戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

366 / 1219
マリア「私たち…いつになったらドラゴンから戻るのかしら?」

切歌「どうデスかね~…」

調「うん…いつ元に戻るか…」

セレナ「マリア姉さん…」


第261話 海底軍艦VSシンフォギアドラゴン

ピエール「フェリシタシオン様!」

 

ノイズガンダー(原種・改良)が撃破されてピエールは慌てる。

 

シオン「落ち着きなさい、ピエール。あちらから来たのなら好都合です。全ドラゴンの力で粉砕なのです」

 

冷静にシオンはそう言う。

 

 

 

「全艦の主砲メーサー命中!ノイズ怪獣2体撃破!」

 

有賀「よし」

 

火龍のブリッジにてノイズガンダー(原種・改良)を撃破したのを聞いて有賀は言う。

 

「艦長!ドラゴン6体、本艦隊の左舷より向かって来ています!!」

 

オペレーターの報告で有賀はメインモニターを見ると左舷からシンフォギアドラゴンたちが接近していた。

 

有賀「来たか!対空防御、機関砲で弾幕を張れ!」

 

有賀の指示で火龍の左舷から機関砲が一斉に火を噴いて弾幕を張る。

 

エクレールとランブリングも火龍と同じように対空防御で機関砲から弾幕を張る。

 

火龍、ランブリング、エクレール、の3隻の対空防御の機関砲にシンフォギアドラゴンたちは近づけなかった。

 

クリスドラゴン「クワアァァァァァァァァァオォォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

近づけないならとクリスドラゴンは両腕に装備されている2連のガトリングガンをぶっ放した。

 

クリスドラゴンの2連のガトリングガンは火龍の対空機関砲を破壊する。

 

有賀「被害は!?」

 

「左舷対空機関砲全て破壊されてました!」

 

「ランブリング、エクレールはまだ対空機関砲は無事です!」

 

「艦長!ドラゴン4体が本艦を無視してエクレールとランブリングに向かいました!」

 

有賀「仕方ない、左舷90°回頭後主砲メーサーならびにミサイル発射!前のドラゴン2体だけでも足止めだ!」

 

「了解!」

 

有賀の指示で火龍は左舷に90°船体が回頭すると船体上部に装備された『MA-PM020(20式対怪獣プロトンミサイル)』、艦首の下に装備された剣型のメーサー銃口から『龍剣電子砲(ブレードメーサー)』を発射する。

 

マリアドラゴン「フオォォォォォォォオォォォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

火龍の攻撃の向かう先にマリアドラゴンが現れて両手からオーロラのような膜を展開、プロトンミサイルと龍剣電子砲を防いだ。

 

ミクドラゴン「キャシャアァァァァァオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン」

 

マリアドラゴンが攻撃を防いだのと同時にミクドラゴンが翼を広げてそこから無数のビームを発射した。

 

「主砲メーサーならびにミサイル防がれました!」

 

「ドラゴンの反撃、来ます!!」

 

有賀「総員衝撃に備えろ!!」

 

攻撃を防がれ反撃を受けた火龍は前方が穴だらけになり、墜落する。

 

 

 

「火龍が撃破されました!」

 

アリナ「火龍が!?」

 

ランブリングのブリッジで火龍が撃破されたと聞いて驚く。

 

「艦長!緑とピンクのドラゴンが本艦に急接近!!」

 

アリナ「対空機関砲を実弾からメーサーに切り替え!同時に主砲メーサー発射!」

 

向かってくるキリカドラゴンとシラベドラゴンに対してアリナの指示が飛ぶ。

 

アリナの指示で対空機関砲から放たれる弾丸が実弾から『小型プラズマメーサービーム砲』に切り替わり、同時に艦首の下に装備された銃口から『マグナムメーサーキャノン』を発射した。

 

シラベドラゴン「シリャアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!」

 

小型プラズマメーサービーム砲とマグナムメーサーキャノンに対してシラベドラゴンは頭の長く伸びる2本の角を光らせて巨大なノコギリと小さなノコギリを無数に出すと放った。

 

放たれた巨大なノコギリはマグナムメーサーキャノンを両断、さらに小さなノコギリはランブリングの左右にある対空機関砲を全て破壊した。

 

たった1回の攻撃でシラベドラゴンはランブリングの火器を全て破壊したのだ。

 

「全火器破壊されました!!」

 

アリナ「そんな…」

 

「緑のドラゴンが接近!」

 

アリナ「!?」

 

丸裸同然のランブリングにキリカドラゴンが巨大鎌を振り上げていた。

 

キリカドラゴン「コワオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

振り上げていた巨大鎌を振り下ろすキリカドラゴン。

 

振り下ろされた鎌にランブリングの船体が大きく切り裂かれた。

 

切り裂かれた箇所がランブリングの動力炉であったのかランブリング自体が墜落した。

 

 

 

「火龍、ランブリング撃破!」

 

「本艦の火力8割減!!」

 

エクレールのブリッジにて火龍とランブリングの撃破、エクレール自体も火力を8割失ってしまっている報告が上がる。

 

アドルフ「くっ、残った火力で何とか…」

 

「ドラゴンのミサイル来ます!!」

 

アドルフ「何!?」

 

クリスドラゴン「クワアァァァァァァァァァオォォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

エクレールに向かってクリスドラゴンは顔に装備されていたミサイルポットからミサイルを放っていた。

 

ミサイルポットから放たれたミサイルはエクレールの船体にダメージを与える。

 

アドルフ「残りの火器は!?」

 

「主砲メーサーが1発だけです!!」

 

アドルフ「ならば…青のドラゴンに照準!刺し違えてでも堕とせ!!」

 

アドルフの指示でエクレールはツバサドラゴンに照準を合わせ、メーサー大鉄球を発射する。

 

ツバサドラゴン「グウォオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

ツバサドラゴンは発射されたメーサー大鉄球を持っていた刀で両断すると十字の斬撃を繰り出した。

 

十字の斬撃を喰らいエクレールは被弾、燃えながら墜落したのだった。




翼「まさか私たちの手で…くっ」

未来「響…私…沢山…殺っちゃった…」

クリス「おい、しっかりしろ!正気を失うなぁ!!」

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。