戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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響「さぁて今日もやるぞー!」

鬼灯「では響さんはいつも通りに吹き飛ばしてください」

響「はい、鬼灯さん!!」

クリス・唐瓜「「なんで地獄で働いてるんだぁ!?」」


第184話 ゴジラVSマザーレギオン

渡良瀬「何がどうなってるんだ!?」

 

ゴジラが野球の大遠投のように投げ飛ばされたのを見て渡良瀬たちは混乱していた。

 

するとバイクに乗った自衛官が来た。

 

「霞目飛行場より報告!ゴジラが霞目飛行場に出現、さらに巨大レギオンも同時に出現。霞目飛行場にて戦闘が行われています!」

 

花谷「霞目!?そんな所まで飛ばされたのか!?」

 

翼「避難用のヘリは!?」

 

マリア「無事に離陸したの!?」

 

「1機を残して離陸したもようです!」

 

渡良瀬「1機…」

 

 

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

霞目飛行場ではゴジラが放射火炎を発射する。

 

マザーレギオン「ギオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」

 

頭部の周りに5対になっている10本の爪状器官がパラボラ型に配置されている『干渉波クロー』で放射火炎を中和・無力化した。

 

ゴジラ「グルルルルル!?」

 

放射火炎が効かなかった相手はいくらでもいたが無力化してくるのにゴジラは驚く。

 

マザーレギオン「ギオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」

 

頭部の大角こと口部分が左右に開いて青く発光する光線―身体の最上部にある大きな角と分かれた角の3本の間でマイクロ波を収束して発射する『マイクロ波シェル』を繰り出した。

 

何とか回避するがマイクロ波シェルはゴジラの右肩の肉が大きく削った。

 

マザーレギオン「ギオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」

 

さらにマザーレギオンはゴジラを投げ飛ばした巨大鎌―マザーレギオンの後脚であり武器でもある『サイズレッグ』を体正面に突き出し突撃してきた。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

避けよとするゴジラだが近くに離陸していないCH-47ヘリに気付いて真っ向から受け止める。

 

サイズレッグがゴジラの右太ももと左脇腹を貫いた。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

体を貫かれながらもゴジラはマザーレギオンを押さえ込む。

 

響「ガウくん!?」

 

ヘリを守って体を貫かれたゴジラを見て響は叫ぶ。

 

響「どうして離陸しないんですか!?」

 

ヘリのコックピットに近寄って聞く。

 

機長「振動でスラストレバーが上がらないんです!」

 

未来「そんな!?」

 

離陸に必要な推進を出すのに必要なスラストレバーが上がらないと聞いて響と未来はゴジラを見る。

 

マザーレギオンのサイズレッグの片方を片手で押さえつつ口部分をもう片方の手で押さえていた。

 

マザーレギオン「ギオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

力一杯押すマザーレギオンと力一杯押さえ込もうとするゴジラ。

 

2体の巨大怪獣の力比べが続く。

 

その内、振動が収まっていく。

 

機長「よし、今だ!!」

 

振動が収まって機長がその隙にスラストレバーを上げる。

 

スラストレバーが上がりCH-47ヘリが離陸する。

 

ゴジラ「グルルルルル……ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

CH-47ヘリが離陸して飛行場から離れたのを見届けたゴジラは力を込めてマザーレギオンを突き放してサイズレッグを引き抜く。

 

ゴジラ「グルルルルル……」

 

サイズレッグを引き抜いてマザーレギオンを突き放したはいいが血が滝のように流れ出てゴジラは膝を付いた。

 

マザーレギオン「ギオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」

 

突き放されたマザーレギオンはマイクロ波シェルを発射した。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

マイクロ波シェルを喰らってゴジラの胸部に大きな傷が出来て倒れてしまった。

 

響「ガウくん!」

 

未来「ダメだよ、響!」

 

ゴジラを助けようとする響を未来が止める。

 

響「何で止めるの!?このままじゃガウくんが!」

 

未来「さっき翼さんたちから連絡があったの!もうすぐ草体が爆発するから避難しろって!」

 

響「でもそれだとガウくんが!」

 

未来「ダメだよ!」

 

向かおうとする響を未来は止める。

 

未来「ごめん、響!」

 

響「が…」

 

押し退けて向かおうとする響を未来は首筋を殴って気絶させた。

 

気絶させた響を未来は抱えるとゴジラを見た。

 

ゴジラ「グルルルルル……」

 

未来が響を気絶させるのを見ていたゴジラは頷いた。

 

未来「ごめん…ガウくん…Rei shen shou jing rei zizzl…」

 

ゴジラにそう言って未来は起動詠唱を歌いギアを纏うと響を抱えたまま飛翔した。

 

ゴジラ「グルルルルル……ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

飛翔してその場を離れた未来を見てゴジラは立ち上がってマザーレギオンに向かっていく。

 

マザーレギオン「ギオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」

 

向かって来るゴジラにマザーレギオンはマイクロ波シェルを連射して攻撃した。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

マイクロ波シェルを喰らい、体の肉が貫かれながらもゴジラは向かっていく。

 

マザーレギオン「ギオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」

 

マイクロ波シェルを喰らいながらも向かって来るゴジラの脚にマザーレギオンは前脚でもあり武器でもある『スレッジアーム』で攻撃した。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!?」

 

脚をやられてゴジラは完全に倒れてしまった。

 

マザーレギオン「ギオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」

 

倒れてしまったゴジラにマザーレギオンはマイクロ波シェルを最大出力で打ち出した。

 

打ち出されたマイクロ波シェルによってゴジラは大爆発の爆煙と炎の中に消えてしまったのだった。




アンジュ「作者を射殺したは良いけどどうしようかな。ね、ヒルダ」

ヒルダ「アタシに聞くな!って作者殺したのか!?」

マリア「何してるのよ!?」

アンジュ「主役を出さない作者が悪い」

翼「いや、主役は立花とガウだぞ…」

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