戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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第827話 強敵との激闘(中編)

響「どりゃあぁぁぁぁぁぁッ!!」

 

ゾーリ魔「ヌルヌル~…」

 

響のドリルナックルが複数体のゾーリ魔を吹き飛ばした。

 

キラメイイエロー「キラメイショット!」

 

ゾーリ魔「ヌルヌル~…」

 

キラメイイエローのキラメイショットがゾーリ魔を撃ち抜く。

 

響「ゾーリ魔だからベチャットより倒しやすいけど…」

 

ゾーリ魔「ヌルヌル~!」

 

キラメイイエロー「ったく、どんだけ出てくるだよ!」

 

倒した数だけのゾーリ魔が再度現れてトンファーにもなる銃のような武器【ゾーリンガン】で発砲する。

 

響「くっ!」

 

キラメイイエロー「うわっ!」

 

ゾーリンガンから放たれる光弾を散開して回避する。

 

エンドルフ「シンフォギアァァァァッ!!」

 

ゾーリンガンの放たれた光弾を回避した響に向かってエンドルフがテカガミラーから光線を発射して来た。

 

響「くっ!?」

 

エンドルフ「死ねぇっ!」

 

今度は剣である【ローソクラッシャー】で斬りかかる。

 

響「うぐっ!!」

 

両腕をクロスしてアームドギアである腕の装甲部分で受け止めるが、ローソクラッシャーの刃が装甲の半分まで斬り裂いた。

 

エンドルフ「このまま叩き斬ってやる!」

 

ローソクラッシャーに力を入れてさらに響の腕の装甲を斬り裂く。

 

キラメイイエロー「喰らえ!!」

 

響のピンチにキラメイイエローがキラメイショットで射撃する。

 

エンドルフ「チィッ!」

 

銃撃を受けたエンドルフは響の装甲からローソクラッシャーを引き抜くと素早く後ろに跳んで距離を取る。

 

キラメイイエロー「おい、大丈夫か!?」

 

キラメイショットをエンドルフに向けながら響の側までキラメイイエローは近寄って聞く。

 

響「はい、大丈夫です」

 

立ち上がりながら響は言う。

 

エンドルフ「邪魔をしやがって…お前への恨みが込み上げてくるぜ!」

 

キラメイイエローに邪魔されたことエンドルフは苛立つようにローソクラッシャーを向けながら言う。

 

キラメイイエロー「2人で協力してやるぞ!」

 

響「はい!」

 

そんなエンドルフにキラメイイエローと響は構えるのだった。

 

 

 

翼「はあぁぁぁぁぁっ!」

 

キラメイブルー「はあぁっ!」

 

マダラマン『ぐわあぁぁぁぁぁぁぁぁ……』

 

翼の剣型のアームドギアとキラメイブルーのキラメイソードの斬撃でマダラマンは両断される。

 

マダラマン『ギイィーッ!!』

 

だが倒された分だけ新たなマダラマンが現れていた。

 

翼「くっ、キリがないな…」

 

キラメイブルー「あぁ、どれだけいるんだ…」

 

新たに現れるマダラマンに翼とキラメイブルーは疲れが見えかけていた。

 

デスマルク「はははは!もうばてたのかな?」

 

高みの見物と言わんばかりにデスマルク大元帥は2人に言う。

 

キラメイブルー「高みの見物と洒落混んでいられるのも今のうちだ!」

 

翼「必ず私たちが貴様を倒す!」

 

デスマルク「やれるものならやってみるがいい!」

 

キラメイブルーと翼に言われてデスマルク大元帥が言うとマダラマンたちが一斉に襲いかかる。

 

切歌「デース!」

 

バグラー『ザザーッ……』

 

大鎌型のアームドギアでバグラーの胴を凪払い、破壊する。

 

キラメイグリーン「はあぁぁぁぁっ!!」

 

バグラー『ザザーッ……』

 

