戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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響「さて、今回はシン・ゴジラで超有名な場面だよー!」

クリス「しっかり見てくれよ?」

ガウ「がうがうーがうー!」(それではどうぞー!)


第115話 放射線流

日本の正式な要請を待たずにグアムから発進したのは3機の米国空軍第509爆撃航空団戦略爆撃機B-2だ。

 

赤坂「至急米国に正式な協力要請を出すように私も横田で確認する!」

 

正式な要請を待たずに爆撃機3機を発進させた米国に国家安全保障担当で内閣総理大臣補佐官『赤坂 秀樹』が言う。

 

東「私は在日米軍に関する緊急会見を開きます」

 

 

 

東『政府は在日米軍に対し日米安保条約に基づく駆除協力を正式に…』

 

東が大河内の代わりに米国に正式な要請をしたことを発表する。

 

 

 

八紘『政府は先程、日米安保条約に基づく駆除協力を正式に発表した。そしてこれが爆撃範囲だ』

 

八紘が見せた爆撃範囲は東京都の1/3の範囲だった。

 

藤尭「広範囲過ぎる!」

 

切歌「これじゃあ、一般の人も巻き込んじゃうデス!」

 

クリス「無茶苦茶だろ!!」

 

米軍の爆撃範囲の広さに驚く。

 

 

 

国平「シン・ゴジラの予想進路内に官邸も位置しています。自衛隊とS.O.N.G.、怪獣ですら歯が立たなかった奴です、米軍も駆除出来ない可能性があります!」

 

大河内に国平はそう言う。

 

大河内「まさか…ここを棄てろと言うのか!?」

 

国平「はい!市ヶ谷も有明海を危険です!直ちにここから退去し、官邸政府を立川予備施設に移管すべきです!」

 

大河内「しかし米軍の爆撃がもうすぐ都内で始まるんだぞ!私はここでその推移を見届ける義務がある!それに都民を見捨て我々だけ逃げ出すことは出来ん!」

 

矢口「しかし総理、総理にはここを捨ててでも守らなくてはならない国民と国そのものがあります。ここは退避してください!」

 

東「幸い都庁は機能しています。暫しの間、指揮は小塚都知事に任せましょう」

 

大河内「………分かった…」

 

皆に言われて大河内は退避を決める。

 

「至急、木更津からヘリを2機、用意させます」

 

矢口「長官、我々は車で移動します」

 

東「分かった。だが君たちの方が時間がかかる。渋滞で大変だろうが、後で会おう」

 

矢口「はい。這ってでも行きます」

 

 

 

東京都港区赤坂外堀通りは逃げる車で渋滞になっていた。

 

志村「ここもグリットロック状態ですね。車はもう動けません」

 

矢口「そうだな。米軍の攻撃も近い。みんなを地下に避難させよう」

 

皆を避難させようと車から降りると遠くから巨大な足音がして見ると燃える町を悠々と歩くシン・ゴジラの姿があった。

 

矢口「あれがシン・ゴジラか…」

 

シン・ゴジラを見て矢口は呟く。

 

志村「副長官!米軍の攻撃が予定より早まりそうです!!」

 

志村が慌てて言う。

 

 

 

夜空から米国空軍地中貫通型爆弾『MOPⅡ』がシン・ゴジラに向かって投下され背中を貫通し、体内で爆発し傷口から大量の血が滝のように流れた。

 

壱岐「地中貫通型爆弾MOPⅡが命中、目標損傷、出血を確認!!」

 

首相官邸屋上ヘリポートで防衛省の事務担当総理秘書官『壱岐』が状況を言う。

 

「いけるぞ!」

 

「流石米軍だ」

 

シン・ゴジラを出血させた米軍に歓喜する。

 

国平「総理…間もなくヘリが到着します」

 

大河内「あぁ…」

 

 

 

シン・ゴジラ「ゴガアァァァァァァアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!」

 

ダメージによる痛みなのかゴジラは咆哮を上げると前屈みになった瞬間、赤く輝いていた箇所が紫色に輝きだした。

 

矢口「なんの光だ?」

 

東京都港区東京地下鉄赤坂五丁目駅A2番出口にてシン・ゴジラの発光を見る。

 

