戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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誰かが言った。

この世はいくつかの世界があるパラレルワールドがあると。

決して人類が立ち入ってはいけない島があると。

全ての生物の頂点に君臨する王―ゴジラがいると。

世はグルメ時代…。

未知なる味を求めて探求する時代…。


VSトリコ
第237話 荒れる怪獣島


人類立ち入り禁止の島―多々良島こと怪獣島はそこに住む全ての怪獣たちが総動員されていた。

 

理由は4人の人間たちであった。

 

カメーバ「グワガオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」

 

マタマタ亀型の怪獣―カメーバが突進する。

 

?「18連…」

 

カメーバが突進する先にいる1人の人物が右腕を構えて跳躍する。

 

?「釘パンチ!!」

 

タイミング良くカメーバの顔面にパンチを叩き込む。

 

パンチを叩き込まれたカメーバは18回分(・・・・)殴られたように吹き飛ばされた。

 

カメーバ「グワ…グワガオォォォォ……………」

 

殴られたカメーバはピクピクと痙攣していた。

 

?「ぜぇ…ぜぇ…ぜぇ…これで終わりか?」

 

アンギラス「ガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!」

 

カメーバの後からアンギラスが姿を現した。

 

?「まだ出てくるのかよ!!」

 

現れたアンギラスに青い髪で、ラフな服装、鍛え上げられたガタイのいい体をして、左目の下から耳にかけて3本の傷がある男性は言う。

 

 

 

?「ポイズンマシンガン!!」

 

黒い服を着た人物が左手の人差し指、中指、薬指の3本を合わせた指から何かの液体をマシンガンのように発射する。

 

シルドロン「ピイィィィィィシャアァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

人物の相手はシルドロンで、シルドロンは予知能力で両腕でガードした。

 

?「くっ、僕の攻撃を予知しているのか…」

 

シルドロンの予知能力に攻撃を防がれて言う。

 

シルドロン「ピイィィィィィシャアァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

右側のハサミで人物を殴ろうとする。

 

?「はっ!」

 

殴ろうとするシルドロンに人物は後ろへ跳んだ。

 

?「毒砲!!」

 

今度は右腕から大きな液体の塊を発射した。

 

シルドロン「ピイィィィィィシャアァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

しかしシルドロンは予知能力で左側のハサミで防いだ。

 

?「やはり防がれるか…」

 

着地してシルドロンの予知能力に苦笑いしていた。

 

 

 

?「ヘアーロック!!」

 

ゴルザ「ゴ……!?」

 

白、桃、青、緑の4色の髪をした男性の前にゴルザは動けなくなった。

 

?「これで動けねぇ…!?」

 

動けなくしたと男性は思っていたが…。

 

ゴルザ「ゴルシュオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」

 

パワーだけならばゴジラ、レッドキングに次ぐゴルザは無理矢理動こうと力を入れる。

 

?「なんつーパネェ力なんだよ、()しくねぇ!!」

 

美しくとかは置いといてゴルザのパワーに男性は驚いていた。

 

 

 

バードン「グルギュワアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

上空からバードンがボルヤニックファイアを発射しながら急降下していた。

 

?「チョーシに乗るなよ、鳥公が。メテオノイズ!!」

 

赤い短髪で、左側の口が裂けている鍛え上げられたガタイのいい体をした男性が口から振動波のようなものを繰り出した。

 

バードン「グルギュワアァァァァァァァ!?」

 

振動波のようなものを受けて吹き飛ばされるバードン。

 

?「まだまだだぜ、ボイスミサイル!!」

 

またも口から振動波のようなものを繰り出した。

 

バードン「グルギュワアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!?」

 

男性の攻撃を喰らいバードンは墜落して地面に叩き付けられた。

 

?「チョーシに乗った罰だぜ。鳥公」

 

バードンにそう言う男性。

 

?「ん?」

 

バードンを倒した男性は下から何かを感じて後ろへ跳んだ。

 

レッドキング「ピギャアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

さっきまで男性がいた場所からレッドキングが出現した。

 

?「なかなかチョーシに乗った連中ばかりだな、この島はよ!!」

 

現れたレッドキングに男性は笑いながらそう言う。

 

怪獣島はこの4人の人物たちにより戦争のような状態であった。

 

?「くそっ、早く小松たちを捜さねぇいけねぇのによ!!」

 

毒づきながら青い髪の男性はアンギラスに向かっていく。

 

 

 

怪獣島の海岸側に3人の人物が1体の怪獣に追いかけ回されていた。

 

スカルクローラー「ヴォオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」

 

頭蓋骨が剥き出しになったような白い外殻に覆われた頭部と蛇のような体、一対の腕を持った異形の爬虫類系怪獣―この多々良島には住んではいない明らかな外来種『スカルクローラー』である。

 

?「どわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

?「きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

?「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

スカルクローラーから逃げるは小柄な男性とサファリルックを着て、右手にはビデオカメラを持ち、隣には丸い鳩のようなの小さな鳥が飛んでいる女性、背中にライフルを背負い、右目の下に1本の傷がある少女であった。

 

?「な、何なんですかあの猛獣はぁ!?」

 

男性がスカルクローラーを見て言う。

 

?「知らないし!あんな猛獣見たことないし!!」

 

傷がある少女がそう言う。

 

?「もはやスクープでも何でもないわ!!」

 

?「クルッポー!!」

 

慌ててる割にはビデオカメラを持った女性はカメラを向けて撮影しながら言う。

 

スカルクローラー「ヴォオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」

 

這うのが面倒くさくなったのかスカルクローラーはジャンプして男性たちの前に着地した。

 

?「ぎょえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」

 

?「いやあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

?「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

自分たちの前に着地したスカルクローラーに悲鳴を上げた。

 

スカルクローラー「ヴォオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」

 

スカルクローラーは口を開いて3人を丸呑みにしようとする。

 

その時だ、海から蒼白い炎が飛んで来てスカルクローラーを燃やした。

 

スカルクローラー「ヴェアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!?」

 

燃やされたスカルクローラーは炎を消そうと辺りをのたうち回った。

 

?「な、何が…」

 

?「ちょっ、アレなんだし!?」

 

飛んできた蒼白い炎に燃やされたスカルクローラーに男性が驚いていると傷がある少女が海の方を指差した。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

怪獣島の主であるゴジラが姿を現したのだった。




響「次回をお楽しみに~!」

クリス「しばらく出番がないからな」

翼「暇なのだ」

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