戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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今回、ビーストのネタバレがあります。

すいません…

では、どうぞ!


第502話 ウルトラマン対決

ビースト「シェアッ!!」

 

カイライオーブダーク「ブフォッ!!」

 

ビーストの拳がカイライオーブダークの頬ととらえて殴った。

 

ビースト「どうした、どうした?ウルトラマン名乗るぐらいだったらもう少し歯ごたえがあってほしいな」

 

挑発するようにビーストはカイライオーブダークに言う。

 

カイライオーブダーク「ヌウ、負ケンゾ!私ハウルトラマントシテ、コノ星二巣クウ怪獣カラ、コノ星ノ命ト平和ヲ守ラネバナランノダ!」

 

そう言ってカイライオーブダークはオーブダークカリバーの中央のリングを回転させ、4つのエレメントの内『嵐』の部分に合わせた。

 

カイライオーブダーク「喰ラエ!オーブダークタイフーンカリバー!!!」

 

オーブダークカリバーを振るって巨大な竜巻を起こす技『オーブダークタイフーンカリバー』を繰り出した。

 

ビースト「うおぉぉぉぉっ!?」

 

オーブダークタイフーンカリバーの起こした竜巻に飲まれたビーストは上空へ巻き上げらてしまう。

 

カイライオーブダーク「ソシテェ!コレデ止メダァ!!!」

 

ビーストが上空へ巻き上げられたのを見てカイライオーブダークはオーブダークカリバーの中央のリングを高速で回転させ、全てのエレメントを読み込ませた。

 

カイライオーブダーク「オーブダークエクセレントカリバァァァァァァァァァァァァ!!!!」

 

オーブダークカリバーの先から黒と紫の入り混じった光線を放った。

 

カイライオーブダークがオーブダークカリバーを用いて放つ最大必殺技『オーブダークエクセレントカリバー』である。

 

ビースト「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

巻き上げられたビーストは体勢が整うのが間に合わず、オーブダークエクセレントカリバーを喰らってしまい悲鳴が響き渡りながら爆発に飲まれてしまった。

 

カイライオーブダーク「ウルトラマン…ソレハ正義を愛し、悪ト闘ウ。コノ地球ヲ守ル唯一無二ノ存在。絶望ノ中、人々ノ祈リノ声ガ聞コエル、求メテイル…負ケテモ尚立チ上ガル、完全無欠ノヒーローヲ――ソノ存在コソ私、ウルトラマンオーブダークノワールブラックシュバ…」

 

ビースト「いちいち長い名前を言うんじゃねぇ!ディーノミック光線!!!」

 

カイライオーブダーク「ドヘホォ!?」

 

格好よく決めていたカイライオーブダークに爆炎の中からビーストの声と共にディーノミック光線が決まった。

 

カイライオーブダーク「グフ…貴様、ヒーローガ変身中ヤ口上中二攻撃スルトハ、卑怯ダゾ!!」

 

ビースト「知るか!大体、テメェがヒーローでも何でもねぇ!ただの凶悪怪獣だ!!」

 

攻撃を抗議するカイライオーブダークにビーストは地面に降り立って言う。

 

ビースト「お前は言ったよな?"この星の命と平和を守る"ってよ。だが、テメェは大事なことを忘れてる」

 

カイライオーブダーク「大事ナコトダト?」

 

ビースト「それはな…この星に住む怪獣も、この星に生きる生きとし生ける生命の一部!ウルトラマンが守るべき命なんだよ!!」

 

カイライオーブダーク「グッ!?」

 

ビーストに言われてたじろぐカイライオーブダーク。

 

そう、この星に生きるのは何も人間だけではない。

 

花や木などの植物、犬や猫、馬などの動物たち、そして怪獣たちもこの星に生きる生命であるのだ。

 

ビースト「それすら分からないお前に、俺は、絶対に負けない!怪獣王の息子として!お前を倒す!!」

 

宣言するようにビーストは言うとスパークの甲部分に赤い色をしたゴジラの怪獣ストーンをセットした。

 

コネクト・ゴジラ!

 

バーニング!!

 

ビースト「獣王解放!!」

 

チェンジ!!!

 

ウルトラマンビースト・マグマバーニング!!!!

 

ビースト「デリャアァァァッ!!」

 

赤い色をしたゴジラの怪獣ストーンをセットして変身するときと同じ要領でスパークを使用すると、ビーストの姿が変わった。

 

体の随所が炎のように赤く発光し、所々から蒸気が出ている紅蓮の体色をしたビースト―『ウルトラマンビースト・マグマバーニング』である。

 

カイライオーブダーク「ヌオッ!?何トイウ熱サダ!?」

 

マグマバーニングとなったビーストの発する熱にカイライオーブダークは言う。

 

その間にビーストは両腕を真っ赤に発光させる。

 

発光した両腕は発熱しているのか激しく蒸気が出ていた。

 

ビースト「インフィニット・ディーノミック光線!!!!」

 

両腕をL字にクロスさせて紅蓮の光線―『インフィニット・ディーノミック光線』を発射した。

 

その際、クロスした腕が赤を通り越して白熱化していた。

 

カイライオーブダーク「ソンナ光線、私ノ光線デ跳ネ返シテヤル!!」

 

オーブダークカリバーを地面に突き刺して、胸前にハートマークを作るカイライオーブダーク。

 

カイライオーブダーク「ダークオリジウム光セェェェェン!!!!」

 

必殺光線であるダークオリジウム光線を発射した。

 

2つの光線がぶつかった瞬間、インフィニット・ディーノミック光線がダークオリジウム光線を一瞬の内に蒸発させた。

 

カイライオーブダーク「エ…チョ…嘘…ワ、私ハ…コンナ所デ…アヅギャアァァァァァーーーーーーーーーーー!!!!」

 

自身の光線が一瞬の内に蒸発させられたのを見てカイライオーブダークは否定しながらもインフィニット・ディーノミック光線に飲まれ、悲鳴を上げて骨も残らず燃やし尽くされた。

 

ビースト「パチモンがウルトラマンを名乗るな…でも、しゃくれ星人よりはウルトラマンらしかったぜ」

 

燃やし尽くされたカイライオーブダークを見てビーストはそう言うのだった。


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