未来「響、お誕生日おめでとう!」
未来の合図とともに宇宙大怪獣帝国軍旗艦【ガルバスター級超弩級宇宙戦艦1番艦 ガルバスター】の主砲500mm五連装陽電子ビーム砲が天に向かって発砲。
数秒後にはド派手な花火が空に描かれた。
響「ありがとうなんだけど、なんでガルバスターがここにあるの、未来」
未来「スペースくんに借りてきちゃった、テヘッ!」
響「よ、よく貸してくれたね」
帝国軍の総旗艦であるガルバスターをそう簡単にスペースが貸してくれるとは思えないと考えた響は聞く。
未来「うん、少しぐだぐた言ってたからなのはちゃんに教えてもらったお話術で交渉して貸してもらったんだ」
響「へ、へえー、そうなんだ…」
響(スペースくん、こころ折れてないかな…)
理由を聞いて、響はスペースを本気で心配していた。
なのは式お話術で涙を流さなかった者はいないからだ。
未来「それより響、今日は響の誕生日だよ。沢山美味しいものを作ったから沢山食べて!」
響「うん、ありがとう。未来!」
未来(響を祝うことは誰にも邪魔はさせない。例え神だろうと悪魔だろうと…邪魔をするのなら私は悪魔を殺して、神を超える)
響「どうしたの、未来?」
未来「ううん。なんでもないよ」
平穏で、ほのぼのとした時間が二人の間で流れていた。
9/13は響の誕生日。
そしてそれは響と未来の中で平穏で、ほのぼのとした時間が得られる日でもあったのだ。
まあ、若干一名を除いて…。
その頃、宇宙のとある酒場では…。
スペース「あのシンフォギアの娘は何なのですか…今まであんな生物を見たことが無い…いや、そもそも生物と区切っていいのでしょうか…」
宇宙焼酎【神殺】を飲みながらスペースは今日あったことをリルに話していた。
いきなり首都惑星であるバランに未来が乗り込んできてた。
理由が響の誕生日を祝うからガルバスターを貸せというのだった。
最初は断ったが、瞬間に未来はだならぬ殺気な上にこれまでにない笑顔で詰め寄ってきた。
その笑顔を見て、殺気を感じたスペースの細胞単位まで恐怖が走り、ガルバスターを貸すことを了承してしまった。
それをスペース自身が信じられなず、いまだに残る恐怖を感じながらリルに愚痴っていた。
リル「あー、まあこの時期の未来は神を超えて、悪魔も殺せるからねぇ」
スペース「そんなどこぞの魔神皇帝並みのスペックならいつも発揮しているんですか…」
なんとなく未来がやらかしたことを察したリルは言うとスペースは恐怖を通り越して発狂しそうになっていた。
リル「限定解除みたいなもんだよ。気にしたら負けさ。ほら、飲んで飲んで、今日は何もかも忘れた方が良いよ」
スペース「はい…」
お酒を注いでもらいリルに言われるがまま忘れようと飲むスペースだった。