戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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第846話 溢れ出す怨み

キラメイイエロー「自力で巨大化しやがった!?自力で」

 

自力で巨大化したエンドルフを見上げながら驚く。

 

エンドルフ「ウラアァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!」

 

右足を上げて、エンドルフは響たちを踏み潰そうとする。

 

その時、エンドルフの左側から赤い火炎が命中して吹き飛ばした。

 

ミレニアムゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

ザビューン「おっと、巨大化したんなら俺様とゴジラが相手になるぜ!」

 

巨大ゾーリ魔を全て倒したミレニアムゴジラとザビューンがエンドルフに言う。

 

エンドルフ「ゴジラぁ…ならばお前からだぁ!!」

 

ミレニアムゴジラを見て、エンドルフは叫ぶと背中から黒いオーラが溢れ出ると、溢れ出たオーラから7体の巨大怪人が出現した。

 

 

 

蛇竜「ふっ、恨みで覚醒したか」

 

本拠地にて蛇竜は戦いの行方をネジレンジャーとビークラッシャーと空中に浮かべた映像で見て言う。

 

ネジレッド「王よ、あれは一体!?」

 

エンドルフから溢れるように出たオーラと出現した7体の怪人たちに驚いて聞いてきた。

 

蛇竜「エンドルフはかつて、キョウリュウジャーに倒された暗黒種デーボスが怨みを集めるために百面神官 カオスに生み出させた幹部だ。その蓄積した恨みが爆発し、エンドルフ自身が生み出した手下どもを蘇らせたようだな」

 

エンドルフが溢れ出させたオーラが今まで蓄積された怨みであり、その恨みの力で手下たちを甦らせたと言う。

 

デスコーピオン「そんなことが…」

 

エンドルフの怨みの強さにデスコーピオンたちでも戦慄を感じていた。

 

 

 

カリュードス「ヒャッハー!!」

 

裸に腰布と言うまるで南方に住む原人の様な姿を持ち、蛸の足の様なドレッドヘアーに丸眼鏡が特徴的で、体色も黄色と黒のカラーリングをしている【デーボ・カリュウ—ドス】。

 

シノビンバ「ムン!!」

 

外見も紛う事無き忍者その物であり、肩や腰にイカの足の様なヒラヒラの装飾が付いている。【デーボ・シノビンバ】。

 

ヤナサンタ5人『イッエーイ!!』

 

サンタクロースを思わせる姿を持ち、頭部はサンタの帽子が乗っかった暖炉となっている。両肩にも蝋燭の意匠が見受けられるが、その内右肩の蝋燭にはエンドルフ産のデーボモンスターの証である恨みの顔がある【デーボ・ヤナサンタ】5兄弟だった。

 

ザビューン「なっ!?増えやがった!?」

 

復活した7体のデーボ・モンスターたちにザビューンは驚く。

 

ミレニアムゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

驚いているザビューンとは対照的に、ミレニアムゴジラは放射火炎を放とうとする。

 

シノビンバ「デーボ忍法・影封印!」

 

放射火炎を放とうとするミレニアムゴジラにシノビンバが印を結んで地面に手をつけるとトカゲの如く影が這い出て、縛り上げた。

 

ミレニアムゴジラ「!?」

 

地面からトカゲの如く這い出す影で相手を捕縛する【影封印】により、放射火炎が放てなくなった上に動きも封じられてしまい、倒れてしまう。

 

ザビューン「こんなもん、俺様が切り落として…」

 

カリュードス「させるかYO!」

 

ミレニアムゴジラを助けようとしたザビューンにカリュードスが洋弓型の専用武器【ハルク・ボーガン】から矢を放って邪魔をする。

 

ザビューン「ぐわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

ハルク・ボーガンから放たれた矢を受けて、ザビューンはダメージを負ってしまう。

 

ヤナサンタ1「行くぜ、兄弟たち!」

 

ヤナサンタ2~5『おう!』

 

クリスマスツリー型の槍【メリークリスマッシャー】から5人分の斬撃を合わせた合体斬撃を放ち追撃する。

 

ザビューン「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

ヤナサンタ5兄弟の合体斬撃を喰らい、ザビューンは吹き飛ばされて地面に叩きつけられてしまう。

 

ミレニアムゴジラ「グルルルル!!」

 

カリュードスとヤナサンタ5兄弟に痛め付けられるザビューンを助けようとミレニアムゴジラは踠くが、影封印はほどける気配がなかった。

 

エンドルフ「他人の心配している場合か!!」

 

ミレニアムゴジラ「!?」

 

影封印をほどこうとするミレニアムゴジラをエンドルフは剣型にしたローソクラッシャーで斬り付ける。

 

エンドルフ「テメエの親父には随分と世話になったからなぁ…息子のお前の首を落とせば、さぞ良い怨みを出してくれるだろうな」

 

ローソクラッシャーをミレニアムゴジラの首に当てながらエンドルフは怨み言を言う。

 

エンドルフ「死ねえ!!」

 

ローソクラッシャーを振り上げて、エンドルフはミレニアムゴジラを斬ろうとするのだった。


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