戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

511 / 1219
第373話 黒き襲撃者 後編

ゴジラが生き埋めにされる数分前…S.O.N.G.本部発令室。

 

友里「ガウくんが現場ポイント海底に到達したようです」

 

アクティブソナーでガウことゴジラが海底まで到達したことを言う。

 

弦十郎「よし、ガウが卵を引き揚げ始めたら…」

 

友里「待ってください!ガウくんが辺りをウロウロし始めました!」

 

アクティブソナーで映るガウを表す点があちこちウロウロしていた。

 

弦十郎「なに?」

 

友里に言われてモニターに映るアクティブソナーの画面を見た。

 

響「ガウくん、何してるんだろ?」

 

翼「卵が流されて見当たらないから探しているのじゃないか?」

 

ウロウロしている点を見て話す。

 

その時だった、ガウの点が一瞬消えたかと思いきや再び現れて激しく動き始めた。

 

藤尭「司令!ガウくんがいる海底に新たな反応を確認!戦闘に入りました!!」

 

弦十郎「なんだとぉ!?」

 

新たに現れた点がガウが戦闘に入ったと聞いて驚く。

 

クリス「相手がガウだって分かってるのか!?」

 

マリア「もしかしたら相手は宇宙怪獣じゃないの?」

 

調「じゃあ、卵は宇宙怪獣の!?」

 

切歌「それだとガウくんに襲い掛かるのも納得デス」

 

新たに現れた点が宇宙怪獣ではないかと推測する。

 

そう話している内にガウを表す点が消失した。

 

友里「ガウくんの反応が途絶!相手と思わしき反応がこちらに向かって来ています!!」

 

弦十郎「機関始動、現場から離脱する!響くんたちはすぐに出撃準備だ!!」

 

『了解!/デース!』

 

 

 

弦十郎に指示で本部は機関を始動させて現場から離れる。

 

?「ギャウオォォォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!」

 

少し遅れて黒い幼虫が浮上、雄叫びを上げる。

 

?「ギャウオォォォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!」

 

本部を見た黒い幼虫は追いかけながら目から光線を発射する。

 

何発か外れるが1発が本部の後部を命中、装甲を破壊する。

 

装甲を破壊された本部はミサイル発射菅からミサイルを3発発射した。

 

発射されたミサイルから響たちが飛び出してきた。

 

響「Balwisyall Nescell gungnir tron…」

 

クリス「Killter Ichaival tron…」

 

翼「Imyuteus amenohabakiri tron…」

 

マリア「Seilien coffin airget-lamh tron…」

 

調「Various shul shagana tron…」

 

切歌「Zeios igalima raizen tron…」

 

飛び出してきた響たちはそれぞれのギアの起動詠唱を唄い、ギアを纏う。

 

ギアを纏うとすぐさまクリスが移動用のロケットを人数分出してそれぞれ乗り、黒い幼虫に向かう。

 

?「ギャウオォォォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!」

 

響たちを見た黒い幼虫は本部への攻撃を一旦やめて角から光線を上空にいる響たちに向かって発射する。

 

光線が当たる前に響たちは散開する。

 

響「いきなり射ってきた!!」

 

翼「敵意剥き出しだな」

 

クリス「なら、遠慮なく攻撃してやるよ!!」

 

攻撃してきた黒い幼虫に大型ミサイル12基を展開、発射した。

 

12基の大型ミサイルが黒い幼虫を襲い、海面を火の海に変える。

 

だが…。

 

?「ギャウオォォォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!」

 

火の海となった海面を盛り上げて波を起こしながら火を鎮火させて無傷の黒い幼虫が姿を現した。

 

調「クリス先輩の攻撃が効いてない!?」

 

切歌「戦艦を一撃で沈められる威力なのに、どんだけ硬いんデスか!?」

 

無傷で現れた黒い幼虫に驚く。

 

マリア「ミサイルがダメなら、これならどう!!」

 

アームドギアを収納した左腕アーマーを砲身に変形させて放つ砲撃『HORIZON†CANNON』をマリアは放った。

 

HORIZON†CANNONが黒い幼虫に直撃した。

 

爆発の煙が黒い幼虫を包む。

 

マリア「やった?」

 

倒したかと呟いた瞬間、煙を突き破るように紫色の光線が襲ってきた。

 

マリア「くっ!?」

 

襲ってきた紫色の光線からマリアは何とかギリギリ回避する。

 

?「ギャウオォォォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!」

 

光線が発射された場所からまたも無傷の黒い幼虫が姿を現した。

 

マリア「嘘でしょ!?アレも効いていないなんて!?」

 

光線すら効かず、無傷の状態でいる黒い幼虫の防御力に驚く。

 

響「遠距離が効かないなら!」

 

翼「直接叩き込むだけだ!」

 

ミサイルに、光線が効かないならと響と翼はミサイルから飛び降りる。

 

響「どりゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

拳であり、アームドギアである拳の外装を変化させて大型ドリルにすると高速回転させ、さらにブーストして黒い幼虫に向かっていく。

 

翼「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

翼はアームドギアである剣を超大型化させて振り下ろした。

 

響の拳と翼の剣が同時に黒い幼虫の外皮に当たる。

 

ヒビがビキビキと音を立てて入る。

 

響と翼のアームドギアに…。

 

響・翼「「!?」」

 

2人は自身のアームドギアにヒビが入ったのを見て驚く。

 

?「ギャウオォォォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!」

 

体を激しく揺らして2人を振り払うと黒い幼虫は2人に向かって角から光線を発射した。

 

調「2人は!」

 

切歌「殺らせないのデース!」

 

黒い幼虫が発射した光線を調と切歌はそれぞれのアームドギアを合体させて盾の代わりにして2人を光線から守る。

 

翼「すまない、月読、暁!」

 

響「2人のお陰で助かったよ~」

 

切歌「いえいえ、気にしなくて大丈夫デス!」

 

調「うん。それより、あの怪獣…私たちの攻撃が全然効いてないなんて……」

 

黒い幼虫に自分たちの攻撃が全く通じないことを呟く。

 

?「ギャウオォォォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!」

 

響たちの攻撃が効かないと分かったのか黒い幼虫は響たちよりも先に本部を沈めようと目と角から光線を発射した。

 

翼「まずい、本部が!」

 

クリス「アイツ、アタシらの攻撃が効かないからって先に本部を叩くつもりかよ!!」

 

マリア「何とかして怪獣の注意を引くわよ!!」

 

何とかして本部から注意を反らそうとしたその時だ。

 

モスラ「キュウゥゥゥゥーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」

 

上空からモスラが姿を現したのだった。




XV2話目を視聴して…

うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!?

なに、あれ!?なんだよ、今回!

家族で見れるシンフォギアのコンセプトはどこいったぁ!

え、違うシンフォギア?

いや、どーでもいいわ!!あの吸血鬼、何してんだよ!!

XV編の時、覚えてろ!!

え?ネタバレになるから止めろ?

まあ、些か興奮しすぎたな…。

では、次回にてお会いしましょう!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。