 

 

藤尭「シン・ゴジラの全体が紫色に輝きだしました!」

 

エルフナイン「いったい何を…」

 

ヒオ「いけない!直ぐに逃げてください!!」

 

モニターに映っていたシン・ゴジラの姿を見てヒオが叫ぶ。

 

 

 

壱岐「現在シン・ゴジラの背後の発光器官が発光中!詳細不明!!」

 

陸上自衛隊特別輸送回転翼航空機『EC-225LP』に乗り込みながら壱岐が言う。

 

大河内「なにをする気だ!?」

 

 

 

シン・ゴジラは口から大量の黒煙を吐き出した。

 

吐き出された黒煙は炎となり地上を燃やしていきながら細くなりやがて紫色のレーザーとなった。

 

シン・ゴジラは紫色のレーザー『放射線流』を上空に向ける。

 

その真上には1機のB-2爆撃機がおり、放射線流で破壊する。

 

 

 

東京都福生市国道16号にて渋滞している車の横を悠々と走る一団―駐日米大使館公用車郡が走っていた。

 

「横田基地から緊急連絡、B-2、1番機が撃墜されたそうです!」

 

米国大使「バカな!?信じられん!!」

 

駐日米国大使専用車内でB-2爆撃機の1機がやられたのを聞き大使は驚く。

 

カヨコ「GOJIRA…まさに神の化身ね…」

 

米国大統領特使『カヨコ・アン・パタースン』が呟く。

 

 

 

『目標は正面から謎の対空火器を放出中、2、3番機は背後から回り込め。1番機の仇を頼む』

 

『了解、今から仇をとる!』

 

旋回しシン・ゴジラの背後から攻撃しようとする。

 

だがシン・ゴジラは口から出していた放射線流を止めると今度は背中から無数の放射流線を放ち、投下された新たな地中貫通型爆弾MOPⅡを破壊し、残りのB-2爆撃機を撃墜させた。

 

爆撃機3機全てを撃墜させたシン・ゴジラは再び口から放射線流を放ち大河内たちを乗せて飛び立ったEC-225LPを破壊、東京都港区浜松町、新橋、東京都中央区銀座4丁目交差点、東京都港区虎ノ門、東京都千代田区霞ヶ関、永田町の都内の主だった所を全て火の海に没しさせてしまった。

 

そして東京都千代田区東京駅にてシン・ゴジラはその動きを止めた。

 

 

 

友里「米軍爆撃機3機、撃墜されました!!」

 

藤尭「シン・ゴジラ、東京駅前で活動停止!ですが東京都港区浜松町、新橋、東京都中央区銀座4丁目交差点、東京都港区虎ノ門、東京都千代田区霞ヶ関、永田町…都内の主な都市は壊滅です!!」

 

友里「大河内総理、東官房長官ら総理臨時就任予定者全員と連絡が取れないそうです!!」

 

弦十郎「なんて奴だ…シン・ゴジラ!」

 

シン・ゴジラの前に何もかもが破壊され尽くされてしまって弦十郎は机を殴った。

 

響「たった数分の間に…」

 

翼「まさに荒ぶる神の化身…」

 

クリス「………」

 

マリア「たった1匹にこれほどなんて…」

 

装者たちもシン・ゴジラの破壊力に言葉を失いかけていた。




1号「たった一夜にして東京を火の海にするとは…」

2号「シン・ゴジラ…恐るべき敵だ」

V3「あぁ。だが彼女たちなら大丈夫だ」

ライダーマン「あぁ」

X「そうだ。どんな時でも勝利を信じれば…」

アマゾン「きせきはおきる」

ストロンガー「そうだな。みんなも信じていてくれ!」

ハヌマーン「ウギャアウギャア!」

1号「むっ!出たな、ショッカーの怪人!みんな行くぞ!」

6人『おう!!』

1号・2号「「ライダーダブルキーック!!」」

V3「V3反転キーック!!」

ライダーマン「ロープアーム!!」

X「Xキーック!!」

アマゾン「大・切・断!!」

ストロンガー「ストロンガー電キーック!!」

ハヌマーン「ぐぎゃあぁぁぁぁぁぁ…………」←爆散

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