戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

11 / 1219
ちょーっと番外編です。

ではどうぞ!

本当に早いな投稿するの…


第3.5話 がう~!

響が自衛隊に保護されてヘリが飛び去り、誰もいなくなった泉に少年は顔を出して確認していた。

 

?「がう~…」

 

響がいなくなって寂しくなったのか悲しい顔をして水中に潜った。

 

水中を泳ぎながら少年は響の中で懐かしいのを感じていた。

 

いつぐらい前にか出会った少女のことを少年は思い出していた。

 

どういうわけかここに迷い混んだ少女…名前は忘れてしまったが羽のような形をした赤い髪をした少女の姿は忘れはしなかった。

 

水中にある住みかの洞窟に入った少年は水滴を払うと奥の寝床に向かった。

 

?「がう…」

 

寝床に着くと少年は横になって体を丸めて眠りについた。

 

まだ寝床には響の匂いが残っていた。

 

 

 

?「がう?」

 

尻尾の先に何やら違和感を感じた少年は目を覚ますと尻尾で手繰り寄せると1枚の白いハンカチが落ちていた。

 

?「がう~?……」スンスン

 

ハンカチを掴むと鼻まで持っていき匂いを嗅いだ。

 

?「がう!?」

 

嗅いだ匂いが響の匂いだと分かるなり少年は驚いて立ち上がった。

 

?「がう~…」

 

ハンカチを持って少年は困ってしまい頭を抱えて屈んでしまった。

 

何度かここに人は来るがその都度自分の姿を見て逃げてしまう。

 

またはもう1つの姿を見た瞬間、腰を抜かしたり気絶したりしてしまうからだ。

 

(まぁ、前者の場合だと少年自身も人の声を驚いて逃げたり、隠れたりてしまうが…)

 

?「がう!」

 

意を決したのか少年は響にハンカチを届けると決めたのか、立ち上がって入り口の方に向かった。

 

 

 

泉の水面に顔を出すとかなりの時間眠っていたのだろうか、外はすでに日は落ちて満月の月が昇って夜空を照らしていた。

 

?「がうぅぅぅーーーーーー!!」

 

陸に上がった少年は体を揺らして水滴を払うと体に力を入れ始めた。

 

体に力を入れると少年の体が光だして変化し始めた。

 

少年の体はどんどん巨大になり、姿は人ではなくなっていった。

 

恐竜のような容姿があり、背中から尻尾にかけてステゴサウルスに似た背鰭があり、両腕と両足には4本の指がある体長100Mはある黒い二足歩行の怪物になった。

 

?「ゴガアァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

変化が終わると雄叫びを上げ、怪物は真っ直ぐに山を降りていき海に向かっていく。

 

海に着くと怪物は海に潜った。

 

海中に潜った怪物は直ぐに海底に行き着くとスレスレを泳ぎ始めた。

 

?「グルルルル……」

 

海中を泳いでいる時、何かを感じたのか方向転換して速度を上げて泳いだ。

 

怪物が方向転換して目指す先は『姫神島』であった。




はい、少年がなった怪物と怪物が向かっていった『姫神島』のことが分かるかたがいたら幸いです!

ではまた次回にてお会いしましょう!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。