戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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作者「お待たせしましたぁ!前編、ではどうぞ!」


VSバトラ
第372話 黒き襲撃者 前編


その日、ガウはフィリピン沖の海底500Mにいた。

 

理由はそこの海底にある岩から巨大な卵のような物体が発見され、聖異物か怪獣の卵(主に古代怪獣系)ではないかと地元自治体やフィリピン共和国政府の要請で引き揚げが行っているのだ。

 

潜水艇では卵を誤って割ってしまう恐れがあるために海底でも慎重な作業ができる水棲怪獣かゴジラに任された。

 

しかし生憎と水棲怪獣たちは別件で移動中のためにゴジラ自ら作業していた。

 

ゴジラ「グルルルル……」

 

海底に到達したゴジラは卵が発見された地点へ歩きだした。

 

海底のため、地上よりゆっくりだがそれでも速い方である。

 

ゴジラ「?」

 

聞いていた場所まで到着したゴジラだが発見されたという卵が無かった。

 

辺りを見回して確認するが卵は見当たらなかった。

 

海の流れに流されたのかとゴジラは捜索を開始した、その時だった。

 

ゴジラの踏み込んだ場所が崩れてしまった。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!?」

 

突然のことにゴジラは驚き対処できず、砂に飲み込まれて…。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

しまう前にゴジラは放射火炎を放って推進力を得て浮上、着地した。

 

ゴジラ「グルルルル……」

 

着地したゴジラは自身が嵌まりかけた落とし穴を見た。

 

落とし穴は真新しく、自然に出来たにしては不自然なくらい巨大であった。

 

落とし穴を見ていたゴジラの背中目掛けて光線が放たれた。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

光線に気づいていたゴジラは振り向いて放射火炎を放った。

 

光線を放射火炎で相殺して辺りに閃光と泡、砂煙が視界を覆う。

 

ゴジラ「グルルルル……」

 

視界が悪くなり、警戒するゴジラ。

 

?「ギャウオォォォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!」

 

ゴジラ「!?」

 

警戒していたゴジラの足元から角を生やした黒い昆虫の幼虫が現れて目から光線を放ってゴジラにダメージを与えてきた。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

不意討ちの攻撃を喰らいながらもゴジラは怯まずに放射火炎を発射する。

 

?「ギャウオォォォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!」

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!?」

 

だが黒い幼虫は水中で多少威力が弱っているとはいえ、強力な火炎である放射火炎が効いていないのかゴジラに突進して転倒させた。

 

?「ギャウオォォォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!」

 

ゴジラを転倒させた幼虫は角からも光線を発射して追い討ちをかけた。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

追い討ちをかけられたゴジラは転倒した状態で放射火炎で迎撃する。

 

再び相討ちで相殺され、閃光と泡、砂煙が辺りを覆い尽くす。

 

辺りが視界を覆っている隙にゴジラは立ち上がる。

 

だが立ち上がった瞬間、再びゴジラの足元が崩れた。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!?」

 

完全に油断していたゴジラは穴に落ちてしまう。

 

?「ギャウオォォォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!」

 

ゴジラが落とし穴に落ちたのと同時に幼虫は目と角から光線を発射して落とし穴の近く似合った岩礁を破壊、岩を大量に落としてゴジラのいる穴を完全に埋めてしまった。

 

?「ギャウオォォォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!」

 

ゴジラを生き埋めにした幼虫は雄叫びを上げると海面に向かって浮上を始めた。

 

その先にはS.O.N.G.の本部があった。


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