戦いが終わり数日後、響たちとダイゴたちとの別れが近付いていた。
ダイゴ「へぇ、これが響たちの世界と繋がってるゲートかぁ」
ギャラルホルンが造り出したゲートを見ながら言うダイゴ。
アミィたちはそれぞれの用事(アミィ、ソウジは学業、イアンはデート、ノッさんは何でも屋の仕事で空蝉丸はその手伝い)があり、響たちの見送りはダイゴとトリンの二人だけだった。
トリン「ゴジラ…いや、ガウ、君に渡したいものがあるんだ」
ガウ「がう?」
トリンが差し出したのは日陰にやれば深いルビーの色をして日に当たれば綺麗な琥珀色になる石のペンダントで、中には何かの爪か牙のようなものが入っていた。
響「これって何ですか?」
トリン「これはブラギガスがガウのために作った超古代の秘石で、中にあるのはゴジラザウルスの体の一部だ。共に戦ってくれたお礼として受け取ってほしい」
クリス「へー、良かったなガウ」
ガウ「がう~!」
嬉しそうにペンダントを受け取ると首にかけた。
翼「3人とも、そろそろ時間だ」
翼に言われて見るとゲートが少しずつ小さくなっていた。
ダイゴ「もう時間か。早いもんだな」
響「そうですね。でも今回の事件はダイゴさんたちがいなかったら解決出来なかったと思います」
ダイゴ「なに言ってんだよ。俺たちだって最後の最後で響たちがあの歌を歌ってくれなきゃ負けてたからな」
トリン「そうだな」
響「そうですね」
ダイゴ「向こうに帰っても頑張れよ!」
響「はい!例え百万回倒れても、へいきへっちゃらで頑張ります!」
ガウ「がうがう~!」
トリン「うむ。まさに君たちはブレイブそのものだ!」
指パッチンしながら言うトリン。
そして響たちはギアを纏い、ガウは響に抱き着いてゲートに入った。
ダイゴ「じゃーなぁ、元気でやれよぉー!」
ダイゴの声がゲート内に響き渡った。
それを聞いて響たちはクスリと笑っていた。
そんなダイゴたちの姿を見ている人物―初代スーパー戦隊『秘密戦隊 ゴレンジャー』のリーダーにして『アカレンジャー』の『海城 剛』その人だった。
海城(恐らく、彼女たちの前に強大な敵が立ちはだかり苦しい戦いが続くだろう…だが己の力を信じ、仲間を信じれば必ず勝利を掴めるだろう。そう…いままでのスーパー戦隊がしてきたようにな…)
そう思いながら彼は背を向けて立ち去ったのだった。
こうして獣電戦隊 キョウリュウジャーとシンフォギアとの共闘は幕を閉じた。
だが新たな戦いの波は既に迫っていたが彼女たちはまだ知るよしもなかった…。
響「以上になりまーす!」
翼「XD編の1つが終わったな」
クリス「次回からは読者が楽しみにしてる…」
切歌「AXZ編デース!!」
調「幾つか作者のオリジナルが入るけど気にしないでね」
マリア「因みに最初は直接AXZ編と関わってくる話で前日談になるわ」
響「それではみなさん!」
「「「「「「戦姫絶唱 シンフォギアAXZ PROJECT Gをお楽しみに!/な!/デース!」」」」」」