戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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前回までの3つの出来事!

1つ! 営倉に入れられたジーナに未来と映司が会いに行く!

2つ! 未来と映司と話して、ジーナの心が少しだけ癒えた!

そして、3つ! 真木博士により、ジーナは漆黒のコアメダルを入れられ、グリード復活の依り代にされてしまう!


第363話 悲鳴と復活とグリード化

ジーナ「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

真木により漆黒のコアメダルを入れられたジーナの悲鳴が轟く。

 

真木「さあ、復活です。漆黒のグリードが」

 

悲鳴を上げて姿が徐々に変わっていくジーナを見て真木は言う。

 

ジーナ?「グウォウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!」

 

半ば変わると獣の唸り声のようなのを上げながらジーナは屋根を破壊してどこかへ行ってしまった。

 

真木「まだ完全ではないのに…流石は漆黒のグリード…」

 

どこかへ屋根を破壊して行ってしまったジーナを見て真木は呟く。

 

アンク「やっぱりテメエだったか、真木!!」

 

声がした方を見るとアンクが来ていた。

 

真木「おや、アンクくんではありませんか。映司くんがいるのでもしやとは思いましたが」

 

アンク「テメエ、映司に何をした!!」

 

気絶させられている映司を見てアンクは言う。

 

真木「何も。ただ邪魔だったので眠ってもらいました」

 

アンク「テメエ!」

 

真木「おっと、今貴方と戦うつもりはありませんよ。今回は漆黒のグリードを復活させるのが目的なので」

 

そう言って真木は右腕を異形―グリード時の腕にすると火炎を発射する。

 

アンク「くっ!!」

 

右に飛んで火炎を回避するとその隙に真木の姿はなかった。

 

アンク「逃げたか…おい、映司!!」

 

真木がいなくなりアンクは映司の方へ行くと乱暴に服を掴んで起こす。

 

映司「あれ?アンク?なんで?」

 

アンク「真木だ!野郎にやられたんだよ!!」

 

目を覚ました映司にアンクが言う。

 

映司「あー!そうだった!あ、未来ちゃん!しっかりして!」

 

アンクに言われて思い出した映司は起き上がると未来に呼び掛けた。

 

未来「う…ん…ひ、火野…さん…」

 

呼び掛けられた未来は目を覚まして火野を確認する。

 

未来「ジーナ…ジーナは…ッ!!」

 

ジーナがどうなったのかと心配して起き上がると痛みに襲われた。

 

映司「未来ちゃんはここで休んでて、行くぞアンク!」

 

アンク「ふん、言われるまでもねぇ」

 

映司とアンクは急いで外へ出た。

 

 

 

ジーナ?「グウォウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!」

 

営倉から抜け出したジーナは駐屯地にて大暴れしていた。

 

ジーナの姿はもはや人間ではなかった。

 

全身を鎧のような外骨格上の皮膚、長い尾を2本生やした二足歩行の恐竜型をしているグリードだった。

 

銃口を向ける日本軍にジーナは背中から蒼白いレーザーを打ち上げると雨のように降り注がせ、一斉に殺害する。

 

響「なに、あれ!?」

 

騒ぎを聞いて響、クリス、リトが来た。

 

クリス「とにかく、アイツを止めるぞ!!」

 

コンバーターユニットをそれぞれ出す。

 

響「Balwisyall Nescell gungnir tron…」

 

クリス「Killter Ichaival tron…」

 

リト「Stabber flodie tron…」

 

起動詠唱を唄い、それぞれのギアを纏う。

 

クリス「先手必勝だ!」

 

グリードがジーナだとはまだ知らないクリスたちは一斉に攻撃を開始する。

 

クリス「オラオラオラアァッ!!」

 

クロスボウ型にしたアームドギアで牽制する。

 

ジーナ?「グウォウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!」

 

咆哮を上げて大気を震わせてクリスの攻撃を停止させる。

 

響「どりゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

ジーナの真上から響が拳を構えて攻める。

 

ジーナ?「グウォウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!」

 

攻めてきた響にジーナは翼もないのに飛翔、響の後ろに回り込むと両手から稲妻状の光線を発射する。

 

響「うわっ!!」

 

稲妻状の光線を喰らい響は墜落する。

 

リト「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

今度はリトがジーナの後ろから2本の長短の剣であるアームドギアで斬りかかる。

 

ジーナ?「グウォウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!」

 

斬りかかってきたリトにジーナは背中からレーザーを発射する。

 

リト「きゃっ!!」

 

咄嗟にアームドギアをクロスさせて盾にするが威力が違い過ぎて吹き飛ばされてしまった。

 

クリス「この…」

 

ジーナ?「グウォウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!」

 

攻撃しようとしたクリスにジーナは背中のレーザー、両腕から放つ稲妻状の光線を一斉に発射してきた。

 

クリス「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

ジーナの攻撃にクリスは地面ごと吹き飛ばされてしまった。

 

爆煙が晴れるとジーナの攻撃で地面に倒れてしまった響たちがいた。

 

ジーナ?「グルルルル……」

 

着地したジーナは右手に稲妻のエネルギーを溜めて響に接近するのだった。


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