戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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第538話 あれが噂の!

マイトガイン「が、合体した!?」

 

マッドガイスターへと合体したガイスター四将を見て驚く。

 

トレギア「さあ、殺れ!」

 

マッドガイスター「ギガシャアァァァァァァァァァァァーーーーーーーーーー!!!!」

 

トレギアの指示を聞き、マッドガイスターはマイトガインたちに向かって歩き出した。

 

舞人「どんな敵だろうと退くものか!行くぞ、ガイン、ブラック!!」

 

「「おう!!」」

 

向かってくるマッドガイスターにマイトガインたちも向かっていく。

 

マイトガイン「デエェェェェェイ!!!」

 

跳躍してマイトガインが動輪剣でマッドガイスターに斬りかかるがマッドガイスターの右腕が盾となり、動輪剣を防ぐと反対側の左手がマイトガインを掴んだ。

 

掴んだマイトガインを握りつぶそうとマッドガイスターは左手に力を入れる。

 

マイトガイン「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーッ!!!!!」

 

握られたマイトガインの悲鳴が響き渡る。

 

ブラックマイトガイン「マイトガイン!シグナルビイィィィィム!!!!」

 

マイトガインを助けようとシグナルビームを放つがマッドガイスターの尻尾がそれを弾き、鞭のようにブラックマイトガインを殴り飛ばした。

 

ブラックマイトガイン「うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

殴り飛ばだれたブラックマイトガインはビルに激突して、崩れたビルに埋もれてしまった。

 

舞人「ガイン、ブラック!」

 

マイトガインとブラックマイトガインが倒されてマイトカイザーが構えた瞬間、マッドガイスターの右手拳が迫っていた。

 

舞人「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

マッドガイスターの右手拳に殴り飛ばされたマイトカイザー。

 

殴り飛ばされたマイトカイザーをキャッチする影があった。

 

ミレニアムゴジラ「グルルルル……」

 

マイトカイザーを助けたのはミレニアムゴジラであった。

 

舞人「ありがとう、助かったよ」

 

ミレニアムゴジラに礼を言ってマイトカイザーは起き上がる。

 

マッドガイスター「ギガシャアァァァァァァァァァァァーーーーーーーーーー!!!!!」

 

ミレニアムゴジラにマイトカイザーが助けられたのを見てマッドガイスターは掴んでいたマイトガインを投げ飛ばしたがマイトガンナーの手前に落下した。

 

舞人「大丈夫か、ガイン!」

 

手前まで投げられたマイトガインを見て舞人は聞く。

 

マイトガイン「私は大丈夫だ、舞人」

 

聞かれたマイトガインはそう答える。

 

舞人「なんとかこの状況を打開しないと、モキアンが…」

 

チラリと周囲を確認する舞人。

 

メガトロンへ帰られたダイノガイストに苦戦しているグレートエクスカイザー。

 

ヘルべロスに苦戦するレイカーブラザーズとマックスチーム。

 

ギャラクトロンMkⅡに苦戦するシンカリオン。

 

ナイトファングに苦戦するシンフォギア。

 

そしてマッドガイスターとトレギアに苦戦する自分たちであった。

 

これではモキアンを迎撃することが出来なかった。

 

舞人「流石にこれは……」

 

状況が状況だけに弱音を吐きかけた時だった。

 

?『弱音など貴様らしくないぞ、旋風寺 舞人』

 

舞人「!?」

 

通信に聞こえてきた声に舞人は我に返った。

 

同時にマッドガイスターにどこからか飛んできたミサイルが二発命中し後退させた。

 

ミサイルが飛んできた方から先端にドリルが付いている黒い戦闘機が飛んできた。

 

舞人「ジョー!!」

 

現れた戦闘機―『轟龍』を見て舞人は操縦者である『雷張 ジョー』の名を叫ぶ。

 

ジョー「ふっ、ここに来たのは俺だけじゃないぜ」

 

?「その通りだ!!」

 

ジョーが言ったとき、ヘルべロスの左側から1台の列車が接近していたか思いきやすぐに1体の人型ロボットとなった。

 

バトルボンバー「トゥリアッ!!!」

 

人型ロボットなたった車両―バトルボンバーがヘルべロスの左頬の飛び蹴りを叩き込んだ。

 

ヘルべロス「クウォオォォォォォォォーーーーーーーーーーン!?」

 

不意打ちの飛び蹴りを喰らい転倒するヘルべロス。

 

バトルボンバー「よう、大丈夫かい?」

 

ヘルべロスを蹴ったバトルボンバーはレイカーブラザーズとマックスチームの前に着地して聞く。

 

スカイマックス「た、助かった…」

 

2チームを代表してスカイマックスがバトルボンバーに礼を言う。

 

バトルボンバー「気にすんなよ」

 

礼を言われたバトルボンバーはそう言い返す。

 

マイトガイン「ボンバーズ!」

 

バトルボンバー「おう!待たせたな、ここからは俺も加勢するぜ!!」

 

ヘルべロスに構えてバトルボンバーが言った時だ。

 

?「来たのはボンバーズだけではありません!!」

 

新たな声がしたかと思いきやナイトファングの背後からTGVに似た列車が接近していたかと思いきやバトルボンバーと同じく人型ロボットへ姿を変えた。

 

ガードダイバー「ハイドロキャノン!!!」

 

TGVに似た車両が変形した人型ロボット―ガードダイバーが両肩の砲台からハイドロキャノンを発射、ナイトファングの背中に命中した。

 

