戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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響「今日は私たちは師匠いがい出ません!」

クリス「ま、次からは出るからな」

弦十郎「では見てくれよ!」


第208話 合同捜査

弦十郎「始めまして、後藤隊長、南雲隊長」

 

後藤「こちらこそ初めまして風鳴司令」

 

南雲「宜しくお願い致します。風鳴司令」

 

陸の孤島と言ってよい場所である13号埋立地にある特車二課の棟屋の隊長室にて弦十郎は単身、後藤と特車二課第一小隊の女性隊長『南雲 忍』と挨拶していた。

 

ガウたちは後から来ることになっている。

 

本来なら自衛隊と合同になるのだが自衛隊は何やら政府直々の装備改変が行われており、出動できないのでそれまでの間、S.O.N.G.と特車二課とで解決に当たることになったのだ。

 

南雲「それで専門家としてS.O.N.G.は昨日の第二小隊と交戦した怪物は何と推測しますか?」

 

弦十郎「そうですね…正直に言って我々も正直困り果てています。あれが生物なのは確かなのですが該当する生物及び地球・宇宙怪獣とも一致していません」

 

南雲「では全く新しい怪獣と言うことですか?」

 

弦十郎「おそらく」

 

後藤「新種となると…」

 

南雲「となると?」

 

後藤「名前…どうしようか?」

 

後藤の言葉に南雲は顔に手を当てて呆れていた。

 

弦十郎(これがカミソリ後藤…八紘兄貴の言う通り、内が読めないな)

 

後藤の警視庁で呼ばれていた異名『カミソリ後藤』を思い出す。

 

 

 

『昨夜未明に水中用レイバーのメンテナンスプラントを怪獣に似た怪物が襲撃。警視庁警備部特車二課第二小隊のレイバーと格闘の末、海に逃走。その後、同海中でゴジラと遭遇戦を繰り広げ逃げ出したとのことです』

 

13号埋立地にある特車二課の棟屋の隊員控え室にて昨夜のメンテナンスプラントの事件がテレビ報道されていた。

 

泉「やっぱり話題になるなぁ」

 

篠原「ゴジラですら仕留められなかったんだからな。メディアからすればいい話題になるだろう」

 

唯一特車二課に出前をしてくれる『上海亭』の出前を食べながら言う。

 

太田「怪獣王ともあろう者が情けないものだな」

 

怪物に逃げられたゴジラに文句を言う太田。

 

進士「ですけどあの怪物、体半分失っても生きてたそうですよ」

 

太田「誰からの報告だ?」

 

山崎「ガウくんですよ。ゴジラの人間時の」

 

篠原「アイツ、喋れたのか?」

 

熊耳「違うわよ。地球の先住民である小美人たちの翻訳の結果よ」

 

泉「体半分失っても動けるってそんな生き物がいるの?」

 

篠原「現に戦った本人(ゴジラ)の証言だ。それにお前だってあの怪物の頭半分吹き飛ばしたろ!」

 

泉「あ、そうか」

 

メンテナンスプラント内の戦闘の時を思い出す泉。

 

S.O.N.G.が来る前にアルフォンスで怪物と戦った際、37mmリボルバーカノンで頭半分を吹き飛ばしたのだが逃げられていたのだ。

 

熊耳「ともかく私たちとS.O.N.G.による合同捜査になるからそのつもりでね」

 

熊耳はそう言って知らせる。

 

シゲ「来たぁ!来た来た来た、来たよぉ!!」

 

慌てて入ってきたのはつなぎを来た男性―特車二課整備班こと警視庁警備部整備第二中隊の整備班『若頭』的存在の『シバ シゲオ』通称『シゲさん』が入ってきた。

 

篠原「シゲさん、どうしたんですか?そんなに慌てて」

 

シゲ「だから来たんだよ、ゴジラが!怪獣軍団を引き連れて!!」

 

第二小隊面々(熊耳除く)『えぇ!?』

 

シゲの言葉に驚いて隣接するハンガーを通って見るとそこには怪獣軍団を率いて向かってくるゴジラの姿があった。

 

その前方にはS.O.N.G.のロゴが入ったヘリが飛行していた。

 

篠原「こいつは…とんでもないことになったぞ…」

 

異常事態に篠原はそう言うのだった。




クロ「次回をお楽しみにね」

イリヤ「今度はクロに!?」

ルビー『負けっぱなしですねー、イリヤさん』

イリヤ「つ、次こそは勝つよ!」

クロ「さぁてそれはどうかしらね~」

イリヤ「ムキーッ!!」

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