戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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第392話 怒れる翼

ガイソーグにクリスが斬られる少し前、クリスの大型ミサイルのブースターに襲われた瞬間だった。

 

翼「うぐっ…」

 

頭を抑えながら翼は目を覚ました。

 

ゴジラ「グルルルルル……」

 

翼「!」

 

唸り声を聞いて見るとうつ伏せの状態のゴジラが見ていた。

 

どうやらブースターの火からガウはゴジラになって翼たちを守ったようだ。

 

マリア「どうやら貴女も無事みたいね」

 

声の方を見るとマリアと未来がいた。

 

翼「マリア、小日向!2人とも無事だったのか!」

 

マリア「えぇ、ガウが盾になってくれたから」

 

未来「でも狭くて体がつっかえちゃってるみたいで、動けないみたいです…」

 

未来の言うとおり、現在ゴジラは動けないでいた。

 

体長100Mを有するゴジラである、狭い通路で巨大化すれば挟まってしまい動けなくなってしまうのは当たり前だった。

 

翼「とにかく、雪音たちが心配だ」

 

ゴジラ「グルルルルル!」

 

翼の言葉を聞いてゴジラは身をよじると、保管区に繋がる隙間を作った。

 

ガウに戻れば良いのだが瓦礫やらが上に乗っかっているために今戻れば、瓦礫が雪崩となって押し寄せてくるだ。

 

未来「あそこから行けばいいんだね!」

 

マリア「行きましょう!」

 

ゴジラが作った隙間を通ってマリアたち3人は外に出た。

 

そこで見たのは丁度、クリスがガイソーグのガイソーケンにより斬られ、倒れた瞬間だった。

 

翼「ゆ、雪音ぇぇぇぇぇぇぇぇーーーーーーーーーーーーー!!」

 

ガイソーグにより斬られたクリスを見て翼は悲痛な叫びが響き渡った。

 

翼「き、貴様ぁ!!」

 

悲痛な叫びから怒りに変わり、翼はガイソーグに斬りかかる。

 

ガイソーグ「フッ」

 

ガイソーグは翼の攻撃を易々とガイソーケンでガードする。

 

ガイソーグ「貴様といい、斬った奴といい。そんなに仲間が大事か?」

 

翼「当たり前だ!私にとって仲間は大切な…防人の宿命の鎖から解き放ってくれた、大切な存在だ!!」

 

かつて防人の一族である風鳴の子として、鬼子と意味嫌われ続けてきた自身を救ってくれたことを思い出しながら翼は言う。

 

ガイソーグ「……………そうか」

 

翼の答えを聞いてガイソーグはそう言うと翼のアームドギアを弾くと腹部を蹴った。

 

マリア「翼!」

 

未来「翼さん!」

 

蹴り飛ばされた翼をマリアと未来が空中でキャッチした。

 

ガイソーグ「ならば、その力で俺を倒しに来るんだな。仲間が大切な存在だと言うのならば、俺にその力を見せてみるんだな。貴様ら3人で」

 

ガイソーグは未来、マリア、翼をガイソーケンでそれぞれ向けながら言うと踵を返してギャラルホルンに向かうとギャラルホルンが反応してゲートが開き、中へ入った。

 

翼「ま、待て………」

 

追いかけようとする翼だったが直ぐに意識を失ったのだった。




エルフナイン「今思いましたが先週のXVに出た査察官の人、誰かに似てませんでした?」

ドメル「ゲールだな」

フランケン「あの腰巾着、別世界でも現れたか」

マリア「ちょっ、なんでヤ○トのキャラが!?」

ガウ「がうがう…」
訳:キャラのチョイスが…

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