互いのアームドギアが合体してプレラーティとカリオストロに迫る。

 

サンジェルマン「くっ!」

 

切歌・調「「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」」

 

そこへサンジェルマンが割り込んでシールドを展開するが二人の気迫に負けてしまった。

 

勢いそのままに二人は合体させたアームドギアで戦艦を破壊した。

 

切歌「あいつらはどこデスか!?」

 

戦艦を破壊して地上に着地した切歌はサンジェルマンたちを探す。

 

調「切ちゃん!!」

 

調に呼ばれた瞬間、煙から一発の弾丸が迫っていた。

 

サンジェルマン「その命、革命の礎に」

 

ファウストローブをいつの間にか纏ったサンジェルマンたちがおり、銃を切歌に向けて言う。

 

弾丸が切歌に当たりそうになったとき、響が現れて弾丸を手で止めた。

 

サンジェルマン「なに!?」

 

これにはサンジェルマンは驚く。

 

切歌「響さん!」

 

響「間違ってる…命を礎になんて間違ってるよ!」

 

そういう響。

 

カリオストロ「3対3になったからって」

 

プレラーティ「気持ちが大きくなってるワケダ」

 

響の言葉を無視して余裕の表情で言う。

 

カリオストロ・プレラーティ「「!?」」

 

しかしすぐに無数の矢が飛んできて三人は回避する。

 

クリス「いいや!これで6対3だ!」

 

矢が来た方にはクリス、翼、マリアがいた。

 

響「クリスちゃん!翼さん!」

 

切歌・調「「マリア!」

 

サンジェルマン「くっ」

 

完全に形成が逆転した。

 

いくら賢者の石で装者たちのイグナイトを封じているとはいえ6対3では厳しいからだ。

 

翼「いい加減に聞かせてもらおうかパヴァリア光明結社。その目的を!」

 

響「人を支配から解放するって言ったあなた達は一体何と戦ってるの!?あなた達が何を望んでるのか教えて!本当に誰かのために戦っているのなら私達は手を取り合える」

 

サンジェルマン「手を取り合える?傲慢な。我らは神の力を持ってしてバラルの呪詛を解き放つ!」

 

翼「神の力でバラルの呪詛をだと!?」

 

サンジェルマン「月の遺跡を掌握する!」

 

宣言するように言うサンジェルマン。

 

ヒオ・マナ「「それはなりません!!」」

 

フェアリー「きゅうー」

 

声とともにフェアリーに乗ったヒオとマナが空から現れた。

 

サンジェルマン「貴様らは!?」

 

ヒオとマナ、そしてフェアリーを見てカリオストロは驚く。

 

調「なに、あの小人は!?」

 

切歌「小さい虫に乗ってるデース!?」

 

マリア「あの虫さん、可愛い…」

 

「「「「「え?」」」」」

 

フェアリーを見てそう言ったマリアに視線が集まった。

 

カリオストロ「あらあら。地球の先住民があーしたちに何用かしら?」

 

ヒオ「人が神の力に触れてはなりません!」

 

マナ「それが例え錬金術師であろうと変わりません!」

 

サンジェルマン「ふざけるな!今の世界は人が人を蹂躙する不完全な世界秩序は魂に刻まれたバラルの呪詛に起因する不和がもたらす結果だ!」

 

プレラーティ「そのために月遺跡の管理権限を上書いて人の手で制御するのは神と呼ばれた旧支配者に並ぶ力が必要なワケダ」

 

響「だとしても誰かを犠牲にしていい理由にはならない!」

 

サンジェルマン「犠牲ではない!流れた血も命も革命の礎だ!」

 

ヒオ「同じことです!」

 

マナ「血も命も奪っていることは犠牲でしかありません!」

 

サンジェルマン「ならばゴジラはどうだ!」

 

ヒオ・マナ「「!?」」

 

サンジェルマン「罪を犯した訳でもなく、ただそこにいるだけで平和に暮らしていたゴジラは人類の起こした悪魔の光で姿形を、家族を奪われている!」

 

ヒオ「それは…」

 

マナ「……」

 

サンジェルマン「誰にもこの歩みは止められない!!」

 

銃をフェアリーに向かて放つ。

 

翼「危ない!」

 

ヒオに迫る弾丸を見て翼が真っ先に動いて弾丸を両断した。

 

ヒオ・マナ「「ありがとうございます」」

 

フェアリー「きゅうー」

 

助けられてお礼を言う。

 

翼「礼には及ばん」

 

サンジェルマン「貴様らにも、シンフォギアにも、ゴジラたちにも邪魔はさせない!!」

 

銃を構えながら言うサンジェルマンだった。




切歌「ってなんなんデスか、これ!?」

調「私たちの活躍シーンがあんまりない…」

切歌「じ、次回こそは必ず…」

調「いや…もう無いと思うよ、切ちゃん」

切歌「だ、だったらこれデース!」

ラビット・タンク!BEST MATCH!

切歌「変身!!」

鋼のムーンサルト!ラビット!タンク!

切歌「この仮面ライダーで…」

調「それもないよ、切ちゃん」

切歌「なんですとー!?」

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。