キラメイグリーンはキラメイソードを持ち、高速移動ですれ違いざまにバグラーを斬り倒す。

 

切歌「ベチャットと違って倒しやすいデスけど…」

 

バグラー『ジーグ…ジーグ…!』

 

倒された分だけ新たなバグラーが現れていた。

 

キラメイグリーン「ああもう!数多すぎ…うわっ!!」

 

キリがないバグラーにキラメイグリーンが怒っていると足元が銃撃されて慌てて後ろへ回避する。

 

エスケイプ「フフフ、なかなかの反射神経じゃない。貴女たちがいいものか、確かめさせてもらうわ!」

 

バグラーを押し退けながら、ゴクとマゴクを構えるエスケイプはそう言うと射撃しながら走り出す。

 

切歌「デデデ!?」

 

アームドギアを振るって、切歌は弾を弾くが、エスケイプの跳び蹴りを受けて吹き飛ばされてしまう。

 

キラメイグリーン「切歌ちゃん!」

 

エスケイプ「貴女の方も!!」

 

切歌を助けようとするが接近するキラメイグリーンをエスケイプは射撃する。

 

キラメイグリーン「うわっ!!」

 

エスケイプの射撃に行く手を阻まれてしまった。

 

 

 

調「やあぁぁぁぁぁっ!」

 

クライマー『ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁ………』

 

ヨーヨー型のアームドギアをクライマーに当てて倒していた。

 

キラメイピンク「キラメイショット!」

 

クライマー『ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁ………』

 

キラメイイエローほどではないが、正確な射撃でクライマーを撃ち抜く。

 

クライマー『ギギーッ!!』

 

しかし新たなクライマーが現れていた。

 

調「数が多すぎる!」

 

キラメイピンク「どれだけいるの!?」

 

どんどん現れる新たなクライマーを見て2人は叫ぶように言う。

 

アイアンクロー「使い捨ての戦闘員でも数で押せば貴様らを倒すことは出来るであろうな」

 

クライマーたちの後ろでアイアンクローが言う。

 

キラメイピンク「命を使い捨てって…」

 

調「酷すぎる!」

 

悪の組織の戦闘員とは言え命を軽んじるアイアンクローに2人は怒りを向ける。

 

アイアンクロー「勝てばいいのだ、勝てばな。そら、どんどん行くぞ!」

 

クライマー『ギギーッ!!』

 

アイアンクローの号令で、クライマーたちは一斉に襲いかかる。

 

キラメイピンク「2人だけだとキツイかもしれないけど」

 

調「やるしかない!」

 

数的不利ながらも2人は武器を構えて向かっていく。

 

 

 

キラメイシルバー「ワンダー!!」

 

デストロン戦闘員『ギー……』

 

専用武器であるシャイニーブレイカーでデストロン戦闘員を斬り倒すキラメイシルバーだが…。

 

デストロン戦闘員『ギーッ!!』

 

新たに現れたデストロン戦闘員がキラメイシルバーに襲いかかる。

 

キラメイシルバー「くそ、どんだけ出てくるんだよ!!」

 

倒しても新たに現れるデストロン戦闘員にキラメイシルバーは毒づく。

 

ドクトルG「ここまでのようだな、キラメェーイシルバー!」

 

デストロン戦闘員の物量の前に疲弊しかけるキラメイシルバーを見て、ドクトルGは言う。

 

キラメイシルバー「ふざけるな!俺様の煌めきはこんなもんじゃないぜ!」

 

ドクトルG「ならば見せてみるがいい。行け、戦闘員!!」

 

デストロン戦闘員『ギーッ!』

 

キラメイシルバーの言葉を聞いて、ドクトルGが言うとさらに新たなるデストロン戦闘員が現れて、キラメイシルバーに向かっていく。

 

キラメイシルバー「余計なことをいうもんじゃないな…」

 

さらに数が増えたデストロン戦闘員を見て、キラメイシルバーは自身の言葉に後悔を覚えながらシャイニーブレイカーを構えて言うのだった。


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