戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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第828話 強敵との激闘(後編)

マブシーナ「皆さん!」

 

ファイア「くそ、なんだよあれ!?」

 

ショベロー「あれだけの数が一気に襲い掛かっては為朝たちが持たぬぞ!」

 

ジェッタ「どうしよ~!」

 

マッハ「瀬奈お嬢様!」

 

ヘリコ「小夜さーん!」

 

歴代悪の組織の幹部たちと歴代戦闘員たちの前にピンチになる響たちとキラメイジャーを見て、隠れていたマブシーナと魔進たちが心配する。

 

ミュージック邪面「おっと!こんなところにいたか!」

 

『!?』

 

心配しているとミュージック邪面現れた。

 

ミュージック邪面「貴様さえ捕えれば、奴も少しは俺の実力を認めてくれるだろうな!」

 

マブシーナ「邪面師!」

 

近づいてくるミュージック邪面にマブシーナは後退りする。

 

ファイア「マブシーナ姫に手を出させるか!行くぜ、皆!」

 

ミュージック邪面からマブシーナを守ろうとファイアたちが向かっていく。

 

ミュージック邪面「邪魔な石ころだな!」

 

向かって来るファイアたちをミュージック邪面は音波を発射する。

 

魔進たち『うわあぁぁぁぁぁっ!!』

 

ミュージック邪面の音波を喰らって魔進たちは吹き飛ばされてしまう。

 

マブシーナ「皆さん…きゃっ!!」

 

吹き飛ばされた魔進たちを助けようとするが、ミュージック邪面が手を掴んで自身に引き寄せる。

 

ミュージック邪面「さて、一緒に来てもらうぞ!」

 

勝ち誇ったようにするミュージック邪面、その時だ。

 

?「Seilien coffin airget-lamh tron………」

 

ミュージック邪面「唄!?」

 

どこからともなく唄が聞こえて、辺りをキョロキョロしていると空の一角が光って、2つの影が降ってきた。

 

セレナ「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

リル「ガルアァァァァァァァッ!!」

 

空からアガートラームを纏ったセレナとリルがミュージック邪面の顔面に蹴りを叩き込んで吹き飛ばした。

 

ミュージック邪面「ぐおっ!?」

 

セレナとリルの蹴りを顔面に叩き込まれたミュージック邪面はエンドルフたちのところまで吹き飛ばされた。

 

セレナ「大丈夫ですか?」

 

マブシーナ「あ、貴女もシンフォギア…ですか?」

 

セレナの纏うアガートラームを見て、マブシーナは聞くとセレナは頷いた。

 

セレナ「はい、セレナ・カデンツァヴナ・イヴです。ここは私とリルくんに任せてください!」

 

短く挨拶してセレナはマブシーナに避難するように言う。

 

マブシーナ「はい!」

 

セレナに言われてマブシーナはその場を急いで離れる。

 

セレナ「皆さん、大丈夫ですか!」

 

リル「かうかう!」

 

マブシーナを見送り、セレナはリルと共に響たちとキラメイジャーの前に近づく。

 

響「セレナちゃん!それにリルくん!」

 

歴代戦闘員の数の暴力と歴代幹部たちの戦闘力の前に大ダメージを受けていた響たちは2人だけの援軍だが、戦意を取り戻していた。

 

エンドルフ「来たか、ゴジラ。やれ、ミュージック邪面」

 

ミュージック邪面「はい、先輩!ミュージック、スタート!」

 

リルを見てエンドルフが言われて素早く起き上がったミュージック邪面が言うと響たちとキラメイジャーを取り囲むようにスピーカーが地面から現れると暗い音色をしたダークな音楽が流れ始めた。

 

キラメイレッド「うわっ!?」

 

クリス「うあっ!?」

 

リル「ぐわう!?」

 

ダークな音楽を聞いて響たち、キラメイジャー、リルは耳を両手で、塞いで苦しみ始めた。

 

響「な、なに!?この曲!?」

 

キラメイイエロー「頭が割れそうだ!」

 

ダークな音楽を聞いて頭が割れそうになるくらいの激痛に襲われていた。

 

調「それに…なんだか…」

 

切歌「ち、力が抜けていくデス…」

 

キラメイピンク「わ、私たちも…力が…」

 

キラメイグリーン「なんなの…これ…」

 

激痛と同時に力が抜けていくのを感じていた。

 

エンドルフ「かなり効いているようだな」

 

キラメイブルー「なんだと…」

 

翼「どういうことだ…!?」

 

エンドルフの言葉を聞いてキラメイブルーと翼が聞く。

 

デスマルク「貴様らシンフォギアは唄で、キラメイジャーは煌めきでその力を高めるそうだな」

 

アイアンクロー「その力の根源を上回る相反する力をぶつけ、その力を弱めることができる」

 

エンドルフ「そこで、このミュージック邪面に俺様の闇のメロディーを増幅させた」

 

ドクトルG「その結果、邪面師の闇のエナジーとデーボスの闇のメロディーが合わさり、フォニックゲインと煌めきを阻害しているというわけだ。ついでにシンフォギアと共鳴できるゴッジーラにも有効であるということだ」

 

エスケイプ「逆に私たちの力は3倍、これ貴方たちは御終いってこと」

 

聞かれてデスマルク大元帥たちは答える。

 

セレナ「フォニックゲインと煌めきを阻害するなんて…」

 

キラメイシルバー「く、そんなことが…」

 

シンフォギアの力であるフォニックゲインとキラメイジャーの煌めきを阻害し、両方の戦う力だけでなく、シンフォギアと共鳴で力を増すリルですらその力を奪われてしまうほどの威力を誇るダークな音楽に膝をついてしまう。

 

ドクトルG「止めだ、シンフォーギア、キラメェーイジャ、ゴッジーラ!!」

 

ドクトルGが言うて歴代幹部たちを先頭に戦闘院たちが続くのだった。


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