戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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第553話 牛怪人の正体

ロマニー『気をつけてくれ!そいつからサーヴァントの反応がある!クラスは狂戦士『バーサーカー』だ!!!』

 

牛怪人にサーヴァントの反応があるとロマニーが伝えてくる。

 

藤丸「バーサーカーのサーヴァント!?」

 

牛怪人がサーヴァントのクラスの1つ『バーサーカー』であると聞いて驚く。

 

ロマニー『恐らく、アヴェンジャーによりサーヴァントとして召喚されているんだ!気をつけてくれ、魔力反応が無いから超獣の力があるはずだ!!』

 

牛怪人について見解を言うロマニー。

 

奏「つまり、アイツは幹部ポジってことかよ!」

 

自分なりに分かりやすい見解を言う。

 

カウラ「ブルルルル!!フン、そうだ!俺は偉大なる大魔王様に使える最強の4人衆・超獣四天王の1人、バーサーカー・カウラだ!!!」

 

ロマニーと奏の見解を聞き、牛怪人こと最強の4人衆・超獣四天王『バーサーカー・カウラ』は名乗る。

 

マシュ「相手が最強でも、クラスがバーサーカーならまだ戦いようがあります!」

 

バーサーカーならまだ戦えるとマシュは言う。

 

カウラ「俺のクラスが分かったところで貴様らに勝つ見込みなど無いわぁ!!!!!」

 

そう言って地面を踏み砕き、弾丸のようにカウラは突進してきた。

 

突進してきたカウラに響たちは跳躍し、マシュは藤丸を再度、お姫様抱っこしてシンフォギアとは別方向へ跳躍して回避した。

 

対象を失ったカウラはそのまま倉庫へ突っ込むと倉庫が一気に崩壊、粉々になってしまった。

 

奏「じょ、冗談だろ!?前より威力増してるじゃないか!!!」

 

最初に遭遇した時に戦った場所にあった瓦礫の山よりも巨大な倉庫を一発で破壊したカウラの突進の威力を見て驚く。

 

カウラ「ブルルルル!!あの程度か俺の本気だと思っていたのか!心外だぜ!!」

 

瓦礫と化した倉庫の中から無傷のカウラが姿を現して言う。

 

マリア「なんて奴なの…」

 

瓦礫から無傷で出てきたカウラを見てマリアは言う。

 

マシュ「先輩、ここにいてください」

 

戦っている場所から少し離れたところに藤丸を下ろしたマシュは言う。

 

藤丸「うん、気を付けてね、マシュ!」

 

マシュ「はい!マシュ・キリエライト、シンフォギアと共に敵サーヴァントと交戦します!!」

 

藤丸に言われてマシュはそう言うとマリアたちの方へ向かっていく。

 

マシュ「お待たせしました!」

 

マリア「遅い!でも、今は後回しよ!!!」

 

ようやく来たマシュにマリアはそう言ってアームドギアを構える。

 

マシュ「はい!」

 

マシュも盾を構えて臨戦する。

 

カウラ「ゆくぞ、ワタリガラスゥ!!!!」

 

シンフォギア3人とデミ・サーヴァントであるマシュを前にして怯まないカウラは闘志を燃やしながら言うとまた突進してきた。

 

突進してきたカウラに全員が左右に分かれて回避する。

 

カウラ「ブモオォォォォォォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」

 

回避されたカウラは地面を砕いてブレーキを掛け止まった。

 

マシュ「ヤアァァァァァァァァァァァッ!!!!!」

 

響「どりゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!!!!」

 

止まった牛怪人にマシュと響が盾と拳を振り上げて跳躍して接近する。

 

カウラ「ふん!!!!」

 

2人の攻撃をカウラは両手で受け止めた。

 

マシュ「受け止めた!?」

 

響「しかも力が!?」

 

受け止められ、さらに力で抑え込まれしまい動けなくなってしまった。

 

カウラ「ブルルルル!まずは2匹だ!!」

 

2人を掴んだまま持ち上げると投げ飛ばした。

 

響・マシュ「「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーー!!!!!」」

 

マリア「奏!」

 

奏「分かってるって!!」

 

マリアに言われて奏は返事をしながらマリアと同時に跳躍して空中で奏が響を、マリアがマシュをそれぞれキャッチした。

 

マリア「危なかったわね」

 

マシュ「ありがとうございます」

 

キャッチされてマシュはお礼を言う。

 

カウラ「逃すかっ!!」

 

着地したマリアと奏に向かってカウラは角から破壊光線ー『パープル光線』を発射した。

 

マシュ「みなさん、私の後ろに!!」

 

マリアから降りてマシュは言うと盾を構え、パープル光線を防ぐ。

 

カウラ「ヌウゥゥゥゥゥゥゥン!!!!!」

 

パープル光線を防ぐマシュの盾を見てカウラは光線の威力を上げる。

 

マシュ「くっ!!」

 

威力を上げられたパープル光線にマシュは何とか防ごうと踏ん張るが少しでも気を抜けば吹き飛ばされてしまいそうであった。

 

奏「まずい!」

 

響「急いで抑えないと!!」

 

吹き飛ばされそうなるマシュを見て響、奏、マリアも盾を抑える。

 

カウラ「無駄だぁ!!」

 

響たちも盾を抑え始めたのを見てカウラはさらにパープル光線の威力を上げる。

 

「「「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーー!!!!!!!!」」」

 

さらに上げられたパープル光線を防げず、吹き飛ばされてしまう。

 

藤丸「みんなぁ!!」

 

吹き飛ばされてしまった3人を見て叫ぶ。

 

マリア「あぐっ…」

 

奏「いつもより…ダメージが…大きい…」

 

響「な、なん…で…?」

 

いつもよりダメージが大きいことに気づく。

 

カウラ「ブルルルル!大したこと無いな!!止めだ!!!!」

 

角にエネルギーを溜め込んで止めを刺そうとするカウラ。

 

その時だ。

 

ミレニアムゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!」

 

カウラ「ぬぅ!?」

 

雄叫びを聞いて見ると8体の超獣たちを圧倒しているミレニアムゴジラの姿があった。

 

カウラ「くそ、使えぬ奴らめ!」

 

ミレニアムゴジラ1体に圧倒されている超獣たちを見てカウラは怒りを露にする。

 

マリア「今だ!!」

 

ミレニアムゴジラの方に意識が向いているカウラを見てマリアはアームドギアを出して蛇腹状に変化させて放った。

 

カウラ「な、ぐがっ!?」

 

マリアの攻撃に気付いたが遅すぎて蛇腹状の刃を避けきれず、右角を切り落とされた。

 

カウラ「き、貴様ぁ!俺の角をよくも…許さん!!ブモオォォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!」

 

角を切られたカウラは怒ると体を黒く光らせて巨大化した。

 

カウラ「貴様ら全員、踏み潰してやる!!!!」

 

巨大化したカウラこと巨大な牛の姿をし、右腕にはめた鼻ぐりを嵌めた超獣ーバーサーカー・カウラの本当の姿、『牛神超獣 カウラ』が雄叫びを上げ、響たちを見下ろしながら言うのだった。


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