戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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カリオストロ「へぇ~、ここが前書きなんだ~」

プレラーティ「まだ出番は無いからここで稼ぐ」

こ…この…やろ~…←錬金術で縛られている

カリオストロ「それでは小説の本編を…」

プレラーティ「どうぞ」


VSメカゴジラ
第14話 啓示と逸話


マリアと翼は沖縄にて観光客などに混じり辺りを歩いていた。

 

二人はバラエティ番組の収録の為に沖縄に来ていたのだが沖縄に着くなり緒川が…。

 

緒川「収録本番は明日なので今日一日観光してきてください」

 

と言ったために折角だからとぶらついていたのだ。

 

しかし二人は有名人であるためサングラスなどを掛けたりとそれなりには変装はしていた。

 

マリア「沖縄はやっぱり暑いわね。とても日本とは思えないわ」

 

琉球王国時代にあったとされる『安豆味城跡』の広場にてマリアと翼はいた。

 

理由は伝統歌謡・仲里節を見るためだ。

 

翼「まぁ、日本より南に位置してるからな。無理はない」

 

マリア「そうね。あ、仲里節が始まるみたいよ」

 

安豆味城跡の奥から出てきた女性を見て言う。

 

鮮やかな服を着た少女―『琉球王国時代にあったアズミ王朝』の王族の末裔『国頭 那美(くにがみ なみ)』は仲里節を踊り、観客を魅了していた。

 

翼「綺麗な踊りだな」

 

マリア「そうね」

 

那美「きゃあぁー!!」

 

「「!?」」

 

突然悲鳴を上げて那美は倒れた。

 

祖父「那美!那美!?」

 

後ろにいた祖父らしき老人が那美を抱き上げる。

 

那美「お爺様、怪獣が…怪獣が…」

 

祖父「怪獣?」

 

那美「富士の噴火と共に怪獣が現れて…町を壊して人を殺していくのが見えたわ…」

 

青ざめて汗を流す那美はお爺様に言う。

 

マリア「何かしら?」

 

翼「さぁな。しかし怪獣とはいったい…」

 

那美の言葉に気なる二人だが有名人である二人はその場を離れた。

 

 

 

沖縄の建設現場で、壁画が描かれた洞穴が発見され調査のためにエルフナイン、藤尭、友里の3人が来ていた。

 

藤尭「かなり古い壁画ですね…」

 

エルフナイン「壁画の状態から言って琉球王国時代のものかと思われます」

 

壁画を見ながら二人は言う。

 

壁画は『空に黒い山』、『2つの太陽』、『よく分からない絵』、『2頭の怪獣』が描かれていた。

 

友里「二人とも、こっちに来て」

 

洞窟内にて調査をしているとあおいに呼ばれて行ってみる。

 

藤尭「これは?」

 

友里「分からないわ。でも壁画に描かれている怪獣の1体に似ている気がするの」

 

エルフナイン「恐らくアズミ王朝の守り神、『キングシーサー』かと」

 

「「キングシーサー?」」

 

エルフナイン「アズミ王朝にはちょっとした逸話があってヤマトンチュ…つまり本土の人間たちがアズミ王朝を滅ぼそうとした時、1頭の朱銅色に輝く巨大な怪獣が現れてアズミ王朝を救った…その時の怪獣がキングシーサーと言われています」

 

藤尭「とにかく壁画は写真に納めましたから戻ったら置物と並行して解読してみましょう」

 

友里「そうね」

 

エルフナイン「はい」




あー…酷い目にあったー

腰がイテェ…

未来「では皆さん、次回をお楽しみに!」

あー、効く~←マッサージ機にてほぐし中

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