戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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第825話 復活の古の強敵たち

リルが本部でスペースから蛇竜の報告を聞いている頃、響たちはキラメイジャーの面々と共に昼食を終えていた。

 

充瑠「あのお好み焼き、すっごく美味しかったね!」

 

町を歩きながら充瑠が昼食として食べた響たち行きつけのお好み焼き屋【ふらわー】のお好み焼きを思い出して言う。

 

為朝「確かに、ってかこの大人数分を数分で、しかも同時に作り上げるあのばあさんは何者なんだ?」

 

充瑠に同意しながらおばちゃんがたった1人で11人分を同時に作り上げたことを為朝は思い出していた。

 

ファイア「マブシーナ姫や俺たちの姿を見ても驚かなかったもんな」

 

翼「あそこの店主も慣れているのだろう」

 

ショベロー「なんの慣れなんじゃ?」

 

マブシーナやファイアたちの姿に驚かなかったおばちゃんが慣れているという翼にショベローは言う。

 

マブシーナ「それにしても、充瑠さんの言う通り、あのお好み焼きというお料理は本当に美味しかったです。ね、お兄様」

 

宝路「あぁ、クリスタリアにもあんな美味いお好み焼きはないな」

 

響「気に入ってもらえてよかったです!」

 

切歌「案内した甲斐があったというものデス!」

 

マブシーナたちの反応を見て響と切歌は嬉しそうに言う。

 

クリス「並行世界から来る奴がいると大概あの店なんだがな」

 

翼「雪音、それを言ってやるな」

 

調「っというか、触れてはいけないメタな発言な気もする」

 

メタ発言をするクリスに翼と調が突っ込みを入れる。

 

瀬奈「ねえねえ、今度はどこ行くの?」

 

小夜「瀬奈ちゃん、少しはしゃぎすぎだよ」

 

はしゃぐ瀬奈に小夜は言ったその時だ、見たことある怪人が現れた。

 

ミュージック邪面「見つけたぞ、シンフォギアとキラメイジャー!!」

 

現れた怪人、ミュージック邪面が響たちと充瑠たちを指差して言う。

 

時雨「ミュージック邪面!?」

 

瀬奈「折角いい感じの和やか雰囲気だったのに!」

 

和やかな雰囲気を壊されたことを怒りながらミュージック邪面に言う。

 

ミュージック邪面「ふん、それなら良かった!今度こそ貴様らを倒してくれる!」

 

片やミュージック邪面は邪魔できたことが良かったのか、嬉しそうに言う。

 

為朝「そうはいくかよ!」

 

充瑠「みんな、行くよ!」

 

【キラメイGO!キ・ラ・メーイ!】

 

【輝け!】

 

6人『キラメイチェンジ!!』

 

音声と共に充瑠、為朝、時雨、瀬奈、小夜の5人は【キラメイチェンジャー】の側面のタイヤ部分を回転させ、宝路は【シャイニーキラメイチェンジャー】を回転させた。

 

【キラメこうぜ!】

 

【oh,シャイニング!】

 

キラメイジャーに変身し、同時に響たちは起動詠唱を唄いギアを纏うと臨戦態勢を取った。

 

キラメイイエロー「今度こそ倒してやるぜ!」

 

ミュージック邪面「ふふん♪今回は俺様1人ではない!」

 

余裕な態度を取りながらミュージック邪面は言う。

 

キラメイブルー「まさか、またヨドミヒメを…」

 

【ヨドミヒメ】とはミュージック邪面がかつて暗躍に利用した女性【古寺 良世】のことで、【邪面獣】である【ステージシェルガ】を覚醒させるため闇エナジーを集める目的があった。

 

ミュージック邪面「チッ、チッ、チッ。残念だが、今回は色々な事情でヨドミ姫はいない!代わりに強力なパイセンたちがいる!」

 

キラメイブルーに言われてミュージック邪面は言う。

 

クリス「それってどういう…うおっ!?」

 

聞こうとした矢先、クリスたちの前に斧が飛んできて、クリスたちの目の前を掠めると戻っていく。

 

響「なに!?」

 

斧が飛んできた方を見るとそれを受け止めた騎士のような姿をした人物が現れた。

 

?「貴様等がシンフォーギアとキラメェーイジャだな」

 

現れた騎士がシンフォギア、キラメイジャーを独特な呼び方をして言う。

 

キラメイイエロー「なんつー、独特な言い回し…」

 

独特な呼び方をする騎士に少し押され気味になる。

 

ドクトルG「私はデストロンの幹部、ドクトルG(ゲー)!」

 

騎士は49年前【仮面ライダーV3】と激闘を繰り広げた悪の組織【デストロン】の幹部【ドクトルG】と名乗った。

 

キラメイレッド「ドクトルG!?」

 

クリス「くそ、他の奴も蘇ってやがったのか!」

 

蛇竜が新たに甦らせたことを察して驚きながら言う。

 

ドクトルG「蘇ったのは私だけではない!出でよ、蘇りし邪悪なる者たちよ!!」

 

驚いている響たちとキラメイジャーにドクトルGが言うと、ドクトルG自身を中心に雷が落ちて、新たな5人の怪人たちが現れた。

 

エンドルフ「久しぶりだな、シンフォギアァ!」

 

全身に炎と人魂を纏ったような体と、般若のような顔を持つ幹部。 腕・足・頭には蝋燭のような意匠が凝らされている怪人、9年前【獣電戦隊 キョウリュウジャー】の敵組織【デーボス軍】幹部【恨みの戦騎 エンドルフ】。

 

エスケイプ「こっちがゴクで、こっちがマゴク。そして私はエスケイプ、とってもいいものよ」

 

戦闘用のボディスーツを着用している女性、10年前【特命戦隊 ゴーバスターズ】の敵組織【ヴァグラス】女幹部【エスケイプ】。

 

サンダール「宇宙忍群 ジャカンジャ暗黒七本槍七之槍、サンダール」

 

鮫を模した鎧を纏う怪人、20年前【忍風戦隊 ハリケンジャー】の敵組織【宇宙忍群 ジャカンジャ】幹部暗黒七本槍の1人【サンダール】。

 

デスマルク大元帥「我が名はデスマルク大元帥!」

 

エジプトのファラオのような姿をした男性、40年前【大戦隊 ゴーグルファイブ】の敵組織【暗黒科学 デスダーク】最高幹部【デスマルク大元帥】。

 

アイアンクロー「鉄の爪・アイアンクロー!」

 

石川五右衛門のような巨大な頭髪、スパンコールのようなギラギラ輝くローブ、蓄えた漆黒のヒゲが特徴的で、名前の通り右手には鋼鉄の爪を装備している男性、45年前【ジャッカー電撃隊】の敵組織【犯罪組織 クライム】首領【鉄の爪・アイアンクロー】の5人はそれぞれ名乗るのだった。


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