ナイトファング「ウゥゥゥヒャハハハハハハーーーーーーーー!?」

 

ハイドロキャノンの放水を喰らってナイトファングは顔から地面に叩き付けられるように倒れた。

 

ガードダイバー「君たち、大丈夫か?」

 

ナイトファングを転倒させてガードダイバーは響たちの方を見上げて言う。

 

響「あ、ありがとうございます!えっと、あなたは?」

 

ガードダイバー「私はガードダイバー。勇者特急隊の一人だ」

 

名前を聞かれてガードダイバーは丁寧に名乗る。

 

クリス「勇者特急隊って一体何体ロボット持ってるんだよ…」

 

マイトガインをはじめマイトカイザー、ブラックマイトガイン、バトルボンバー、ガードダイバーを見てクリスは言う。

 

?「おっと!俺を忘れんじゃねぇ!!!」

 

メガトロンの正面から蒸気機関車に似た車両が走って来た。

 

メガトロン「グオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!」

 

蒸気機関車の接近に気づいたメガトロンは融合カノン砲を向けて発射した。

 

着弾直前に蒸気機関車は変形して人型ロボットとなった。

 

マイトガンナー「喰らえッ!!!!」

 

蒸気機関車から変形したロボット―マイトガンナーは胸部の砲から砲撃した。

 

メガトロン「グオォッ!?」

 

マイトガンナーの砲撃で怯むメガトロン。

 

マイトガンナー「ソリャアァッ!!!」

 

怯んだメガトロンにマイトガンナーはダメ押しのパンチを叩き込んで吹き飛ばした。

 

マイトガンナー「待たせたな!マイトガンナー、ただいま到着だぜ!!」

 

マイトガインたちの方を見てマイトガンナーは言う。

 

トレギア「これはこれは。勇者特急隊、全員集合と言ったところかな?」

 

ゆっくりと降り立ったトレギアは余裕な口調で言う。

 

マイトガンナー「来たのは俺たちだけじゃないぜ!」

 

トレギア「なに?」

 

マイトガンナーの言葉にトレギアが首を傾げていると7台の新幹線が向かってきていた。

 

『チェンジ!シンカリオン!!』

 

《800 つばめ!》

 

《H5 はやぶさ!》

 

《ドクターイエロー!》

 

《N700A のぞみ!》

 

《N700 みずほ!》

 

《700 のぞみ!》

 

《700 ひかりレールスター!》

 

《シンカリオンに変型しまーす!!!》

 

一斉に変形する新幹線たち。

 

《シンカリオン 800 つばめ!!》

 

《シンカリオン H5 はやぶさ!!》

 

《シンカリオン ドクターイエロー!!》

 

《シンカリオン N700A のぞみ!!》

 

《シンカリオン N700 みずほ!!》

 

《シンカリオン 700 のぞみ!!》

 

《シンカリオン 700 ひかりレールスター!!》

 

変形した7体のシンカリオンがギャラクトロンMkⅡに蹴りを叩き込んだ。

 

ギャラクトロンMkⅡ「ギガウォォォォォォォォォォォォーーーーーーーーーーン!?」

 

7体分の蹴りを叩き込まれたギャラクトロンMkⅡは背中から地面に叩き付けられた。

 

ハヤト「ミク、リュウジ、みんな!!!」

 

駆け付けてくれた面々と面識があるハヤトは歓喜して言う。

 

リュウジ「待たせたな、ハヤト!」

 

ミク「私たちが来たからにはあの人の好き勝手にはさせません!!」

 

トレギアを見ながらリュウジとミクが言う。

 

トレギア「おやおや。これまた沢山来たなぁ。だが、君たちみたいなのが来たところで何も変わらない」

 

ドクターイエローたちを見てトレギアは言う。

 

舞人「いや、仲間がいればどんなことでも変えられる!それが例え神が決めた運命でも!行くぞ、ガイン!!」

 

マイトガイン「いつでもいいぞ、舞人!!!」

 

トレギアの言葉を反して舞人が言うとマイトガインがマイトカイザーの隣に来る。

 

トレギア「なにをする気だ?」

 

舞人「見せてやるのさ、最強の勇者特急を!レエェェェェェッツ!!マァァァァイトガイィィィィン!!!」

 

マイトガイン「グレート・ダアァァッシュ!!!!」

 

舞人とマイトガインがそうコールするとマイトカイザーが分離した。

 

分離したマイトカイザーのカイザー4左足首、カイザー5右足首となりマイトガインの左足と右足に合体、カイザー2が左前腕側面に、カイザー3が右前腕側面に合体、カイザー1がマイトガインの腹部に合体、そしてカイザードリルが胸部に合体した。

 

舞人「グレートマイトガイン、起動!!」

 

胸部のカイザードリルが三つに開き、中から『MG』のマークが出て、マイトガインの頭部に王冠のようなパーツが合体した。

 

トレギア「ほう、それが噂のグレートマイトガインか」

 

マイトガインとマイトカイザーが合体したロボットを見てトレギアは言う。

 

舞人「そう、その通り!!!」

 

グレートマイトガイン「銀の翼に、望みを乗せて!灯せ、平和の青信号!!勇者特急 マイトガイン!!!定刻通りに、ただいま到着!!!!」

 

分離したマイトカイザーが強化パーツとなってマイトガインと『超特急合体』し完成する嵐のヒーロー『グレートマイトガイン』が名乗りを上げたのだった。


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